6.あまりにも有名なテーマ曲「Walking in the Air」。ボーイソプラノで歌い上げられるあのあまりにも美しい旋律。子供の頃耳にして以来、ずっと忘れられない名曲。この映画の意図するものを汲み取れるのは、ある程度年を重ねて幼年時代から遠のいてしまった人間だけではないかと思う。この映画、2度観ることをお勧めしたい。子供の時に1度、その時は気楽に、そして大人になってからもう1度、その時はタイムカプセルを開くように。 【ひのと】さん 8点(2004-06-20 20:41:44) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 泣いた。泣いた。不覚にもわたくし、この歳、もう30過ぎてるのに、今頃になって恥ずかしながら初めて見た。ここでの皆さんの評価の高さが気になってどうしても観たくて観たくて、近所のレンタル屋さん、片っ端から探したけどどこにもない。我慢出来ずにDVD購入!こんな凄いアニメとは知らなかった。30分にも満たない時間の中で少年の無邪気さとスノーマンの無邪気さ、そして、自分は少年とは別の生きもの、雪であるが為に、最後は消えてしまう運命という哀しさ、少年とスノーマンが楽しそうに遊ぶ場面はどれもが観ていて楽しい。スノーマンが果物を顔に当てる場面のあの時のスノーマンの顔の面白さ、スノーマン自身も思い切り楽しんでるのがよく解る。だからこそラスト、マフラーだけとなってしまう場面は泣けてくる。特典映像の中でデヴッド・ボウイが語っている子供の頃にゆきだるまを作った話、スノーマンがくれたマフラー、彼は本当にいたんです。そう!この台詞に夢なんかではない。いや、実際は夢でも、それが宝物であるように例え、夢であっても信じることの素晴らしさ、いつまでも子供心を忘れないという素晴らしさ、人間、年齢と共に夢なんて信じない。そう思ったり、段々と疑い深くなってしまうものです。でも、この作品を観ると夢って良いなあ!純粋な子供の気持ちに帰れる映画として、良いものを見せてもらった気がする。こういう作品こそ全ての子供達に見せてあげたい。 【青観】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2010-12-29 22:05:44) (良:1票) |
4.「ゆきだるま」の絵本を始めて書店で立ち読みしたとき、不覚にも泣いてしまった。・・・という話を何年も経ってから母親にしたら「へぇ~、あんた意外に繊細なんやなー、信じられへんわ」と怪訝な顔をして言われたことが、この『スノーマン』の絵を見るとイヤでも思い出して不快な気持ちになるのであった。ゆきだるまに泥をかけられた感じだった。あの人にとっては、単にあったかくなって溶けたゆきだるま、でしかなかったわけだ。その絵本がそのまま動画になっている。歌も物悲しくボーイソプラノが沁みる。あー、あんなこと、母親に言うんじゃなかった。言わなければ、この作品ももっと素直に鑑賞できただろうに。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-04 14:47:08) (笑:1票) |
3.このアニメが好きで、PS版のゲームを買ってしまったくらいです; 空を飛んでる場面でなぜか涙が出ます…。トトロやピーターパンと空飛んでるのとでは訳が違うんです。なにより歌が絵とマッチしていて素晴らしい。ずっと大切にしたい、動く絵本です。 【ウィマ】さん 10点(2004-12-26 17:24:21) (良:1票) |
2.これもレビューとしてあったのか!これもサウンド・オブ・ミュージックのレビュー同様、私の小さい頃の思い出の映画だから凄く嬉しい。懐かしい。レイモンド・ブリッグスの絵本はどれもユーモアがあって暖かくて大好き。もし将来子供が出来たらまず読ましてあげたい絵本作家の1人かも。スノーマンの好きな所はあの切ない音楽と、サイレントなのにちゃんと伝わってくる、あの色彩の豊かさと暖かさ、キャラクターの優しさと心あったまるファンタジー。まるで子供の頃の夢に出てきそうな話。でもただの夢物語で終わるのではなくてラストにはちゃんと現実がある。そこが好き。ちょっと切ないけど良い映画。 |
1.《ネタバレ》 英国人・レイモンド・ブリッグス絵本原作をアニメ化。少年が大雪から作った雪だるまの“スノーマン”。夜中に動き出したスノーマンと少年の“一夜限りの遊び”がなんとも切ない。加えて、まるで動く絵本を観ているような錯角に陥る程、素晴らしいアニメーション映像だ。少年とスノーマンの描写に流れる切ない主題歌曲が特に深く印象に残る。レイモンド・ブリッグスの描く優しい色調なり、彼の世界観を崩さず忠実にアニメ化した貢献度…、そして子供は勿論の事大人の目線に立った良質なアニメ映画と言える。そういう意味では大人に観て欲しい作品です。 【_】さん 8点(2003-12-24 16:58:29) (良:1票) |