6.デビュー作にしていきなり独自の世界観を画面にしっかりと残したソフィア・コッポラの作家性には恐れ入る。けして生々しすぎる人物造形はせず、あくまで虚構の人物造形に徹しながらも、女の子の「不思議」と「キュートさ」にはどこか生々しいものを内包させており、そういえばこの人、元写真家なのだそうですが、たしかにまるで写真の中にしか存在しないような加工された美と、けして映るはずのない被写体の中にある何かを、同時に写しだような画という印象を受けました。ただ、映し出される被写体が男の子たちになると、途端に凡庸以下なものになっているような気がする。内容からして確信犯なのかもしれませんが。監督のその後の映画を観ても、女の子を可愛らしく撮ることにかけては長けていると思われる。これはかなり大きな武器だと思います。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-05 12:12:43) (良:1票) |
5.ヴァージンじゃない方がいらっしゃるんですけど・・・・ |
4.自殺に至る苦悩が明確に描かれていないため、結構危険な映画だと思いました。明確・具体的な感想ではなく、「なんとなくわかる」「雰囲気が好き」等の吸い込まれていくような感覚的な印象や共感を持った人は潜在的な自殺願望を持っている可能性があるような気がしますが。 |
3.これは「少女の為の映画」ではない。むしろR25にすべき映画。十代頃、危うさを持っていたけれど、今はすっかり図太くなった女性たちの心にこそ滲みる映画だと思う。これを論じて自殺の是非とか、命の重さとかいうのはナンセンスだ。「少女たちがどこまでも美しい」ということだけに意味があるのだから。現役十代の女の子たちに見せるのは、とてつもなく危険だろう。ソフィア・コッポラは凄い。ゴットファーザーの娘という気負いがあったろうに、これだけ繊細で独自の世界観を築けるのは凄い。フィールドで、一人目覚めたラックスが、ぎこちなく靴を履くシーンとか、秀逸。応援したい女性監督の筆頭。キルスティンは他のどの映画よりも可愛いし、ジョシュも滑稽だけど、とてもハマっていた。好きだなぁ、この映画。 【ともとも】さん 9点(2004-01-20 10:03:12) (良:1票) |
2.結局何を言いたいのかさっぱりわからず。出てくる人出てくる人全員が自己完結していて、観客は置いてけぼり。雰囲気と映像を楽しむプロモーションビデオとしても2時間は長かった。映画館で見ていて居心地の悪い映画でした。 【はるふ】さん 3点(2003-10-28 14:52:43) (良:1票) |
1.自殺を綺麗に描くって、バカじゃない。生きてこそなのだ。 【kazoo】さん 0点(2002-03-30 18:48:28) (良:1票) |