4.自虐趣味の女性が秘書として勤め始めた事務所で加虐趣味の弁護士と出会い、自虐を被虐と愛情へと昇華させて幸せを掴むという純愛ストーリー。女性が虐められる事でどんどん美しくなり強くなり、また、自らの性的嗜好を積極的に受け入れていくのに対し、男の方は自らの性的嗜好が後ろめたいのか、ここでも今一つ煮え切らない(怒り=加虐欲求=性的欲求が頂点に達した時のジェームズ・スペイダーの演技が爆笑もの)。見方によっては、男の方が女によって解放される物語とも取れます。美人秘書が卑猥な調教をされてしまうのではないかという勝手な期待は少し裏切られましたが、好きです、こーゆー話。で、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2003-12-29 21:58:21) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 見る前にはSのボス(弁護士)とMの秘書の倒錯的恋愛サスペンスという思い込みがあったのですが、多少長く感じたもののそれがいい方向に裏切られた作品。こういうシチュエーションの映画なので、それなりのシーンはありますけどね。主演の2人(ジェームズ・スペイダーとマギー・ギレンホール)は演技も見た目もこの独特の世界観に見事にはまっています。結構笑っちゃうシーンもあるし(狙ってのものかどうかは定かではありませんけど…)倒錯的ではありますが、最後は2人に純愛を感じたりもする。一風変わったテイストのロマンスでした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-29 21:35:44) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 一言で評すと“変態カップルさんいらっしゃい!”となりますが、変態調教される秘書のマギー・ギレンホールが想像以上に艶めかしい演技なのでけっこう観られます。 変態弁護士ジェームズ・スペーダーが調教しているうちにだんだん秘書に愛情(?) を抑制できなくなってゆく姿がリアルです。あの“お尻ペンペン”シーンは、その手の趣味の人にはたまらんでしょうね。 弁護士事務所の中でストーリーが展開するわけですが、事務所の内装が非日常的な空間を作り出しているところはすごく気に入りました。ビデオショップではソフトポルノの棚に並べられていますが、けっこうドラマとしては丁寧に撮ってますよ。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-16 21:12:32) (良:1票) |
《改行表示》 1.邦題「秘書」とは、如何にも勘違いした“オジサン”達が飛び付きそうなタイトル。 本作は、「自己啓発」と異形ながらも「愛」を描いたサクセス・ストーリー(?)欠陥を抱えた不器用な男女が惹かれ合い、補い合って、幸せを育むまでの。 派手なカメラワークは無いが、落ちついた低い目線からの描写は構図的に美しい。 概ね「プリティーウーマン」然としたプロットではあるが、対象が世間的に白い眼で見られている嗜好の持ち主達。この作品、スペイダーでなければ、ここまで観られる作品にならなかったかも知れない。几帳面で神経質そうな雰囲気はピッタリだった。 絶賛されている?M・ギレンホール演じるリー、彼女の心理が理解しがたい...私がグレイの立場だったら、あんな女性言い寄られた瞬間、逃亡を計画するかも知れない…それ程、生理的にイカン。ある意味、この作品はオカルトだ! 【MAZE】さん 6点(2004-06-14 00:28:37) (良:1票) |