6.(こんな意見は私だけかも…)恥ずかしいことですが、私にはこのヒロインに対しては、嫉妬と反感だらけです。確かにやり遂げた事は素晴らしいが、もうそのほかはダメ。子どもを他の人に預けてなら、仕事に没頭できるわさ、日本中そうやって頑張ってる母さん無数にいるわい! とか、 あんな酷い(TV吹き替えはそうだった)こと言った事務所の太った女性に謝りなさい!。とか、今思ってます。 きっと私が、太った働く母さんだからでしょう、ホント性格悪いよねえ。 実話ということで、かろうじて、まー良く頑張ったなー、と思うのがやっとでございます。ご本人は綺麗で素敵な感じの方でしたね、これは本心からです。 【かーすけ】さん 7点(2003-12-08 01:30:13) (良:2票)(笑:1票) |
5.《ネタバレ》 エリン・ブロコビッチという一人の女性の物語としても面白いし、大企業相手の公害訴訟のストーリーとしても面白いです。 本作の主人公エリンは、その言動、性格から、共感したり感銘を受けたりは、見る人によって差が出るかもしれません。ですが、応援したくなるという点においては、多くの人がそう思うのではないでしょうか。 にしても、この作品、大変面白い作品ではあったのですが、本音を言うと、『法廷もの』=『裁判』という固定観念が邪魔をして、『調停』⇒『和解金』⇒『めでたしめでたし』、っていうのは、どうにも釈然としないものがありました。 子宮や乳房を摘出したり、幼い子供が癌に苦しんだり、これだけ多くの人の健康と命を蝕み人生をふみにじっておきながら、お金だけ払ってめでたしめでたしっていうのはねえ。 大企業側が追い詰められて、住人達が心の底から喜ぶような、そんなカタルシスを味わうシーンをもっと観たかった気がします。 それに、当然の権利とはいえ、3億3000万$の40%であれば、そりゃあ法律事務所は潤うんでしょうけど、それをラストでああもあからさまに『もうかりましたよ。』って見せられれば、『結局は金目当てかいっ!』って感じがして『公害訴訟ドラマならではの感動』が薄れちゃうんですけど・・・。 個人的には、企業側の弁護士3人を相手にして、エリンが完膚なきまでに3人を叩きのめすシーンが今作最高のクライマックスです。『どうぞお水をお飲みください。あなたたちのために特別に用意した、ヒンクリーの井戸水です。』は、最高でしたね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-16 02:33:25) (良:2票) |
4.悪いけど、これに関しては、これだけに限っては、絶対!自分が正しい!神に誓って間違っていない。99パーセント、間違いない!もし違っていたら、天地がひっくり返る!こんなことも解らん人間ってホント信じられない!あほか!低脳か!などなどなど、、、、、わたしはしょっちゅうこんな事を思っています。そんで、何度も”え!!自分が間違っていた!”ってなことになります。この映画はそのことを思い返させます。実際、近くにこの主人公のようなヒトがいたら、わたしは認めないでしょう。相手にしないでしょう。バカにするでしょう。そんな、自分の器量の狭さというか、それこそ、”バカ不器用さ”をこの映画は思い変えさせてくれます。他人の視線を気にせず(自分が楽しく!)出来る限りじぶんに正直に、一生懸命に事にあたることが必要だということを愚直に気付かせてくれます。 【男ザンパノ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-22 23:29:05) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 ミスコンで入賞したときは自分を特別な人間だと思っていたのに、今はシングルマザーで職にも就けず電話代も払えない惨めな生活。 そこから這い上がるバイタリティとしたたかさがすごい。母は強しだ。 隣のバイク野郎が意外とすごくいい奴で、育児に家事にとエリンを一生懸命サポートしていたのが最終的に実ってのハッピーエンド。 訴訟天国のアメリカとアメリカンドリームを象徴する側面もあり、いろんな点でいかにもハリウッド映画らしい作品。
大企業の悪事、隠蔽が暴かれていくのは溜飲が下がる。 エリンのような毒気のある人間だからこそ役に立った感もあるので、毒をもって毒を制すといったところか。 敵に回すと限りなくうっとうしいけど、味方になれば頼もしことこの上ない存在だ。 子宮の値段を聞いたり井戸の水を差し出したりして、責任逃れしようとする相手をぐうの音も出ない程やりこめるのも痛快。 この役にジュリア・ロバーツが見事にハマっている。 ただ、義憤に駆られてというよりも、エリンも弁護士もまずは自分たちの利益という打算が先に見える。 それでも被害者の無念を聞くうちに、少しでも力になりたいという思いが強くなり献身的になっていったのは事実だろう。 少し冷めて見てしまうのは、賠償金や慰謝料をめぐって訴訟が乱発するアメリカ社会に対する抵抗感があるせいだろうか、よくできていておもしろいと思うが感動までには至らない。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-04 01:20:46) (良:1票) |
2.不健全な子作り計画、傍若無人というエリンのキャラに肩入れ出来るかどうか難しいところですが、社会の底辺にいた人間のサクセスストーリーとして見るより、悪事を暴き弱きものを助けたとして見ると十分拍手を送れます。ただ実話ものとしては事件を一通り説明しただけで、深いものがあまりないのが残念。頻繁に出てきたジュリアの谷間は男性としては嬉しい限りだが、社会派作品としては邪魔な存在でしかない。彼女が何者でもないという事を示したいのなら、谷間ではなく、慣れない事を必死に勉強するシーンの一つや二つ増やした方が効果があったし、その方がより感情移入出来ただろう。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-20 19:04:43) (良:1票) |
1.一人の母として、そして一人の社会人として特別な人間になりたいと願う主人公を中心に描いている。 母親としては子ども達をほったらかしにして最低と思う人がいるかもしれない。 しかし、クロムの被害を受け苦しんでいるのは本人とその子ども達であった。 子どもをすぐにプールから引き上げる母親、そして子どもを学校に行かせたいけど病気が重すぎて行かせる事ができないと悩む母親の姿に直面したことで一人の母親としてエリンの怒りを感じる。 自分の子どもだけでなく全ての子ども達が安心して暮らせることを願う母親としての感情が彼女を突き動かしたのではないか。 だから母親としても全然ダメだとは思わない。 そしてたとえ服装を注意されても、自分自身や自分の信念を貫く姿勢も熱い。 ジュリアの演技うんぬんよりもエリンの女の生き方に皆、引き込まれたようにも見えるが、なかなかはまっていたジュリアの演技も一応評価しましょう。 そしてなんと言ってもエッカートとの関係も良かった。 エッカートの子ども達への愛や、バイクへの想い、そしてエリンを支えたいと願う感情に揺れながら悩みながら支え続け。その感謝の気持ちを忘れないエリン。 赤ちゃんが最初に話したことをエリンに伝えた二人のやり取りはじんわりと来る。 さらにエリンを支えたのは、エッカートだけではなくマスリーの存在も大きい。 エリンの情熱に負けたマスリーだが彼は父親のように支え続けたと思う。 そしてエリンを一人の有能な社会人として認めたクルマやボーナスの件はやっぱり良いね。 その他にもアメリカの訴訟の勉強にもなり、なかなか興味が持てる部分も多い。 【六本木ソルジャー】さん 7点(2005-01-03 03:01:33) (良:1票) |