14.いつからだったか知らないけど、俺は「人生において一番大事なのは愛だ」と思うようになった。その俺の信念は、最近になってますます確信に変わっている。「愛」という言葉を真剣に受け止めようとする人は少ないように思える。その言葉が持つ意味内容が余りにストレート過ぎるからなのか、愛という言葉に対して一種の気恥ずかしさを覚えてしまう人が多いのであろう。また、愛という言葉は現代社会の中では存在し得ないような幻想的なイメージがあるのか、愛という言葉に対して斜に構えて接する人が多いのも原因なのではないだろうか。でも、愛なんて別にそんな大層な概念じゃないと思う。周りの人間に対してほんの少しの優しさを持つだけでそれはもう愛なんだから。そして与えた愛は絶対に自分に返って来る。そうして自分に与えられた愛は自分をより優しくし、再び周囲に愛を与えることになる。そんな循環を何度も繰り返して、人生が豊かになっていく。これを素直に受け止められず、ただのキレイごとだと感じてしまう人がいるかも知れない。そんなあなたは、ほんの少しだけでいいから誰かに優しくしてみてほしい。いいもんだよ。きっと俺が言った言葉の意味がわかると思う。「ラブ・アクチュアリー」は全編を通して愛を語り続ける。その優しさは心地よく、愛の大切さをこれまで以上に深く身に染み込ませてくれる。俺はこの愛に満ち溢れた映画が大好きだ。 【コバ香具師】さん 9点(2005-03-04 15:00:03) (良:4票) |
13.やられた!お姉さんやられたよ!あーっほんとに愛情一杯の映画でした。おなか一杯!どの話も一番を決められないほどでした。どのキャラもガンバレって素直な気持ちになれました。ビール片手にチキン片手に(いちおクリスマス映画つーことでw)一人で見ていた私がこれほど素直になれるとわナンテいい作品だ!ラブ最高!ビデオの作品終了後に「ブリジットジョーンズの日記」の紹介が入っていたのは、神様からの応援メッセージなんでしょうか。そんなのいらねーからヒューみたいな彼氏くれよマイガッ! 【マミゴスチン】さん 9点(2004-08-02 01:48:11) (良:1票)(笑:2票) |
12.どんな世界の人々も、愛はみんな同じなんだなあと改めて感じました。 DVDで、カットされた部分とかも見直すと監督の意図する事がもっと はっきりとわかります。暖かいストーリーの中にも、ぴりっとスパイスのような部分がいいですよね。アメリカへの皮肉とか(笑)また、全てのエピソードがハッピーエンドじゃ無い部分も余韻を残す意味でよかったかもしれません。観客が、その後の事をあれこれ考える部分を残すって感じでしょうか。僕たちが感想を述べる時って、自分の経験や自分の恋愛論を基準に考えがちです。しかし、このようないろんなオムニバス的なエピソードの前では、十人十色の感情や受け止め方があるというように客観的に観るのが正解だと思いました。そうすれば妙なつっこみ無しで素直に作品と向き合えるんじゃないでしょうか。つっこみの激しい意見を見てるとそう思いました。 全体を包む音楽もすごく自然でした。BYE BYE BABY」や「JUMP」なんかはすごく懐かしいです。観終わって、この映画って、10代、20代、30代、40代、50代・・どの世代になって観てもその都度共感できるんだろうなあと感じました。たとえば今10代の人は、20代や30代になった時にまた見直してみたらいいと思います。愛って一生僕たちと寄り添っていくんでしょうね。 【SHU】さん 9点(2004-07-18 11:29:13) (良:2票) |
11.鑑賞前は「登場人物がこれだけ多かったら、消化不良になるのが当たり前やん」と思って、何ら期待していませんでした。もともとイギリス映画は好きではないし。・・しかし今こうして、高評価を下している自分にびっくりです。何が良かったかって、鑑賞している自分も幸せになれるんですよ。キャラクターも各々個性があって。二時間半の時間も短く感じられました。最後の空港のシーンは本当に素晴らしい!!この映画から「愛」を貰いました。ありがとう! 【たまごくん】さん 9点(2004-07-04 03:52:28) (良:2票) |
10.様々な「愛」が溢れた心温まる素晴らしい映画。普通の恋愛だけでなく、言語を越えた愛やあり得ないシチュエーションの愛、友情や、兄弟愛、親子愛など様々な形の愛が描かれているのが特筆すべき点だろう。 どの愛にも美しかったり、切なかったり、応援したくなるようなものがあったりと、この短時間でよくもここまで良い内容にまとめ上げたなという気がする。この映画のどれかに共感できない人はほとんどいないのではないか。 その中でも、個人的には少年の片思いのストーリーと親友の彼女を見守り続ける男のストーリーには泣けた。 好きな女の子のために必死になれる少年の姿には心打たれたし、それに報いてくれる少女の姿も良かった。 また、親友の彼女のエピソードでは、好きな女性だからこそ素っ気無い態度を取り続けて、それがばれた時にでも、どうすればよいのか分からずにとりあえずカッコつける態度がどの国でも同じなんだなと思う。あの「愛」の伝え方もクールだな。悩みに悩んで相手を困らせないように相手のことを一番に考えた方法だろう。「enough」という言葉に重みと後悔のない潔さを感じる。 本当は10点を付けようか悩んだけど自分の心のどこかでそれをストップさせた。なぜなのか考えてみると、この映画は「なぜ二人は恋に落ちたのか」「なぜ相手を好きになったのか」を描いていないからではないか。ほとんどのエピソードでは既に相手のことが好きであり、「どうやって愛を伝えたか」「どうやって恋(友情)を成就(確認)させたか」「いかにして愛を成就させなかったか」という恋の起承転結のうちの「結」に特化して描かれていた気がする。だからこそ、これほど多くのストーリーを詰めこむことができたのだが、それが小さなマイナス材料にもなっている気がする。特に、首相の恋には何らかの引きがねと障害が欲しかった気がする。ヒューグラントは面白い役柄を演じていたが、あの二人の恋には何も感じるものがなかったのが残念である。身分ゆえの障害、見た目ゆえの障害というのももっと押し出すべきではなかったか。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-06-25 14:40:30) (良:2票) |
9.そんなに目新しいことをやっているわけではないのに、なぜかとても新鮮な映画を見た気になった。恋愛モノらしく、女が思わせぶりに待ってて男が行動する、という基本は変わってないのにイヤミが無い。その原因の一つには、失礼ながら美人と呼べる女性がキーラ・ナイトレイしかいないところでしょう。そして一人で苦悩したり浮かれたりする場面や、面と向かったらぎこちなくなってしまう、誰もが持つ不器用な一面を自然に描いてる。共感の勝利だと思う。あと、ローワン・アトキンソンはおいしいとこ一人で持っていきすぎで、ずるいなと。 【ラーション】さん 9点(2004-02-17 19:41:16) (良:2票) |
8.ワイルダーの「昼下りの情事」を連想させるオープニングから ラストまで、洗練された台詞と魅力的なキャラクターのオンパレード。才能を集結させれば、21世紀でもこんな洒落たラブコメディが出来上がるって見本のような作品。まだついこの前だと思ってた「タイタニック」も既に古典化してるんだね。少年は最後でも例のケイトのポーズ取ってるし。 とにかくシナリオが抜群の出来。これを観たら老若男女誰でも 「恋がしたいX10」くらいは夜空に向かって叫びたくなる。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-02-04 19:27:48) (良:2票) |
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7.この映画いい!はっきり言って恋愛映画って苦手な分野だし、どうせベタなラブストーリーなんだろ?と思って、なめてかかってました。ところが見始めるとどんどんこの映画の世界にはまっていき、何故か途中から涙が止まりませんでした。おいおいどうしたんだ俺。こんな恋愛映画じゃ涙も見せない硬派で渋い奴じゃなかったのかい?涙なんかダサいぞ、、、っと思い、涙をこらえたものの、最後は「愛って素晴しい!」と心の中で絶叫して、あまりの幸福感に思いっきり泣いていました。こういう単純な映画も楽しめるようでなきゃ映画を見る資格なんて無いですね。そんなことまで思えてしまうほど素晴しい作品でした。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-08 19:20:40) (良:1票) |
6.ハッピーな映画。海老ネタには笑いました。言葉の通じない二人と、代役の二人のストーリーが素敵でした。ヒューグラントの恋してしまう、太目の女性がとってもキュート。紙芝居の彼もぐっと来る。すべてがいとおしくて、ハッピーなのに涙が出る不思議な映画でした。 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-13 16:40:53) (良:1票) |
5.久々に見た後に最高の気分になれる映画に出会えました。19人も登場人物がいる割にはごちゃごちゃした印象は受けず、音楽で各エピソードをつなぎ合わせ、ラストで冒頭の空港に持っていく演出が秀逸でした。さすがに、ジョンとジュディのエピソードは印象が薄く、コリンの話は無理がありすぎる(てっきり犯罪かと思ったほど)などの問題点もありますが、雰囲気的に浮いたエピソードはなく、どれも話としてリアリティがありました(どれかのエピソードに当てはまる人も多いのでは?)。リーアム・ニーソンとエマ・トンプソンの演技も良いですが、久々に情けない役をやっていたアラン・リックマンも印象的です(「ブリジット・ジョーンズ~」のカーティス監督だからか、ヒュー・グラントとコリン・ファースが出ている)。でもそれ以上にこの映画はラストの爽快さに尽きます。ジェイミーやデヴィッドのエピソードなどの舞台設定が秀逸で微笑ましく、ヒースロー空港の人々の出会いで画面を占めるラストシーンで最後まで余韻に浸れました。本当は10点をつけたいところですが、不要なエピソードも考え9点です。 【マイカルシネマ】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-12-28 02:52:59) (良:1票) |
4.暑い!暑い!暑いよ~!何でこんなに毎日、暑いわけ?ここまでくると、体、とけるんじゃないの?俺はアイスか?(笑)こりゃホンマに困った、困ったわ!よぉ~~~し、こうなったら少しでも涼しくなるために冬の映画を見ちゃおう!ホラーは嫌だし、ラヴストーリーがいいな。何々?『冬ソナタ』がイイぞって!?バカタレ、それ映画じゃねえよ!たくもう・・・ (以降は著者のプライバシーにより略します) え・・・今回、我輩が紹介する映画は『ラブ・アクチュアリー』です。これはとにかく『史上最高のラヴストーリー映画』って断言しちゃってもいいんじゃないかな?っていうくらい完成度が高い素晴らしい映画です。複数の話を2時間15分という枠にまとめた所にも好感がもてるし、キャストが文句つけれないほど良いです。ラヴコメの帝王(?)ヒュー・グラントは何しても魅力的ですし、キーラ・ナイトレーが綺麗!キーラさん、鎧系の古典アクション路線なんか辞めて、こういうラヴストーリー路線で行って欲しいです。男のファン、増えるかもよ(笑)俺はファンなり(笑)何々?『キングアーサー』はどうなるって?見てないので知らんがな!(笑)よってノーコメントです。ご了承くださいませ。そしてビーン(・・・ん?豆??)ことローワン・アトキンソンの存在感。味があってイイねぇ~!!ただ登場シーンが少ないうえに、地味なのが残念。ここまでくると、地味(ジミ)・ヘンだね!いっそのこと俺、♪パープルへイズやる?あははは・・・ウソウソ(苦笑)ジミヘンファンの方、怒らないでね(笑)おっとっと・・・・点数を忘れてた、9点献上です。合格!山田君、ピルさんに座布団3枚あげてください(?) 。 【ピルグリム】さん 9点(2004-07-30 18:51:27) (良:1票) |
3.本作は、いっぱい色んな形の愛があるということがテーマ。この作品で重要な部分は、恋愛以外の愛だと思った。いっぱい辛いこともあるけど、恋愛は素晴らしい。しかし、なかなか気付かないのがその他の愛というもの。いつも自分のことを考えてくれてる両親。バカなこと言い合って、たまに夢とか語っちゃったりする友人たち。真剣になって自分たちのことを考えてくれた過去の恩師たち。全部みんな愛。息子のために奔走する父ちゃん。たとえ実の子でなくても、それをカバーするのは愛。愛されたいと思ってる人、先ずは愛することから始めようではないか!!(しかしまぁ、なんだ、書いてて自分がキモくなってきた・・・。) 【こばやん】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-07-13 06:42:19) (笑:1票) |
2.物凄く良かったですよ。 アンサンブル形式に複数の恋の物語を繋げてひとつの物語にしているのですけど、 これが判りにくくて、最初に見ると戸惑うかもしれないですね。 この手の映画は最近ではあまり見られなくなっているので それにどれだけ慣れているかと言う事が実は勝負になってくるのですが、 あんまり肩肘張らずに気楽に見たほうが良いでしょう。 オープニングとエンディングで語られるメッセージと空港での人々の再会の挨拶が実はこの映画の基本であって、それを物語として”こういう愛の形もあるよ”と見せたのが映画の中身なんでしょう。 それと、ぜひ注目して欲しいのが音楽、冒頭の落ちぶれたロック歌手の歌から始まって ビートルズにつながり、ラストはマライア。全編ラブソングというこの構成には参りました。 クリスマス前からクリスマスまでの物語なので、残念ながら日本での公開が遅れた事が悔やまれます。 「フォー・ウェディング」「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」という ハリウッド映画と違った独特な雰囲気の映画を作る、ワーキング・タイトルらしい映画ともいえます。 残念ながらこの映画はPG-12指定なんですよね。 映画の撮影シーンとしてセックス描写があるためだと思うのですが、 お子さんがいる方も出来れば一緒にご覧頂きたいです。 あたしって英国映画に水が合うみたい。(笑) 【奥州亭三景】さん 9点(2004-05-03 18:16:15) (良:1票) |
1.近頃これほど見たあと楽しくて気持ち良くなれる映画はなかった。アメリカへの皮肉をさりげなくきかせ、イギリス賛歌をユーモアで見せる。多くの登場人物たちが混乱することなくそれぞれの愛の物語を紡ぐ。どの話もそれぞれとてもいいのだが、老いたロック歌手の存在は面白い。彼の歌が全ての人間模様をやさしく包む。小学生が憧れる女の子の歌もいい。個々の話は書ききれないが、イギリス俳優を中心に皆いいので見ごたえがある。アハハと笑いながら楽しい気持ちになれる、これは映画を見る一番の幸せ♪ 【キリコ】さん 9点(2004-02-14 15:16:41) (良:1票) |