41.氷山の一角が嘘だと思うなら、 氷山のすべてを見ようとしてみよう。 嘘と思っていたものが、実はいかに澄んでいて、 通して遠くまで見えるか分かるから。
つくり話。 自分を過剰に良く見せるためではなく、 ただ人を幸せにしたいがためにする、話。
息子としては大人になるほどに、父の話は つくりものらしく、ホラに聞こえたのだろう。
だが実際に触れ合う人はどうだろう。 つくり話以上の思い出を父に、エドワード・ブルームに、 抱いているのではないか。
自分の経験してきたことを大きく話すことが出来ることは、 これから経験することを大きくすることの出来る人だ。
そんな彼が過ごして来た日々を 愛おしく思える、息子が気持ちになったときに、 感謝の水が降り注ぎ、自由に泳ぐ場所を父に与えた。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 10点(2019-05-03 23:24:26) |
40.スティーブ・ブシェミがダンスの輪に入れずに1人ではしゃいでいるシーンが、ブシェミらしくて良かったです。 【パプキン】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-17 23:06:50) |
39.とにかく演出が見事で心に残る。どの場面を切り取っても素晴らしい。 【理不尽みるく】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-07-01 11:58:57) |
38.映画館で2回観て2回ともぼろ泣きし、DVDを買って観てまたぼろ泣きしました。私の涙も枯れそうにありません。 【デルモゾールG軟膏】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-15 23:28:41) (良:1票) |
37.先日父を病で亡くした自分にとっては、身のつまされるような話だった。父も自分も比較的にまだ年若く、世間によく聞く "父と息子の確執" がある間柄だった。父の死の間際になってようやく彼を理解しようと務めはじめ、深く知るのは葬儀の席。参列者たちが語る楽しい想い出に、その人本来の価値がみえるような気がした。―「お父さん、あなたは本当に素敵な人たちに囲まれ、あなた自身も最高の人だった」と。この作品はもしかしたら"男のための童話"なのかもしれない。 【マイケル・エリス】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-10-27 04:08:39) (良:1票) |
36.封切り以来、てか情報を得てからずっと観たかったのに、なかなか観る機会がなかった作品。なんでもっと早く観なかったんだろうと後悔させられた作品。素晴らしいですね。 人の生き方、生き様、存在感… その人が生きた僅か数十年。それは歴史の中にちりばめてしまえば、あまりに短くほんの一瞬の出来事でしかないかもしれないけれど、語り継ぐことでそれを聞いた者の心の中にずっと生き続け、いつしか永遠の存在となり得る。的外れかも知れないけれど、私には、この作品のテーマは「存在」なのだと感じました。そして、「永遠」のものとなるためには、類まれな熱情と他者に対する徹底した人間愛が必要なのでしょう。どれだけ一人の人を愛せたか。どれだけ大勢の人を幸せにしたか。残念ながら、相手の求める本当の幸せをすべての人に与えることは不可能。けれど、例え一片の幸せでも、それを他者に与えることはどれだけ困難なことなのか。 いかにも「あめりか~!」って感じの作りだけれど、いかにも「来るぞ来るぞ~!」って感じの演出だけれど、泣けたなぁ。。。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-09 08:14:29) (良:1票) |
35.ティム・バートン節炸裂の、あまりにも美しい映画。人間賛歌とは、こういうのを言うのでしょう。久しぶりに号泣したので、10点献上。 【金子淳】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-01-03 11:55:35) |
34.こんな映画を待ってました! 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-03 23:49:47) |
33.こういうヒューマンドラマでも重過ぎないのが好きで、この作品はまさに重過ぎず、 感動できて大好きです。何度でも観れるし、何度でも観たいと思いました。 確かに普通に話すよりも少し脚色して話したほうがおもしろい事もあるし、バカバカしくてもいいと思う。悲しいはずなのに、幸せな気持ちで泣けました。 【あさ】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-23 07:44:25) |
32.フォレスト・ガンプという半ば自伝的な内容の映画がある。果てまたこのお話もそんな自伝に近い気がする。しかし、フォレスト・ガンプとはちょっと違うところがあるのではないか??まず、フォレスト・ガンプは主人公が主人公の人生を語り続けること。ビッグ・フィッシュは主人公をとりまく家族、そして主人公じたいが物語を語っていることである。さらにはビッグフィッシュにはその話しに、登場人物が言うように、「話しに幅がある」そして「嘘っぽい」ということがあるのである。映画の中では語り口が複数であることで視聴者を飽きさせることなく物語の中へ誘い、その物語の中ではストーリーの幅に魅了される。・・・見た後には自分もビッグ・フィッシュを釣れる気がするのだ。 【000】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-14 19:12:06) |
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31.笑いに包まれた、暖かくてやさしい物語でした。エンディングへの伏線が素晴らしく、映画館でエンドロールが終わっても頬を伝うものがありました。最後には最高の形で息子に理解を得られ、葬式では関わった人大勢に弔ってもらって。涙はあるけれど決して悲嘆にくれるばかりの涙ではないはず。幸福な死。最大の理想ですね。 【スペクター】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-23 02:00:41) |
30.ほんとうにファンタジー溢れる映画です。次からつぎへいろんな人物がでてきてみんな個性だらけで飽きがきませんね。花畑で告白するシーンがスキですね 【まろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-25 12:21:53) |
29.人生をいかに楽しむか、というのも一つの才能なんだと思うけど、この映画はその才能にとてつもなく恵まれた一人の男の物語。それは地味で平凡でぱっとしない、お金持ちでもなければどん底の貧乏でもない、しがない1人のセールスマンの生涯にすぎないのだけれど、彼はその唯一にして最高の才能のおかげでその人生をきらびやかに彩り、愛に満たされた最良の生涯に変えることに成功した。ストーリーの軸に父と子を据えたおかげで従来のバートン作品らしいウソっぽさは明らかに陰をひそめたが、自らの「好き」を臆面もなく画面の中央に掲げる素直さはやはり彼ならではのもの。これはティム・バートンの大好きな「サーカス」を人の人生にまで例えてしまったひとつのおとぎ話、だから美しい。記憶と現実、想像と実際、境界線を曖昧にぼかしたまま物語はストレートに「人生を楽しむ方法」を観客の心にぶつけて来る。詩的なストーリー、幻想的な映像、その中に生き続ける人々の息づかいの確かさに、滅多にないほど純粋な涙を溢れさせてくれて媚びない最高の映画。実生活でも子を持つ父親として大きな変化を見たバートンだが、過去の作品には見られない作品としての完結度の高さに、初めて生じたに違いない彼自身と作品との過去にない正確な距離感が感じられる。いささか飛躍しすぎのケはあるが、おそらくこれは常に人生への模索を作品を通して語って来たティム・バートンから、生まれたばかりの息子に宛てた、これは遺言なのでしょう。「息子よ、オレが最期を迎える時にはでっかい魚になって川に帰るぞ」そんな決意が伺われましたね。円熟期に入った彼の作品から、持ち前のおとぎ話感覚、ブリキのオモチャ感覚が失われていないことに安堵、そして涙。ブシェミ怪演。意外にもバートン作品に出るのはたぶんこれが初めてですね。かなり物語に占めるウェイト高いです。古くからのバートンファンとしては、「猿の惑星/PLANET OF THE APES」を最後にバートンと公私に渡るパートナーであり、これまでの作品の常連中の常連だったリサ・マリーが姿を消したことがとてつもなく寂しい。ヘレナ・ボナム・カーターも好きな女優だけに思いは複雑ですが。思いっきり泣かされてしまったがあざとさはみじんも感じられなかったので10点献上。今年は大判振る舞いだ。 【anemone】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-04-24 00:47:33) |
28.5回目ぐらいのレビュー変更。本当に大好きな作品なんで、何と書いてもしっくりこないのです。既に台詞まで覚え始めているぐらい観ているのに、泣ける。更に「また観たい。」と思わせてくれる。そんな不思議な魔力がこの作品には込められている。もうこれ以上は何も言うまい。ティム・バートン監督、ありがとう。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-04-01 14:46:26) (良:1票) |
27.今年観た映画で一番は、Mrインクレディブル、はたまたカンフーハッスルか と思ってたりしてた私は井の中の蛙、いやミミズもしくはウジ虫だ。この映画 を知らずにそうほざいていたのか?劇場に足を運ぶこともなく、惰眠を貪り、 床に転がりながら、期待もせず、小さい家のテレビごときでこの映画を観たのか? チャップリンですら劇場で観ている映画通(トシなだけか)であるはずのこの私が この為体なのか?この目はヤツメウナギの目にも劣るのか?
この映画がファンタジー映画であるとは思わない。人生とはもともとお伽話であり、 人が感じたことだけが真実だからである。つまりこれはカテゴライズするのも恐れ多い the映画だということだ。
青くなった指輪と葬儀の赤い服と黄色い花、ピアノを教えられていた黒人、口からはき出された金の指輪、魔女の配役と口紅の色、赤い車等々どうでもいいことから本質まで、一貫した気配りを持って「配色」されている。音声を消した状態で観ても十分伝わってくるこの伝播力は何なんだ!
この映画がピンとこない人は10年後もう一度観て欲しい。撃たれなかったのは単に 若いとかそーゆーのじゃなくタイミングの問題だ。大きく振りかぶって放たれた 渾身の右ストレートは、再び擦るだけかも知れない。がしかし!例えば心が立ちすくんでいるとき!あなたは確実にKOされ、蘇生されるだろう。
見終わった後、テレビに映された、同じ映像をコマーシャルをはさんで3回ずつ見せるワンパターンなバラエティを観ていて気がついた! テレビを消そう!町へ出かけよう!思い出を作ろう! 【正義と微笑】さん 10点(2005-02-10 23:59:29) (良:1票) |
26.またまた強烈に心に残る作品でした。何回も観賞してみるつもりです。ありえないありそうな..今だによくわかりませんが、DVDは購入します。正直”釣りバカ”みたいな話しと思っていただけに満足したのかもしれません。 |
25.なんだろう、この後味は・・・・淡々と進むエピソードの数々。表現できない何かがそこに残った! 多分、人それぞれ頭の中に、何かが走馬灯のように走り抜けるものがあるはず。それはみな違うものだろうが、きっと忘れていた小さな思い出だろう。 こんな思いをさせてくれたTimに感謝!!! 【ぴっぷ】さん 10点(2004-12-17 10:22:17) |
24.生きていくのに幸せか不幸せかは、そのときの心の持ちよう。一つの事象も、見方を変えれば良くもあり悪くもある。現実逃避をするわけじゃないけど、同じ生きていくなら幸せであったような気分でいたい。父親が息子に語った物語は事実を素材に、楽しく生きていくためのスパイスを混ぜたお話。スパイスが効きすぎていたかのようだけど、それは幸せに暮らして欲しいと思う親心と、知恵の伝承なのだろう。父を失う直前になってその事に気付いた息子は、父を安らかに旅立たすことができたのだ。どうせ生きていくなら、こんな自由な心を持ち合わせたい、そんな気持ちになる作品でした。 【ソフィーの洗濯物】さん 10点(2004-12-02 13:49:49) (良:4票) |
23.ファンタジーは非現実過ぎて嫌いでしたけど、この作品はボロ泣きです・・・・。悲しいけど悲しくない終わり方が大好きです、最後までファンタジックで夢の中に入れる2時間だと思います。 【愛しのエリザ】さん 10点(2004-11-16 21:14:25) |
22.最後の息子が話すシーンで泣けて泣けて・・。世界観がとっても好きな映画。登場人物もみんな好き。 【きょんきょん】さん 10点(2004-11-08 22:14:30) |