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女の中にいる他人

[オンナノナカニイルタニン]
1966年上映時間:102分
平均点:7.11 / 10(Review 19人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-01-25)
ドラマサスペンスモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2004-02-03)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
キャスト小林桂樹(男優)田代勲
新珠三千代(女優)田代雅子
三橋達也(男優)杉本隆吉
草笛光子(女優)加藤弓子
若林映子(女優)杉本さゆり
長岡輝子(女優)田代栄子
稲葉義男(男優)友田警部
十朱久雄(男優)平井
藤木悠(男優)黒岩
黒沢年男(男優)バーテン
大前亘(男優)
中山豊(男優)男A
佐田豊(男優)旅館の番頭
伊藤久哉(男優)記者A
小川安三(男優)記者B
二瓶正也(男優)男B
一の宮あつ子(女優)生け花の先生
関千恵子(女優)川崎夫人
中北千枝子(女優)千代子
加東大介(男優)酒場のマスター
脚本井手俊郎
音楽林光
撮影関口芳則(撮影助手)
製作藤本真澄
金子正且
東宝
配給東宝
美術中古智
編集大井英史
録音下永尚(整音)
照明石井長四郎
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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【口コミ・感想】

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1
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4.コントラストの強い映像が光と闇を際立たせていて、その硬質な感じが内容とマッチしています。ラストの花火とのシンクロが印象的。それにしても、実際常々思っている事だけど、男ってのはどうして自分の重荷を女に押しつけて、自分だけラクになろうとするのかね?例えば浮気を告白して許してもらおうとするとかさ。秘密を持つなら墓場まで持って行く覚悟で嘘をつくべきです。女は優先順位がハッキリしているので、守りたいものの為なら自分が地獄に堕ちてもヘーキなのさ。そこんところが、もの凄く上手く表現されている映画です。どうでもいいけど、ベッドでランニングシャツ姿の小林桂樹に苦笑。ムード無さ過ぎ(笑)。
黒猫クロマティさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-01 09:00:26)(良:2票)
3.《ネタバレ》 身勝手なオトコが、妻に鉄槌を食らわされる痛快サスペンス・・・、とでも言いましょうか。美しい妻が、家族のことも顧みずに自首しようとする幼稚な夫を毒殺する場面は、不謹慎ですが、カタルシスを覚えます。おまけに、この夫役の小林桂樹が、なんともはやイケてないのです。演技がマズイのではなく、彼自身がマズイのですね。顔といい、雰囲気といい、声といい、服のセンス(これは彼のせいじゃないケド。特にランニングでベッドシーンはどーよ?と言いたい)といい、雰囲気ぶち壊し。新珠三千代の美しさが尋常でない分、小林の鈍重ぶりが際立ってしまう。・・・それが狙いだったのかも?とも思うけれど。女性から見て「食指が動くタイプ」のオトコではないのです。まあ、とにかく終始イライラ・ムカムカさせられましたが、人間のエゴを、淡々と、しかし容赦なく描いている人間ドラマとして、秀逸な映画だと思います。
すねこすりさん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-03 10:38:41)(良:1票)
2.《ネタバレ》 人を殺した人間がそのことを隠すことに我慢出来ずに告白してしまう、ということに腹が立つってのもよくよく考えたらおかしな話なんですけど、コイツの場合は罪の大きさを解かってはいるけども、告白も自首しようとすることも罪を償う気持ちからではなく、とにかく楽になりたい、ただそれだけが行動規範となっているので腹が立つ。成瀬監督の男どもはたいていが身勝手で情けない奴なんですが、この作品は設定を男にとっての極限状況にすることでもう見るも無残な情けなさを露呈させてしまう。その情けなさがあまりにあからさますぎて楽しくありません。そう思うってことは自分の中にもそんな情けない部分があって、それを見せつけられていると感じているからかもしれません。そう考えるとさらに楽しくないぞ、この作品。でも映像は、とくに室内のソレは成瀬作品の中でも随一の美しさ。映像と女だけは白黒はっきりしとります。
R&Aさん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-23 18:54:53)(良:1票)
1.《ネタバレ》  これはひとの貪欲な欲望=快楽が招くありきたりな悲劇なのだろうか? 
 いや、きっとこれは成瀬巳喜男版『ミスティック・リバー』なのだ。
 「王」とは、自分を頼る民たちのために自ら血にまみれることを辞さない者だとするなら、罪の意識から逃れられずに何処までも「王」たらんことを拒むのは、小林圭樹演じる夫。しかし、夫が王に君臨できないというならば、代わって自らが王たらんとするのは、新珠三千代演じる妻。当然のごとく行われる王交代の儀式=殺人。
 そこへ至る過程の中で、成瀬は、夫の言動によって刻々と変化する妻の表情を、非情なクローズ・アップで、だがあくまで映画的に美しく、幾度となく捉えて魅せてくれる。妻と親友を失った三好達也の無念と哀しみは、ただの一言であっさり片付けてしまうというのに。だから本作は題名が示すとおり、やはり妻=女こそが主人公なのだ。
 もともと成瀬作品には「残酷さ」(やましんさん言うところの「怖さ」?)が常にどこかしら顔を出しているのだが、本作でそれは特に際立っている。久しぶりに夫と二人きりの幸福な時間にはしゃぐ川辺での妻の姿。遊園地に行って家族皆で乗るティーカップの歓声。夜空に打ち上げられる花火とそれに魅入る子供たちとの切り返し。極めつけは、ラストのあまりにも美しすぎる海辺のストップモーション(プラス、林光の音楽!)。それはまるで、『ミスティック・リバー』の原作にあった最後のパレードのシーンでの、「このひと時が永遠に続いてくれれば」との願いに応えてみせたかのようだ。
なるせたろうさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-12-28 16:10:48)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 7.11点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
415.26%
5210.53%
6210.53%
7526.32%
8842.11%
900.00%
1015.26%

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