5.観るなら絶対映画館だと思います!やっぱり凄い迫力だよ。私的には三部作では一番良かったと思います。やっぱり主役のサムはいいよね、主人に理解されなくても一途についていくし、何より強いし、、、ってサムが主人公じゃないの?えぇ~!?映像美、音楽ともに10点、ストーリーは2とかぶっている噂もあるがよくまとまっているので6点、間とって8点というところで。(ちなみにサムに100点!)それにしてもこのシリーズで一番泣けるところはクリストファー・リーの扱いだと思う。。。 【猿トビ茶漬け】さん 8点(2004-04-01 02:28:15) (笑:2票) |
4.三部作全体を通して描かれる最大のテーマは、月並みながら「友情」や「信頼」ということだろう。それはフロドとサム、ピピンとメリーのホビット族同士の友情であり、人間とエルフやドワーフの種族を超えた友情である。それらの「友情」や「信頼」がどのような危機にさらされ、そしてその危機をいかに乗り越えていくかが描かれる三部作であり、その一方で、ローハンとゴンドールの対立に代表されるように、人間同士ではなかなか「友情」や「信頼」が結べないことが露わになる10時間でもある。そんな欠点だらけの人間たちが、対立しながらも協力し、自分達の能力を発揮していくことで、中つ国は「神話」の世界を脱し、人間たちが主役の時代、「歴史」へと移り変わっていく。不死のエルフたちが中つ国を離れていくのは、「神話」から「歴史」への変化の象徴と言える。そしてその大きな変革の時に、戦争を通じて、人間の世界に「王権」というものが生まれる・・・。21世紀初頭の映画史に輝くこの三部作は、そんな人間の「歴史」の始まりを見せる映画であった。それは、現代人の「神話」である『指輪物語』を映像化したいというピーター・ジャクソンの想いが強烈だからこそ可能だったのであり、単に豊富な資金を投入し、最先端のCG技術を導入すればできるというものではない。その「想い」の有無こそが、この歴史的な三部作と、『ラストなんとか』のようなハリウッド製企画モノ超大作との、最も大きな分かれ目なのだ。 【眠い悪魔】さん 8点(2004-03-17 01:26:47) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 隣で観てた彼女がくしゃみをした瞬間にサウロンの塔が崩壊した。何だかそのタイミングがあまりにも良すぎて、まるでそのくしゃみの衝撃で塔がぶっ飛んだように思えてきて雰囲気ぶち壊しだった。本日、周りで観てた方々すいません…。でも、いい映画でした。 【Minato】さん 8点(2004-03-07 22:50:26) (笑:1票) |
2.《ネタバレ》 反則技のかまし合いって感じで、痛快でした(^^ 先ず、でっかいオーク共が棍棒で兵士達を蹴散らす(反則) 竜も飛んできやがる(反則) 次に、死ぬほどでかい上に牙の先にやらしいトゲトゲつけた像が、騎兵隊を蹴散らす(反則) 今度は逆襲。アラゴルンが死者の大軍を連れてくる。王の剣以外では傷ひとつ負わない無敵モードの軍隊で、オーク軍を皆殺し(反則) なんて盛り上がる戦・・・!今後の映画『トロイ』とか可哀想だ!すこし冗長で興奮も冷めたので、8点!ファラミア、エオウィンとお幸せに!(格好良過ぎるキャラ達の幸福は、敢えては祈りません。悪しからず!) |
1.《ネタバレ》 この映画を単独で評価することは不可能である。よって3部作を一まとめにしてここに評価するわけだが、結論から言うとこの映画はすばらしい。おそらくは映画史に永遠と光り続ける映画となるだろう。この物語がファンタジー小説の原点であり、原作が20世紀最高のファンタジー小説であるということは今さら言うまでもない。それよりも不可能といわれたこの物語を最高の形で映画化したピーター・ジャクソンの手腕は見事であり、一世一代の賭けにでたニューラインシネマの勇気に拍手を送りたい。各作品が約3時間という現代の若者の集中力を完全に無視した上映時間は原作の膨大さから言うと当然であろう。アメリカの映画館で上映中に幾度となく拍手が起こり、レゴラス(オーランド・ブルーム)が敵を倒した時は黄色い声援が沸くという光景はもはや異常であり、タイタニック以来の社会現象とも言えるだろう。もちろん個人的には不満な点がないとは言えない。戦闘シーンの迫力は最高だが前述にもあるレゴラスが敵を倒す場面はいくらファンタジー小説でもそりゃねーだろとツッコミたくなったし、指輪が谷へと落ちていくシーンはこの映画で最も重要な場面であるにもかかわらず意外にあっけなかった。しかしそれらの不満をカバーして有り余るほどのパワーを持っていることは疑いの余地もなく、リアルタイムでこの映画を体験できたことは私にとって将来貴重な財産となるだろう。他のファンタジー映画が束になっても太刀打ちできない壮大さと完成度を持ち、それはこれからも不変である。 |