5.《ネタバレ》 点数など付けられないほど偉大な映画だと思う。作品の良し悪し以前に、原作を愛し、予算と興行成績など二の次でこの3部作を創り上げた人々を賞賛したい。全編通して戦士たちの闘いと壮大なロケーションが映像の大半を占めてはいるが、最終的には小さな村の小さな人々の冒険と成長の物語として着地したところが、原作を心から愛する監督らしい演出で嬉しかった。今思えば、1も2もラストシーンはサムが未来への希望を抱かせる台詞で次の作品へと繋げていた。戦争と平和、原作者も監督もこんな胡散臭いテーマなど意識していないだろうが、この完結編が光り輝いて見えるのは、こんな時代だからこそかもしれない。3年に渡るフロドたちの冒険を一緒に歩くことができた自分はとても幸運だと思う。 【denny-jo】さん 10点(2004-02-12 16:47:32) (良:2票) |
4.10点満点つけましたが、これ1本というよりも 3部作すべて鑑賞した結果です。 続編ものはいくつもありますが、ここ数年で 早く続きが観たい!と思ったのはこのシリーズだけ。 長いのは確かですが、映画館でじっくり鑑賞するに 値する作品であると思います。 【luminox】さん 10点(2004-02-09 21:13:17) |
3.言いたいこと、つっこみたいことはたくさんたくさんあるのですが、それでもこの壮大なトリロジーを観終わった最初の感想は「ありがとう」です。3部作公開に踏み切ったNLシネマ、こんなに美しい世界を生み出してくれたスタッフ、こんなに心揺さぶられる物語を描き出してくれたキャスト、こんなに素晴らしい作品を世に送ってくれたPJ、この作品に関わったすべての人々に百万回の「ありがとう」を届けたいです。開始10分ほどで、すでに号泣モードに入っていた私は、泣いちゃダメ!泣いたら画面が見えない!と己を叱咤して最後まで見ました。残念だったのは映画館、エンドロールが終わるまで次の客は入れないでほしかった。主題歌聞きながらゆっくり余韻に浸りたかったのに。……王様ファンとしてはあれもない、これもない状態。願わくばオタク向けに、1時間とは言わず5時間、10時間、100時間、追加映像をDVDで出してくれないだろうか。3時間24分は短すぎました。 【HIDUKI】さん 10点(2004-02-08 16:57:06) |
2.《ネタバレ》 愛を感じる。この映画を作った人たちの、原作に対する深い愛情を感じる。原作を読んだ者としては、もちろん多少の違和感を感じることもあるが、それ以上にここにあるものは製作した人たちの愛だ。原作と違うところがあっても、それは器が違うだけで、中に込められている物語の真髄は変わらない。だからこそ、原作を読んだときのあの感動、あの涙がそのまま蘇ってきたのはきっとそのおかげだと思う。 それにいつも過剰で嫌になるハリウッドの特殊効果に初めて好感をもてた。原作でも熾烈を極めたミナス・ティリスの戦いの、痛みが、苦しみが、匂いが、恐怖が、そのまま肌で伝わってくるよう。映画の観客として眺めているというより、戦いに参加して体験しているようだった。ものすごいリアリティである。ゴンドールに平和がもたらされるまでに払われた犠牲の大きさをうかがわせる。 世の中にはいろんな解釈があって、この作品に対してもいろんな意見があるだろう。それは理解できる。だけど、もし「この映画では原作が台無しだ」という人がいたら、聞いてみたい。「ならあなたならどうできるのか」と。 【ペンギン皇帝】さん 10点(2004-02-08 01:40:24) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 本当に最高です。「二つの塔」ではアラゴルン中心でしたが「王の帰還」ではフロドとサム始め四人のホビットが成長していきます。一番好きなシーンはサムがフロドにシャイアの話をするシーンです。それとサムワイズの結婚式。二つの塔で「ただ物語の結末は聞きたくない。明るい結末になどありえないから。」と言っていましたが、この物語はハッピーエンドで終わります。しかも、映画史上最高の終わり方だと思いました。ただ、残念なのがサルマンのシーンがないとこと木の髭の出番の少なさ。一番泣けるのはフロドとサムが指輪を投げ捨てたところからです。すべての人に勧めたい、そんな映画でした 【ALEC】さん 10点(2004-01-27 22:23:11) (良:1票) |