5.ああー、これって日本でいや"ヤンキー・純粋・不器用"だよな。島田紳助がよくいってるんだよね、「ヤンキーって不器用なだけやねん、けど純粋やん」みたいに。この考え方が昔から根強く残っているのは元ヤンの方々が社会に出て活躍して、その自己肯定の一つとして使用されているんだろうな。そういう考え方もあるんだなー。と、共感もせず淡々と観て思いました。この映画、元ヤンの方とかズバリはまるんじゃないですか?「虚勢・神経質・暴力的」って綺麗にダメ男を作り上げていて、ターゲットにはまったらこりゃ泣くだろうなという演出でした。(意図的ではないにしても。)共感はできないんですが、「いるいるこんなヤツ!」みたいな楽しみがあります。特にレイラがビリーに惹かれていく過程は興味深く観てしまいました。日本でも、どうしようもなくダメな男にばかり捕まってしまう女っていますよね。肉体が豊満で、露出が高くて、ちょっと勝気な女、まさにこのレイラのタイプです。アメリカにもいるんだと面白くなりました。あれを「優しい」と知覚してしまうのは、悲しい性というところでしょうか。しかし、結局ダメ男は自分で沼から這い上がれないんですね。レイラの慈悲にすがって幸福になる。なんだか悲しい物語です。幸福な結末だから悲しくはないのかもしれないけど、やっぱりなんだか悲しい。やっぱり人間ウソついちゃいかん。人に迷惑かけちゃいかん。自分をコントロールできなくなると悲惨だ、なんて思いました。音楽と映像は良し。 【fero】さん 6点(2004-05-09 03:51:49) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 独特の雰囲気をだしていて、とっても不思議な感じを受けました。 愛されずに育てられたギャロが、愛されることにより変わっていく様が良かった。 最後、はじめて愛をしった男はこうも変わってしまうのかとちょっと苦笑いした。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-07 22:51:44) (良:1票) |
《改行表示》 3.この作品で凄いと思ったのは主人公には何の解決も成されていないにも拘わらず、何やらハッピーエンドな雰囲気で終わっていること。 彼は絶対また繰り返すというのがありありとわかる。 あくまで他者がいることでの可能性を示すということで、それなりの評価を。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-10-11 04:44:57) (良:1票) |
《改行表示》 2.赤いブーツと青いアイシャドウ、水とココア、などなど小物スパイスがきいていて、ハッピーエンドで、良いのだけれど、女性の立場から言うと、あんなふうに誘拐されて、殺される危険がある状況で「逃げない」っちゅうのが理解できない。男性の願望だけを着目してる映画じゃあないかなあ。無条件に愛でつつまれたい願望よ。 男性の幸福を描くなら、女性側の幸福も描いたほうが良いと思うよ。クリスティーナリッチがなぜ彼を愛するのか、納得させられるシーンが少しでもあれば良かったのに。 ところでミッキーローク。あれ、ミッキーロークよね。嘘みたい~。ちょっとショック。 【しょりちゃん】さん 6点(2004-07-30 12:35:54) (良:1票) |
1.私はあんな男絶対に嫌だ(笑)。むやみな悲劇趣味に陥らないラストは良かったと思う。 【しぎこ】さん 6点(2003-06-09 15:24:57) (良:1票) |