96.《ネタバレ》 ラッセ・ハルストレム監督は重い事情を抱えた若者や家族の日常とそれを乗り越えて成長していく様子を描くのが本当に上手い監督さんですね。彼の人間を見つめる優しい目線がとても好きです。本作も愛すべき主人公、主人公を取り巻く人々、美しい風景、舞台となる町、音楽、全てが素晴らしいと思います。重いテーマに向き合いながらもこれらの要素が穏やかに温かく絡み合い、鑑賞後は実に爽やかな余韻と感動がありました。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 03:18:38) |
95.《ネタバレ》 物語はギルバートの日常が描かれているだけで、ハラハラドキドキするような内容ではないけれど、演技がすばらしくて惹きこまれました!ジョニーデップもディカプリオもとても良いです!!ベッキー役の女優さんも魅力的♪ 家族の存在がギルバートを苦しめているように思えるが、やっぱり家族は家族なんだなぁと思いました。ギルバートとアーニーがじゃれているシーンは本当の兄弟のように見えました。気持ちの良い映画だと思います。 【Sea】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-31 18:24:10) |
94.高校の時の先生がこの映画を授業で見せてくれました。心に残っていて、改めて観てみて好きになりました。でもどうしてこの映画を見せようと思ったんでしょうか…。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-19 07:31:10) |
93.ジョニー・デップって美男子だったんですね。 まずそのことに驚き、レオナルド・ディカプリオの上手さにも驚き 映像が美しく、音楽もよく、と一粒で二度おいし・・・ではなく 幾重にも楽しめるお得感のある映画でした。 全編を通奏低音のように彩る’象徴’をロングで録るカメラワークは スヴェン・ニクヴィスト特有のものですね。 薄暮に浮かぶ一軒家がとても美しかった。 【バッハバッハバッハ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-05-04 21:00:18) |
92.《ネタバレ》 見てるうちに段々辛くなって来ました。だって今の自分の境遇に似てるんだもん。アーニーの面倒を看る事は別に嫌ではないんだろうけど、そのために自分の人生は・・・って考えるともう泥沼です。 辛いッス。 「あなたはこの町から出ないから・・・」なーんてダブルパンチです。好きで出ないわけじゃないって。 母ちゃんももうちょっとしっかりしなきゃーダメだよ。階段上ったくらいで・・・。床が抜けそうって何でダレも言わないの?過剰の思いやりは本人の為にならんぞ。 それにしてもディカプリオ、やっぱりやれば出来る子なんだよね。 【あずき】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-27 19:43:02) |
91.ギルバートがとても不運で不憫でならない。家族、とりわけ両親の愛情をあまり受けずに育ち、夢に向かうこともできずに家族の面倒を見ている。ベッキーと彼の環境が違いすぎて、ギルバートも自分の生活から抜け出したいだろうに、それでも家族を取るんだなあ。家族だもんね。ディカプリオ、本当に障害者かと思うほど。ジョニーの人間らしい役も良い。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-23 09:34:03) |
90.良い作品。ジョニーの「哀しくて切なくて優しい」目が堪能できます。ディカプリオが実はとてもよい役者だということもよく分かります。ジュリエット・ルイスのベリーショートとハスキーボイスがたまらなくかわいい。にわかジョニーファンのみなさん、こういう作品をちゃんと見てね。 |
89.夢を持つことは素晴らしい。青年は夢に向かって進むべきだともいう。だが本作の主人公は違う。きっと彼にも夢はあっただろう。何もかも捨てて夢を追う選択肢もあったはずだ。しかし彼はそれを選ばなかった。知的障害のある弟、病的肥満の母親が彼の足かせになったのだ。昨日と変わらぬ今日を生き、今日と変わらぬ明日を生きる。その繰り返しの毎日。そんなある日、旅の途中の少女と彼は出会った。自由に生きる少女。彼女に惹かれたのは必然だったのかもしれない…。彼女との出会いが、彼の心を少しづつ自由にしていく。だからといって彼の足かせが無くなる訳ではない。これからも現実と折り合いをつけて彼は生きていくのだと思う。ただラストシーンの彼の笑顔を見ていると、きっと今日と違う明日が待っている。そういう気がしました。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-20 23:46:34) (良:1票) |
88.いいっすねぇ、やっぱみんなスターになったら自惚れてしまい情熱が失われるのでしょうか。この頃はみんな良い役者でした。 |
87.地味だけれども、とっても素敵な作品です。淡々とした物語を、ここまで魅力的なものにしているのは、役者陣の力によるところも大きいのではないでしょうか。ギルバートが、色んなものを背負いながら「必死に頑張っている」のではなくて、ただ静かに受け入れているかんじなのが好きです。 【こまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-03 10:14:47) |
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86.まず、この映画のディカプリオの演技力はハンパないっ!見たほうがいい! 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-31 21:59:45) |
85.《ネタバレ》 この監督の作品はやさしさに溢れていて好きです。まさしくヒューマンドラマってかんじで。まったりした空気感がいい。ただそれだけだと退屈なんだけど、この作品はラストがすばらしい。家を燃やすシーンが非常に印象的。今までこの家族(兄妹たち)が抱えていたモヤモヤを断ち切るためには全ての思い出が詰まった家を燃やすしかなかったのだと思う。爽やかなラストで鑑賞後に心地よい余韻に浸れる秀作でした。 【スペクター】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-31 02:53:10) |
84.愛が絡まりあって、ギルバートを苦しめている。でも女性にはもててることだし(笑)きっと支えてもらって幸せになれると思う。
【杏と蛍】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-29 16:35:07) |
83.ジョニー・デップって改めて、本当に良い俳優だなあ!そう思わせてくれる作品!ジュリエット・ルイスにレオナルド・デカプリオもこの作品がベストだと思います。三人の素晴らしい演技とラッセ・ハルストレム監督らしい優しさが見える良い映画です。物語そのものは大した話ではないと思うものの、どことなく「大草原の小さな家」を思わせる雰囲気の作品で好きな映画です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-07 22:04:54) |
82.生きていくうえでの痛みを乗り越えていくためには想像以上のパワーが必要になる。夫が自殺したら体重200キロを超えるまでバカ食いするのも当然だ。その重みで家が軋むのも、そこに住む家族の生活が歪むのも当然だ。今にも床が抜けそうになり、補強して何とか持ちこたえてる。 一番印象に残ったのはあの母親が留置場の息子を取り返しに行くために7年ぶりに外出する場面。彼女が外出して、ベッドで眠るために二階に登った辺りから、家族全体が回復し始めたように思う。彼女の死が家族にとって都合が良すぎる、と感じる人もいるだろうけど、もし彼女があの後生き続けたとしても、家族の足手まといにはならないようにそれなりの努力をしたと思う。あのとき彼女はすでにそれまでの彼女とは違っていたはずだから。ほんとうに家族を解放したのは彼女の死ではなくて、彼女の生への意志だったはずだ。 この映画はギルバートの心に背負った重荷を少しずつ捨てていき、歩いていけるくらい身軽になるまでを静かに描いたものなんだろう。終盤は冒頭をなぞるようなエピソードが多いが、それだけに確実に何かが変わったこと、それもいい方向に変わったことがわかる。死ぬために生きているような生活から、生きるために生きる生活へ。映画全体に、苦悩する登場人物たちをゆったりと見守るようなやさしい時間が流れていて、鑑賞中何度も泣きそうになった。 【no one】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-05 13:20:06) (良:3票) |
81.ジュリエットがとても可愛かったのと、ディカプリオの上手さに脱帽。ジュリエットのセリフはとても心に染みました。 【ギブス】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-15 17:00:08) |
80.あの環境では家族だからといっても徐々にストレスが溜まるだろうな・・・。自由奔放に生きたくても、家族のことを考えるとそれは難しいことだし、家族に対して愛情があるからこそ、放っておくこともしたくない。主人公の鬱々とした気持ちがよく伝わってきて、胸苦しさを覚えた。現代のわたしたちの問題のひとつの介護のことなどにも当てはまるのではないだろうか。 【チャコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 17:03:11) |
79.《ネタバレ》 見終わって本当にさわやかな気分になれる映画。監督は何かしらの問題を抱える主人公が自分の居場所を見つける、というプロットの作品が多いが、それはこの映画にも当てはまる。ジュリエット・ルイスの登場から次第にギルバートが外の世界に関心を覚えていく描写がうまく、とくにケーキをアーニーに食べられてしまったときの彼の行動は、初めて行ったスーパーで買ったケーキが彼の外の世界への第一歩を象徴しているものだったからではないだろうか。他にも前半でいろんな事件が起きるが、後半の展開を見ているとそれらの「小道具」がうまく問題解決に使われていって本当に脚本に隙がない。強いて言えば、バーガー・チェーンのエピソードが不要だったぐらい。実際、不倫関係にあった女性との仲は解消され、母親もベッドで眠りに付く事ができ、ラストでアーニーとともに旅立っていった。ラストで家を燃やすシーンがあったが、ギルバートが自由になるためにはやはり邪魔だったのだろう(似たようなシーンが「シッピング・ニュース」にもある)。ラストの爽快感はこういった全てが片付いた状態によるものだろう。ハルストレム監督が毎回優れた脚本を選び出せるのはやはりすごいことだと思う。 【マイカルシネマ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-03-31 17:48:40) |
78.ジョニーデップもよかったけど何よりもみんな言ってるデカプリオの演技が素晴らしかった。これを観て彼の見る目が変わった。景色もいい。「あんな場所に言ってみたいな」と思った。ジュリエット・ルイスもよかった。 【Syuhei】さん 8点(2005-03-23 15:18:06) |
77.ジョニデは感情を抑えた役の演技がうまいですね。 【たま】さん 8点(2005-03-05 22:58:10) |