4.デジタル処理された映像素材とCGアート、そしてヨーヨー・マのチェロを主体としたオーケストラで構成された映像叙事詩。こう書けば何か凄そうな感じもしますが、要は、NHKスペシャルのタイトル・バックで良く使われてきた様な映像コラージュと音楽が、1時間半(!)も延々と続いていくだけ。10分足らずの似た様なデジタル・アート作品と比べても、何処がどう違うのかも良く解りません。私の印象としては、「アメリカから見たアメリカ」「アメリカから見た世界」という視野の狭さを感じた。これが「月から見た地球」レベルの視点に変われば、もう少し評価も違ってくるでしょう、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-03 00:09:19) |
3.映像は確かに凄い。生命とテクノロジー、戦争と未来、デジタル化された社会とあるのがテーマであるため全てにおいて哲学的。異空間な雰囲気を味合わせてもらったが、自分にとっては小難しく、眠くなる映画であったことは間違いない。 |
2.何を隠そうこの映画、劇場で開始早々からオチまくり!DVDを借りて再見もオチまくり!いや~私にはこの映画は難しすぎて何のことやら・・・眠れない日ならばヨーヨーマが心地よく、眠れることは確かだ。戦争や暴力が氾濫し、すべてがグローバルにデジタル情報化された社会というのはリアルな感情を味わう事に欠け、今生きているこの世界までもがマトリックスのごとき01の世界のように思えるってことくらいでしょうか。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-11-20 16:27:09) |
1.カッツィシリーズ3部作の最後の作品。前2作と大きく違うところは、今作は新しくデジタル・テクノロジーを駆使して作られた能動的映像であるということ。この作品には一貫して「テクノロジー」というテーマがあり、その表現としてこの新しい技術が存分に使われている。イメージのモチーフがあって、そのイメージに沿って様々な映像がエフェクトで一体化されて一貫性を持つ。そのイメージのモチーフが複数つながって、さらに大きなモチーフになる。台詞がない分、その構成は実に音楽的である。フィリップ・グラスの音楽と合致して、このシリーズ独特の世界観を作り出している。ミクロコスモスとマクロコスモスを行き来する、人類の総体的視点。唯一無二の視覚的体験に7点。 【あろえりーな】さん 7点(2004-08-29 22:59:27) |