7.海賊映画というジャンルにそもそも懐かしさがあり、そういうナツメロ的に味わえば楽しく見られる。ロープがよく出てくる映画になるのだ。見せ場はちゃんと次々にあるんだけど、なんかキレがもひとつ感じられないのは、不必要なスローモーションがブレーキになってるんじゃないか。ペキンパーのスローモーションは「思わず息を詰めて」ってところで使われた。でもその後、アクションのごまかし、つまり本当のスピードで映したらゆっくりしてるのを隠すためにスローにしてる、って使い方になってきて、とくにこの作品でそれをしばしば感じた。馬車のシーンなどよくやってるんだが、ロングでスピード感が減じ、一番の見せどころの、下を馬車、上を駆け抜けるいうとこ、上のバタバタが若干多すぎて、きびきび感が失われていた。こういうリズムは本当に難しいものだなあと思う。島もあんまり生きなかったし、かといって船のアクションてのも新味を出しづらい。ジーナ・デイヴィスの色気のない明るさってのは貴重だった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-09-20 12:07:24) (良:1票) |
《改行表示》 6.ラストの砲撃戦を評価している人多いですね。同感です。迫力あった。 本当は宝の場所までをもっと詳しく、トラップを多くしてくれると、インディーを凌いだ作品になってそう。そこをはしょって、あくまでも海賊にこだわったのは予算の関係もあるんでしょうね。役者も知らない人ばっかりだったし。 あとできれば最後の戦いを盛り上げるためにも敵の強さを示す必要があったかも。重要な戦闘が少なかった気が。ドタバタはあったけど。 総括すると、まずまずってことですね。でも惜しい作品。リメイクしたら最高傑作の予感。 【joumonn】さん 6点(2004-09-21 06:51:48) (良:1票) |
5.中盤ダレるものの、勢いと物量を信じて作られた正当すぎる冒険活劇。「とりあえず爆破しとこう」というハーリン思想の頂点を極めた快作です。ラストの砲撃戦→乱闘→一騎打ち→大爆破のアクション数珠繋ぎは「パイレーツ・オブ・カリビアン」をはるかに凌駕しており、ブラッカイマーでもかなわないハーリンテイストここにありです。dts版DVDの音響がこれまたハンパではなく、映画会社をも破壊してみせた本作の迫力が体感できます。 【ザ・チャンバラ】さん 7点(2004-06-30 12:53:17) (笑:1票) |
4.ジーナ・デイビス以外のキャラが薄い。敵キャラの薄さは致命的。アクションと割り切っていても話に無理がある。というかうまく進みすぎ。宝捜しのミステリー度が全く無い。どれか一つでもクリアー出来ればそこそこ楽しめるものになったかも。良かったのは実物大に作った帆船くらいだろうか?←こんなの作ったら制作費も跳ねあがるって。 【R&A】さん 4点(2004-02-03 13:47:29) (良:1票) |
3.ハーリンもっと壊せ 【腸炎】さん 7点(2004-01-03 14:49:29) (笑:1票) |
2.だいたい、ちょっと興行的にコケたからって、それだけで作品そのものを否定するなんて可哀想です。この種の冒険活劇としちゃ、セットも、豪快でスピーディーな語り口も、第一級の出来映え。もし問題があるとしたら、レニー・ハーリンがあまりにストレートに往年の”海賊映画”というものを再生産したことで、イメージ的に時代錯誤感が拭えなかったことじゃないかな…。それとて、CGまみれのインチキなスペクタクルばかりの昨今のアメリカ映画の中にあって、十分賞賛に値するアナクロニズムだとぼくは思う。ジーナ・デイビスにも見放されたレニー・ハーリンだけど、まだまだ見限れないゾ! 【やましんの巻】さん 8点(2003-08-09 15:25:11) (良:1票) |
1.正真正銘のバブルムービー 【ソフィスト】さん 5点(2001-10-04 15:49:14) (笑:1票) |