7.《ネタバレ》 大変面白い。スピード感のあるサスペンスアクション。ほぼ一日内の出来事で構成されているのが、臨場感を生んでいて良いです。 ストーリー、脚本の面白さもさることながら、脇役も含めて登場人物の設定が非常に良い。『マッケイブ・・・狂気ときまぐれな優しさを併せ持つカリスマ的犯罪者。』 『フランク・・・本当の親バカ。いや、バカ親。』『息子・・・病気でもう長くはないけど、元気に走り回る。』 『ホーキンス医師、警部、ネイクなど・・・第三者的視点だけど、なんだかんだ言ってフランクを応援する善意の第三者。』 特に脇役のみなさんが、名も無き人たちまで含めて、きっちりストーリーに絡んできてくれるのが嬉しいです。それぞれが、映画の中で必要な役割を担い、きっちり仕事をしているのが、作品の質を全体的に底上げしていると思います。 マッケイブは理想的なダークヒーローですね。不必要な殺しはしないのですが、必要であれば躊躇しない。警察関係者だけはきっちり殺そうとする。そのはっきりしたアンチ・ヒーロー像は、はっきり言ってかっちょいいっすね。ラストのオチもこれ以上ないくらい最高です。 不満点を挙げるとすれば、2点。まず一つ目は、カメラ割りのためか、アクションのスピードが速すぎるためかわかりませんが、一瞬何が起こったのかわかりにくいシーンがいくつかあります。 二つ目は、フランクの行為。病院内での息子優先の行為はまだ許せる範囲でした。ですがラストのカーチェイスはさすがにアウト。死人が出てもおかしくないです。息子のために他人の命を軽視する。ドラマ仕立てのアクション映画ではよくあることですが、興醒めしちゃいます。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-04-15 14:13:35) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 結構面白かったのだが、人が傷つきすぎる代償のバランス感覚がよく分からなくなってきてしまって最後まで楽しむ事ができなかった。
二人の主人公の対決自体は面白く、悪役のキートンが時折見せる悪性と軽妙なタッチの対比が物語を引き立てる。一方ガルシアの方は脚本から削られたとおぼしき父性が物語からも緊迫感を削いでしまっていると感じた。おそらくそこまでやるリソースが無いランクの映画だったとも言え、その辺は割り切ってみるのだが、被害の大きさから納得することができなかった。
最後シーン。あからさまに、拘束もしないでそんなに近づいたら危ないだろ。って言う緊張感がたまらない。全編こんなだったら良いのに。でもそしたら全然違う規模の話になっちゃうんだろうな、きっと。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2012-03-11 00:05:13) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 マイケル・キートンの悪役ぶりに拍手、まさにはまり役といったところだとおもいます。ま~IQうんぬんというよりも危機回避能力に長けていると言った所でしょう。 最後は「そうこなくちゃ!」と思わせる展開だが、そこで終わりかよ!ま~後は好き勝手に逃げてくれって感じでした。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-30 23:27:39) (良:1票) |
4.白血病の骨髄ドナーが凶悪犯だったら…という設定が良い。刑事なのに逃亡する凶悪犯を守らなければならない構図が面白かった。マイケル・キートンも凶悪犯ぶりがハマっていた。でもそのわりには刑事の言うことを信じたり、子供に後ろから殴られたり、なかなか人間味のある凶悪犯だった。はたして2人の間にある種の友情は芽生えたのだろうか? 【ピンク】さん 7点(2004-01-14 20:08:57) (良:1票) |
3.マイケルキートンがブルースウィルスとがぶってしまうが、キートンの知的さがブルースウィルスよりこの映画にははまっていま。キートンの逃げ出すテクニックは見事。 【かまるひ】さん 6点(2003-11-11 16:10:02) (良:1票) |
2.息子を助けられるのは凶悪犯の脊髄移植しかない。最後はお涙頂戴か?そんな事はありません。最後の最後まで諦めないキートンの悪役ぶりがなんたって最高です。期待していなかったので尚更良かったのかもしれないけど最近観た映画の中では一番の拾い物だ。 【支配人】さん 8点(2002-05-12 13:27:55) (良:1票) |
1.ダイ・ハード以来続く閉鎖空間型アクション映画の一本。登場する二人の目的がただ一つっていう所が物語をタイトにしている。一人は「息子を助ける」、一人は「逃げる」こと以外眼中にない。良くできた脚本だと思いますよ。でもテレビ放映同時ビデオ発売って戦略はいかがなもんなんでしょうねぇ? ということで6点献上。 【sayzin】さん [地上波(吹替)] 6点(2001-08-08 18:25:43) (良:1票) |