4.本や手紙といった文字の力、の話。一過性の救出運動があり、しかしそれはすぐに飽きられ、でも本は漂い続けて読まれるべき読者のもとに運ばれていく。そういう意味では希望の話だが、またこれは騒いでいたときに売れた本が真の読者に出会えなかったという苦みも含んでいるわけで。そして場所も歳も離れた者の間で手紙=文字が交換されていく。撒かれた希望の種としての書物。白人への憎悪が融けていくあたりは類型的だが、再審請求が何度も却下され希望を持つこと自体を恐れるようになるあたりはグッときた。D・ワシントンだと、最初っから無実に見えてしまうのが問題。いつも思うんだけど、アメリカの監獄の自由に電話できる権利って、どうして日本では許されないのか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-20 12:09:43) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 演出がうまいですねー。関心しました。序盤でルービンの話とレズラの話を交互に見せて、中盤で線と線を自然な形でつなげ、終盤の展開に持っていく。どっちにも感情移入できるし、しかも客観視まで容易にできるようにしてて、すげー。物語はノンフィクションですけど、人種差別と冤罪をごっちゃにしたらこうなるよね、って感じ。でも、獄中のルービンの姿には感情を揺さぶられまくりましたね。ずっと見ていたいと思うくらい。デンゼル・ワシントンすげー。一番すごいと思ったのは、終盤へ差し掛かる、ルービンが希望を取り戻すシーン。ガウン一枚であそこまで盛り上げるとは、すげー。すげー3つで星3つ。 【カニばさみ】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-07-18 00:16:54) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 実話モノ。ということですが、 正直、嘘でしょ?と言いたくなるぐらいの人種差別の冤罪で22年も投獄されるハリケーン。 何年か前に、日本でも冤罪で、ずーーーーーーっと刑務所に入れられてたというケースもありましたが、 でっちあげで人の人生を狂わすなんざ、下衆の極み。しかも、たいてい冤罪に持ち込む奴らの言い訳ときたら、「もう後戻りできない」だのメンツがどうのとか、 本当に小さな理由で、よくも、まぁ、それを「裁き」と呼んだもんだ。 今作のハリケーンに出てくる田舎刑事の人種差別野郎が、この後どう失脚したのか、も描いて欲しいくらいの胸糞の悪さでした。 と、珍しく平常心を崩されるくらいのストーリーでした。 多少の脚色はあるんだろうけど、それにしても理不尽な目にあわされ過ぎ(苦笑 【バニーボーイ】さん [地上波(吹替)] 7点(2013-04-29 21:20:50) (良:1票) |
1.黒人って白人より10倍しんどい人生やなぁ・・・ 【モチキチ】さん 7点(2004-04-16 13:02:58) (笑:1票) |