5.これ好きなんですよ。風格があるでしょ。芳醇なブランデーみたいな作品。決定的証拠がどうとかいうよりも、コロンボが世界的な高い知能の持ち主である犯人にどう自白させるかに力点がかかっていて、そこにすごいサスペンスが醸しだされる。わざと、見当はずれの推理をして犯人のプライドを刺激して犯人自ら自白させようとするあたりの盛り上がりはさすがです。そして、ついに犯人が「違う!犯人はこうやったんだ!」と叫ぶ瞬間。お見事! 【ひろみつ】さん 8点(2004-05-29 23:09:44) (良:2票) |
4.おっ!こちらですか?コロンボファンが大勢集まるという部屋は・・・(笑)お邪魔します!そして皆様よろしくお願いします。 さてさて、この作品も名作ですねぇ。コロンボが犯人に敬意を抱いて、勉強する(クイズを解く)という行為でもって犯人と対等な関係に持ち込むというのは、「別れのワイン」におけるコロンボと犯人の関係に通じるものがありますね。 また、天才だけあってその仕掛けたトリックも凄いですねぇ。辞書を落とした音があんなにでかいのかはちょっと疑問だったけど、銃声の音のトリックは素晴らしい!これは最後まで観客にも伏せてくれているので、謎解きを楽しめます。そうそう、自殺説を唱えていた人の推理は面白かったなぁ、伸縮自在のゴムを使って銃を飛ばしたというね。いくらなんでも無理ありすぎでしょう。あの人も天才だったっけ?とても世界の2%とは思えない(笑)
<注:ここからネタバレ> さて、なんと言ってもこの作品の魅力は、犯人対コロンボの対決が存分に味わえるということでしょう。全てのトリックを見破ったが、決め手のないコロンボはいちかばちかの賭けに出たんですねぇ。犯人が忌み嫌っているクラブの仲間を持ち出すことによって、そんな奴には解けるはずがない!と逆上させたんですね。「君にそんなたわごとを信じさせた奴は救いようのない馬鹿だ!」という叫びは、見事犯人がコロンボの術中に落ちたということを表しているでしょう。そして犯人に自ら犯行を再現させるよう導くなんざぁ、お見事!としか言いようがない。 それからもうひとつ、謎解きの前にコロンボと犯人が部屋で語り合うシーンは、この作品屈指の名場面と言えるでしょう。大勢の秀才達を見てきたというコロンボが、いかにして刑事になったのかという自らの生い立ちを語り、犯人は天才だったが故に孤独な子供時代だったと打ち明けるのである。この場面には2人の性格、人生そのものが集約されており、だからこそ、その後の2人の対決が、これまでにない緊張と激しさを持ち合わせた素晴らしいものとなり得たのだろう。 【きのすけ】さん 8点(2004-06-01 09:36:00) (良:1票) |
3.私もコロンボクラブの仲間に入れて下さい。最後の犯人との1対1の謎解きと会話が、じっくりと時間をかけており、しかも二人の人生観にも及んで、見ごたえがありました。天才と自負する犯人の同じ天才仲間への対抗心が、人間らしさを感じました。世の中には、頭のいい人がいるんですね。 【パセリセージ】さん 8点(2004-03-21 21:45:16) (良:1票) |
2.皆様私もお仲間に入れてくださいね、よろしくお願いします。犯人は実に頭のよい方でしたが、コロンボはかなり知能指数が高いのだという事がこれで証明されましたね。知能の高い人は当然プライドも高いはず、案の定犯人は墓穴を掘ってしまいました。だけどいきなり現場に皆で駆けつけた時からいかにも怪し過ぎですよね。それから、ジェイミー・リー・カーティス、いましたいました、ウェイトレスで。【RTNEE USA】さん、教えてくださってありがとうございました。 【fujico】さん 7点(2004-03-18 10:28:35) (良:1票) |
1.この作品、妹と観ていてラストについて意見が分かれました。妹は「犯人のプライドを突いた見事な追い込みや」といい、私は「知能指数高いヤツがこんなんで尻尾出すかいな」と・・・。後年観直した時、妹の方が正しいと思うようになりました。すまん、お兄ちゃんが間違っていたよ(笑)。 【shakunin】さん 7点(2003-12-18 21:28:05) (笑:1票) |