銀座化粧の投票された口コミです。

銀座化粧

[ギンザケショウ]
1951年上映時間:87分
平均点:7.50 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(1951-04-14)
ドラマラブストーリーモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2004-01-20)【--------】さん
タイトル情報更新(2012-09-23)【ESPERANZA】さん
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監督成瀬巳喜男
助監督石井輝男
キャスト田中絹代(女優)津路雪子
香川京子(女優)京子
堀雄二(男優)石川京介
花井蘭子(女優)佐山静江
柳永二郎(男優)杵屋清吉
小杉義男(男優)葛西英治郎
東野英治郎(男優)菅野平兵衛
三島雅夫(男優)藤村安三
田中春男(男優)白井権六
清川玉枝(女優)杵屋佐久
加藤欣子(女優)
小倉繁(男優)桜井忠弥
原作井上友一郎
脚本岸松雄(脚色)
音楽鈴木静一
撮影三村明
製作伊藤基彦
配給新東宝
美術河野鷹思
編集笠間秀敏
録音神谷正和
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【口コミ・感想】

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4.《ネタバレ》 友人の「心の恋人」堀雄二にピンチヒッターとして銀座を案内する田中絹代。おいおい、ヤバイよそりゃ。女は友情よか愛情よ、男をとられちゃうよ。なんて思いながら見ていたら、結局は横から出てきた香川京子にかっさらわれた。ハハハ・・。彼女の方が若くてキレイだもんね、リアルな現実だわ(黒猫40才の現実)。でも田中絹代は今まで自分が生きてきた人生に対する自信があるから、これから先も真っ直ぐ前を見て歩いて行けるんだろうなって思わせる。戦後を乗り越えて復興して行く銀座の活気と、一方でバーにやってくる物売りや流しといったまだまだ古い時代を感じさせる人々。シングルマザーとして生きてて「ちゃんと男を見定めないとダメよ」と口癖のように言いつつ「これぞという男には全身でぶつからなきゃ」と、いざとなったら可愛い女田中絹代(子供との約束もすっぽかし・笑)。そんな時代と女の凛としたエネルギッシュさにこちらの背筋も伸びる作品でした。
黒猫クロマティさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-08 14:01:07)(笑:3票)
3.《ネタバレ》 やったあ!やっと見れたよ。長い間、探しに探し求めていたこの映画のDVDをようやく見つけることが出来たので買ってきた。これは成瀬巳喜男監督の映画の中では比較的、知名度は低いのかもしれないし、地味と言えば地味ではある。例えるなら川島雄三監督の「とんかつ大将」や同じ銀座が舞台の「銀座二十四帖」のような知名度は低くても心に残る。そんなタイプの映画だと思います。例え地味であっても、しかし、やはり上手い。相変わらずこの監督の映し出す風景の素晴らしさ、銀座の街並み、昔の銀座の感じが本当に見ていて漂う素晴らしさ、時折流れる三味線の音、夜中に店にやって来る花やお土産を売りに来る子供達、この時代は今とは違って子供も大人と混じって働かなければ食べてはいけないというようなものが伝わってきて、やはりそういう描写にしてもこの監督さんは時代背景やその時の何気ない雰囲気作りというものの描き方に毎度ながら感心させられる。田中絹代のいかにも昭和的な雰囲気漂う女将さんぶり、更には何と言っても香川京子!香川京子が画面に出てくると、それだけで周りの雰囲気も和らぎ、そして、見ていても心がほっとする。あの笑顔、口元のゆるんだ時の顔付き、どれもこれもたまりません。
また他にも田中春男が他ではなかなか見られない真面目な男を演じているのも新鮮だし、三島雅夫にしても川島雄三監督の「雁の寺」のあのスケベ坊主からはとても想像の出来ない普通のどこにでもいるような親父さんを演じているのも「おかあさん」同様に新鮮さを感じる。いずれにしてもこれまた成瀬巳喜男監督らしい時代を映すことに関して上手い一本になっていると思った。
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-03 10:51:10)(良:2票)
2.本作は地味ながらも、実にいい味が出ている。
銀座を中心とした風景描写も素晴らしい。
成瀬監督は、ほんとに風景描写がうまい。

そして香川京子。
成瀬監督の『おかあさん』では溌剌とした魅力をふりまいていたが、本作でもそれに匹敵する魅力を感じた。
特に、堀雄二と目を合わせた時の、あのはにかんだ表情。
あれは、当時の香川京子にしか出せない、とてつもない魅力を含んだ表情だった。
「香川京子の周りにだけ爽やかな高原の風が吹いている」
まさしくその通りである。

本作は、一般的には特別に評価の高い作品ではない。
しかし、ここでの平均点数が示す様に、本作は地味ながらも紛れもない傑作であった。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-08 12:02:58)(良:2票)
1.《ネタバレ》 戦後の一時期大スランプ状態だった成瀬監督復活のきっかけになったと言われている作品。先に後年の同系列題材の派手目な「女が階段を上る時」を観た目には、この作品はごくシンプルな展開に思えます。ストーリーそのものより見所は当時の銀座や築地あたりの路地や家屋、町並みをロケーションとセットを巧みに組み合わせ生き生きと捉えた点に尽きますね。営業中の夜中のバーに、花売りの子供や流しの歌手が何の違和感もなしに入り込み、かつ溶け込んでいるという情景は、かつては何の変哲もなかったのかもしれないけど今見るとかなり新鮮。ヒロイン田中絹代がほのかに思慕を寄せ始めた青年が、妹分の香川京子に乗りかえるっていう結末はあまり後味が良くないですよねえ。しかも一目見た瞬間、恋に落ちちゃうなんてひどい。でも当時の香川京子が相手じゃ誰でも敵うはずないですよ。彼女の周囲約1メートルにだけ爽やかな高原の風が吹いているみたいな印象だもん。「この、泥棒猫がぁ!(パシーン!と平手)」的ドロドロ展開にまで至らなかったのは成瀬監督の品格ゆえか。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 7点(2006-04-21 15:46:55)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6225.00%
7112.50%
8450.00%
9112.50%
1000.00%

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