《改行表示》 4.《ネタバレ》 この作品、実は今年(2004年)の初め、公開初日に観ました(監督・キャストの方々の舞台挨拶も初体験)。んじゃあ何で今までレビューを書かなかったかというと、(ひょっとして約一名?ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが)実は鑑賞前にビールを飲んでしまったために物語の後半部分では尿意との戦いで精一杯で、とても鑑賞どころではなかったのでした、ゴメンナサイ。ということでDVDで改めて鑑賞。・・・正直、とっつきにくい作品かもしれません。時間軸がバラバラというのもあるし、登場人物の寿司夫(弟)があまりにもダメ人間、というかちょっと「いっちゃってる」奴に思えてしまうし。でもきっと、この作品は「そういう風に観る」作品ではないんだろーなーと思いつつ故・ブルース・リーの「Don't think.Feel!」の精神で鑑賞(でも「何も考えないで観る」って意外と難しい。ついつい雑念とか入り込んできちゃうから)。最初はどこか、重苦しいような感じがしてたのですが、途中三浦友和と佐藤允がシュールな感じで出てきて何とも言えない「間」を作り出してるところ辺りがツボに入りました。で、最後に安寿子(姉)が雪の中、弟に寄り添うところで見せた笑顔が何だか暖かな感じで、ちょっと切なかったです。何だか幼い頃見た、目が覚めた時何故か泣きたくなっちゃったような夢をそのまま映画にしたような、不思議な印象でした。 【ぐるぐる】さん 6点(2004-12-12 18:41:57) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 私もいわゆる「近親モノ」が苦手なんですが、山本直樹エッセンスが入っているなら…と、少し期待しながら鑑賞。そんなヨコシマな私の思惑とは裏腹に、ネチッこさを排除した味付けや、大袈裟でもなく達観した嫌味もない世界観が面白い。時間軸を操作しながら訥々淡々と進んでいく物語、登場人物のバランス、薬味のように香る音楽が、好印象。山本直樹的な楽しみ方(笑)には裏切られたようで、チョッと(というか、個人的にはかなり)残念無念。とりあえず「華子」の未遂シーンは、超残念。姉よ!出かけててくれよ!と、本気で残念。のんきな姉め! 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-18 00:19:56) (笑:1票) |
2.近親相姦モノと聞くと、どことなく重い雰囲気を漂わせるものだと思っていたが、この作品はそうではなかった。はじめは三浦友和演じる変に軽い課長の存在がそう感じさせるのかと思っていたのですが、見終えた後は姉を演じた梶原阿貴の演技によるものが大きかったのではないかと感じています。テーマのせいかだろうか、ほとんどの役の気持ちを理解する事が出来ず、そのセリフや行動に首を傾げてしまうところもありましたが、大森南朋演じる一男の存在がわたしをこの作品の中に引き込んでくれる役どころになってくれました。特に初めてあった弟にどう接すればいいかモジモジしている所は個人的にかなり親近感の持てるシーンです。しかしこの作品で一番気になったところは、話が前後する?現実?妄想?その狭間がわからなくなる所です。頭の弱いわたしは最終的に何が本当なのかわからなくなってしまいました。まあ、そのおかげで、もう一度見たいと思ってしまうのですが。正直、ちょっとエロチックなシーンも期待していたのですが、見れたのが弟の裸だけってのは寂しかったなァ。 【カズゥー柔術】さん 6点(2005-01-12 12:52:55) (笑:1票) |
1.近親相姦ものは……苦手です。主人公の女性が、雪の中、水色のコートを着て佇むシーンはきれいで、かわいかったですけれどね。ちょっと袖の長めのダッフルコートというのに、なぜかなつかしさというものを感じました。時間軸がごっちゃになっているので、あれれ?この人ってどこで何をしていたんだっけ?とか考え出すとキリがないかも。理解するのに苦労しました。職場のシーンのじれったさが、ちょっと苦しかったので、もうちょっとなんか事件が起こってくれるとか、動きがあるとかして欲しかったですね。 【元みかん】さん 5点(2004-04-24 23:05:25) (良:1票) |