5.《ネタバレ》 いや!最高!映画って手法、技法も大事なんだろうケド、 やっぱり己の魂のメッセージに従うまま作ると七癖なんか消しちゃうなーと体感! ずっと、この映画が気になってたがどこにも無く、観れなくて渇望してたけど… この度、待望の石井コレクションのDVDを購入した。いや、これだけを観たくて! 2回観ると更に良さ、メッセージが伝わってくるし、味も出る!やっぱジンさん最高だわ! いや、↓でもTMさんが書かれてましたが、音楽を担当した泉谷しげるのもいい感じッス。 前から音楽性は好きだったけど、こっち方面のセンスも最高!ってか、リスペクト。 でも手放しに褒めるのも逆に作品を貶めることになるので、俺なりに「こうして欲しかった」って箇所を。 あ、細かい事とか、金の掛かる事はタブー。 更に当時の技術じゃ難しかったりする事とかも無しで言うと… 危ないガキンチョとあの場所をもっと早めに出して、かつ、交流させて欲しかった。 例えば、ガキは街を混乱させてヤクで儲けるのが目的でジンさんらをそそのかした、とか。 あの武器のオヤジも同じ感じで街を混乱させて武器で大儲け!と、すりゃ唐突感が無いと思う。 以上の意見は後出しジャンケンって判ってるんだけどね。 気づいても後からじゃ、もう予算も時間も無くどうしょうも無いのも重々承知。 しかし冒頭で書いたように七癖あっても余りあるスピリット映画! 稚拙な部分が気にならないパワーがあるのも事実だったり。 「なら、何故そういうことを言う?」と? 俺がいつかこの映画をリメイクする決意を此処で宣言したいに他ならないから! 笑う?この俺を? …やったろうじゃないの!! 【映画の奴隷】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-11-06 11:36:10) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 バイクは人生そのもの。大衆に迎合し、誇りを失った暴走族の連中と決別した魔墓呂死特攻隊は「やりたいことをやって生きていく」ことを選択する。でも世間はそんなことを許すはずがない!背広を着ろ!家庭を持て!貯蓄しろ!社会の歯車になれ!正論は時として暴力になる。 暴走族のトップ連中は警察官になり、昔の仲間と緩く付き合いながら安定した生活を送っている。一方、特攻隊員は「スーパー右翼」として日々訓練を受け、組織に適応するものとそうでないものが現れた結果、やはり組織が勝利する。こんなことが許されてたまるか!生きたいように生きたいという願いがクライマックスを生み、最高のラストへ繋がるのじゃああああああああーーーー!!!!
バイク乗りにとって手は命。手を切り落とされるなんて去勢されるのと同じ。いわばルドビコ療法なんです。バイクは直進する乗り物で、精子のメタファーだと考えることができるということをふまえて考えると、周囲の男が男性性を喪失する中、男であり続けるために戦ったのに無理やり去勢されちゃう話なんですよ。唯一抵抗したのが仁さんなんだ。 すべてを失った仁さんが凄腕子供バイヤー(意味不明)の力添えで銃という明らかなメタファーを手に入れ、社会に反逆して勝利する。考えれば考えるほど『時計じかけのオレンジ』だなぁ。一度死に近い状態を体験し、再び男性性を獲得する。違いは後味がいいかどうかという点だけ。本作の後味はそりゃあ最高でしょ!あの笑顔に惚れない奴がいるもんか!石井監督の「若大将シリーズの加山雄三みたいに笑ってくれ」という注文に答えた山田辰夫かっけー! 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-10-14 23:02:25) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 いやあ、ロックを感じさせてくれる映画ですね。映画全体がロックのリズムで進んでいくので、本当に見ててノッてきますね。(泉谷格好いいですね。サントラ買おうかな・・・)ストーリーも危険すぎますしw(テレビ放映したら音声とかヤクでブッ飛んでるシーンとかカットされまくりでしょうね・・・・)。
とにかく山田辰夫が素晴らしい!最後に見せる笑顔が格好良すぎです。あと、小林稔侍のアヤしすぎる右翼(キャプテンウルトラよりもある意味伏せたい過去なのでは。何せ君が代を歌いながら登場してくるんですから・・・・)やヤク中のガキ(ツッパリの小太郎さん)とかもう素敵過ぎるキャラクター満載で本当に面白いです。
本当に、格好良くて面白い作品でした。(「さらば青春の光」の日本版といった感じですかね。) 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-11-04 19:53:38) (良:1票) |
2.あれは85年頃だったか、普段はポルノ映画を上映してる薄暗い小さな映画館で、モッズファンの友達に誘われ、石井監督のこの映画を見た。石井監督の特集上映だったのか、同時上映は「爆裂都市」だった。ともかく後にも先にも、この映画を観たのは一度きりだったのに、あの時の、心が何かにギュッと鷲掴みにされたような抑揚感を邦画に感じたことはない。今まで洋画ばかり観てきた自分にとってカルチャー・ショックが走った。画面から伝わる荒々しさと生々しさが、この映画には確かにあった。あれから時が経ち、宝の箱に詰められたようなあの時の気持ちを今、感じられるのか、いささか怖いようにも思う、忘れ難いあの映画館での燃えるような空気。今だ特別な1本です。 【popo】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-09-08 23:46:26) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 噂を聞いて、レンタル落ちの中古ビデオをネットで取り寄せました(5000円、最近の新品ビデオより高い!)。パワーあふれる映画です。アクセル全開で走り出すラストシーンは、涙なくして見ることはできません。<追記>↑近所のツタヤにはないですが、恵比寿のツタヤに発見しました。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-02-26 00:17:28) (良:1票) |