10.vol1に比べてバカっぽさが薄れてしまった分、ちょっと痛い映画になっちゃってますね、ただまぁ、オマージュというかパクリというか、それが前作ではツボにはまったんだけど、今回はちょっと私個人の知識不足からか?なところはありました、クンフー映画に思い入れのある人ならもっと楽しめたと思います。バトルは前作より格段にパワーアップ、ダリル・ハンナ最高!、ラストバトルも見事な出来、しかし前作の青葉屋のバカ騒ぎもキライではない、映画って難しいなぁ・・・ 【るね】さん 8点(2004-05-22 13:45:42) |
9.その過剰なまでの「趣味性」や「遊び」ばかりが語られるタランティーノだけど、彼の最も本質的な「才能」は、常に役者たちを“輝かせる”ところにあるのだと思う。彼の映画では、トラボルタやロバート・フォスター、パム・グリアーなど「あの人は今」みたいな“過去”の役者をこれまでも見事に再生させてきた。というか、それぞれのスターとしての魅力を最大限に引き出し、あるいはあらためて発見することに成功してきた。今回も、特にこの『vol 2』におけるデヴィッド・キャラダインやダリル・ハンナ(その怪演は、ハッキリ言ってユマ・サーマンすらも食った)、マイケル・マドセンといった面々を、一見コミックすれすれの設定や描写のなかにあっても、驚くほど「映画」そのものとして画面に定着させている。タランティーノは、彼なり彼女なりの持つ個性や魅力を、演じさせるキャラクターに“同化”させることにおいて天才的な演出家なのだ。だから、どんなに荒唐無稽な映像世界にあっても、人物たちは確固たる「リアリティ」(「リアル」ではなく、だ)を持ってぼくたち観客に感情移入をせまる。というか、感情をわしづかみにする。…繰り返そう、映像遊びに凝ったただのオタク監督のようで、その実この男は役者の魅力にこそ映画の“本質”を置く、その意味で最も正統的(!)な「演出家」なのである、と。その1点において、ぼくはこの映画(とタランティーノ)を支持したい。 【やましんの巻】さん 8点(2004-05-19 21:30:58) (良:1票) |
8.えーっと、ごめんなさいVol.1は未見なんです。2本でひとつの作品なのですから、2だけ見て感想を言うのは気が引けるのですけどね・・・正直、ウマが土の中から這い出してくるまでは少々退屈ではありました。これはタランティーノの好きなもののオンパレードといったらいいのかしら。「燃えよ!カンフー」からそのまま来たようなデヴィッド・キャラダインには笑ってしまいます。そのキャラダインにスーパーマンについてのウンチクを長々と語らせるのも可笑しい。こんなに有名になってもタランティーノは変わらない。この人はいつも今、客を呼べる俳優ではなく、自分にとってのスター、アイドルである俳優を使うのね。「レザボア・ドッグス」以来その絶妙なキャスティングにゾクゾク、ワクワクさせられる。私はタランティーノと同年代ということもあって懐かしく感じられることがしばしばあります。ハチャメチャ度では上回ってるというVol.1を観なくちゃいけないワ!! 【envy】さん 8点(2004-05-11 15:38:17) |
7.前作とはがらっと雰囲気が変わっていて最初はかなり抵抗があったんだけど、見終わった後に「本来のタランティーノの作風に戻ったのかも」と思えた。今回は「1」のテイストを引き継いでいるのが、「鬼刑事アイアンサイドのテーマ(抜粋)」だけだったと感じるほど。前作が深作監督にささげたのなら、今回はたぶんセルジオレオーネにささげられたのだろう。完結編として納得のいく内容だったが、個人的には「1」のハチャメチャ加減のほうがツボだったので、1点下がってこの点です。 【goose】さん 8点(2004-05-05 23:46:43) |
6.面白かった。もともと一本の映画だったんだよな。1でアクションが壮絶な分、それをはぐらかすような殺し方が面白かった。音楽含め、マニアックなサンプリング映画だな、と思ってたけど、ここではさらに演出までサンプリング。中国の修行シーンのざらついた画面、さらにわざとらしい急速なズームアップの多用なんて、まさに昔の香港少林寺ムービーそのもの。ズームアップの度に吹き出してしまった。批評のしようがない程デタラメな映画なんで、これは好みだけの問題だろうね。1も2もこれから見る人は点数なんか参考にする必要ないと思います。 あと最後のクレジットのダリル・ハンナに?マークが付くところが笑える。 【GO】さん 8点(2004-05-05 22:50:53) |
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5.何でもアリアリ、「ナイものはナイ」でお馴染みタランティーノ商店の大売り出し企画第2弾。ま、確かにロクなものは売ってませんけどね。子供の頃、100円玉握り締めて行った駄菓子屋、アレは確かに僕らにとっての小宇宙でしたね、キル・ビルにはそれと同じ匂いがあります。Q太郎とU子によって創造されたキャラクター「ザ・ブライド」とそれを取り巻くキャラの数々、それは押し入れの奥から久しぶりに見つけた懐かしいオモチャ(ということにしておこう。実は今でも時々出して遊んでたなんて恥ずかしくて人に言えない。笑)。製作者や出演陣がすでに楽しそうに遊んでるもんだから、観てる側としては矢も楯もたまらない。静かに進む最終章ですら、「やっと演技ができるワ」と言わんばかりに、ある意味やりたい放題。ストーリーとCGばかりが注目される最近の娯楽映画の風潮に対する、タランティーノならではの下世話で歪んだ挑戦と言えるかもしれません。もっとも、一方ではこういう「サブカルチャー」が徐々に「サブ」でなくなってきつつあるのも事実で、それが好ましい事なのかどうかわかりませんが・・・。 【鱗歌】さん 8点(2004-05-05 17:13:49) (良:2票) |
4.2時間18分という長時間映画なのに全く飽きる要素がなかったし、カンフー、マカロニウエスタンといった色々なジャンルを混ぜた『ミクスチャー感』がとても新鮮でした。だから「完結作」としては上出来な方なんで高得点の8点献上とします。しかし、期待していたクエンティン・タランティーノ節の方は残念ながら、あまり出ていないように思います。彼、間違いなく普通の映画監督になってるよ!それに本作のテーマである『LOVE/愛』は本当にちゃんと描かれているのか?俺には中途半端に思えて仕方がない。嗚呼、、、タラさんをクレイジーでマニアの心をくすぐる監督だと思っていたのに、、、俺はバカなのか?本当に無念で涙が止まりません~~~!15年後の公開らしいVol.3の方も本当に大丈夫なんでしょうか?ぶっちゃけ心配ですわ。 m(T。T)m 【ピルグリム】さん 8点(2004-05-01 23:04:01) |
3.動のVol.1に対して、静のVol.2。2作品に切り分けるのも納得。悪ノリにゲラゲラ笑ったVol.1とは違い、役者の演技とセリフと間を楽しむ作品だった。私はまだ精神的にコドモなのでVol.1のほうが好きだが、もうちょっと落ち着いたらこっちのほうが断然よくなるんだろうなぁ。ただ、音楽が前作に比べ印象に残らないのが残念。落ちぶれたバドを好演したマドセンが、最高にカッコよかった。 【ダブルエイチ】さん 8点(2004-04-28 21:23:10) |
2.この映画に対してこの言葉はあまりに似つかわしくないが、エンドクレジットが終わると同時に受けた率直な感想としての言葉は「安堵感」であった。そう、それは鬼才クエンティン・タランティーノのタランティーノらしさに対する安堵感だと思う。いささか暴走気味であった前作を引き継ぎ、「キル・ビル」という一本の作品をまとめ上げる続編としてVol.2は非常に完成されていた。何と言っても、タランティーノ節と言える会話の中の緊張感に圧倒される。長い沈黙を経てタランティーノが打ち出したこの映画世界は、様々な映画に対するオマージュでありパクリだと言われる。しかしそこにあったのはそれらすべてを超越した凄まじいまでのオリジナルだったと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-04-28 18:51:13) (良:2票) |
1.私はVOL1より好きです。 【たま】さん 8点(2004-04-17 14:19:38) |