5.とてもB級映画とは思えない重厚さ、「エイリアン」並みのセットにはびっくりした。 序盤の設定が中々良くて、それが中盤までサスペンスとしての緊張感を持続させてくれる。 後半はどういう展開になるのか思わず期待したのだが、ちょっと苦手な方向性に。 このパターンだと、何でも有りになっちゃうんだよね。 結局その後はスリラー色がどんどん強くなり、ラスト近くはただもう気色が悪いだけだった。 アイデア自体は決して悪くはないんだが、もう少しどうにかならなかったかなぁ。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-07-29 16:40:54) (良:1票) |
4.製作側が意図しているほど高尚な作品に仕上がっているわけではありませんが、かといってB級と切って捨てられない魅力も放っており、ポール・W・S・アンダーソン監督作品においては、現時点における最高傑作だと思います。宇宙に行って気が狂うという物語は現在からするとありふれた題材ですが、本作の公開当時、エイリアンではなく精神世界を敵とするというアイデアは斬新であると評価されていました(本作の最初の脚本では、エイリアンが登場するはずだった)。また、それを表現するビジュアルは非常に秀逸で、船内の日用品がプカプカと浮く無重力の表現や、宗教的イメージと科学的合理性を両立したイベント・ホライゾン号のデザイン、死を連想させる炎の表現等はかなり目を引きます。生身で宇宙空間に放り出された人体の描写や、超高速での航行からクルーを保護するための水槽の存在等は、文系の私にはどれほどリアルなものかの判断はつかないものの、ともかく「リアルっぽい」雰囲気を出すことには成功しています。SF映画において「リアルっぽい」と感じさせることは重要であり、これに成功している時点で、本作は一定の完成度に達していると言えるでしょう。「ミッション・トゥ・マーズ」「レッド・プラネット」「サンシャイン2057」等、後に製作される宇宙映画には本作との類似点が多く指摘できる点でも、本作がSF映画史に残した功績は大きいものと評価できます。また、SFホラーであるにも関わらず地味な演技派を配置したキャスティングも当時としては異例でしたが、彼らの演技力がムダになっていない点も評価できます。製作当時若干31歳であり、代表作が「モータル・コンバット」だったアンダーソン監督が、よくぞ大人の俳優陣を使いこなしたものだと感心します。。。と、部分評価はできるものの(明確な欠点を指摘することの方が難しいほど)、全体としてそれほど面白い映画になっているわけでもないのが本作の問題点。物語は終始単調で、「いざクライマックス!」という煽りに欠けるために、不完全燃焼な印象を受けます。SFホラーなのですから、もっと爆発的な盛り上げが必要でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-08-03 20:34:19) (良:1票) |
3.エイリアンをB級コピーした映画でした。但し、怪物もヒロインもいません。 【SAT】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-06 15:02:50) (良:1票) |
2.おもしろかったです。サム・ニールのイっちゃった顔がメチャ怖くて良い! 現実では考えられないけど、宇宙だからそういうことも可能かも?ということで。 ちなみに、ワープの解説で紙と紙をくっつけるシーン、あれ、昔のドラえもん映画の「宇宙開拓史」でおんなじシーンが出てきますね。のび太も「なんだそういうことか。クーカンとかヤカンとかとんちんかんな事ばっかり言って!」と単純に理解出来てました。生き残るには純粋な心が必要なんでしょう。 【akoako】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-19 10:59:17) (良:1票) |
1.えーと、昔TVで見た「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」というD級SFホラー映画がありまして。宇宙船に悪魔が取り付いて云々てなストーリーなんですが・・・内容が同じじゃボケェ。SF風で始まってホラーになり、最後は救われないエンディング。ラテン語だとか地獄がどうとか。もうそっくり。たいへん楽しめました。しかし、ワームホールの説明が、ドラえもんがのび太に教えたのと同じレベルなのはなんだかなあ。 【紅茶】さん 2点(2002-03-11 02:13:56) (笑:1票) |