8.この点数、私のレビュアー生命の危機かも。えーと、ネット上で散々な言われ方をしておりますが、私にとっては目くじら立てる程でもないフツーの駄作でした。脚本に全く流れが存在していない、主役の演技が壊滅的、という映画なのですが、少なくとも「地獄堂霊界通信」「新宿少年探偵団」「ビッグマグナム黒岩先生」あたりが醸し出していたデビルパワーには到底及んでいないんですよね。意外にマトモで肩すかし。中途半端に変身した明の体が貧相で情けない姿でも、「黒岩先生」でミョーにデカいヘルメットに小さな体でバイクから降り、演技なしの棒読みセリフを発声する横山のやっさんほどの破滅的インパクトはないのです。キャラクターの感情がちっとも伝わってこないし、CGシーンになると全くの別映画になっちゃうし、世界が狭すぎだし、説明不足は全部ボブ・サップの喋りで片付けちゃうしと、まー、そりゃ評価すべき点がちっともない映画ではあります。でも、じゃあ、最悪なのかっていうと、もっとヒドいモノは沢山あるでしょー、と。原作から離れて人の中に棲む悪魔、異なる個性を持った者への弾圧の部分を純化させていったら、あるいはもう少し評価できたかもしれません(補足記:それが明確に表れているミーコとススムくんのエピソードは、ブランコのシーンでの印象的な映像も含めて、この映画の中での少ない評価ポイントなのです)。だけど、それでは原作に思い入れのある人も、原作者自身も納得はできないのでしょうね。ミーコ主役の映画にしろ、って言ってるよーなモンだし。私は原作を読んでもファンにはならず、思い入れもない人間なので、怒りや憤りを感じないのかな。大振り三振を期待したら、スリーバント失敗でした、みたいな映画ではありました。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-10-16 17:08:28) (良:5票)(笑:1票) |
7.《ネタバレ》 「評判悪いなあ。これってキャシャーンと同じ感じじゃないの?キャシャーンも世間の評判は悪かったけど、個人的にはそんなに酷いと思わなかったし、コレもそうなんじゃないのかな?」と思いつつ観てみました。……いやっ、こりゃ酷い!! 主役2名の演技の大根っぷりは凄まじいですね、特に明が酷い。了の「はぴばーすでー、でびるまん!」にも大笑いしてしまいました… ◆まあ、デビルマンの設定自体は好きなんですけど、それは原作の功績であって映画の功績ではないよなぁ。しかし意外に嫌いではないのでこの点数です。話がむごいので憂鬱になれますけどねー、いくらなんでも今となってはあんな集団ヒステリー描写は時代錯誤のような気が。しっかし「私は魔女!」→刺される→「私は魔女じゃない!」のコンボは反則だ。 ◆ところであの絵描き志望の友達は「牛久」って名前なんですよね? 明のろれつが回ってないせいで「牛くん!!」と言っているようにしか聞こえない…なんでまたそんな難しめの名前に… 【えむぁっ。】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-04-18 07:25:07) (笑:3票) |
《改行表示》 6.マガジンの連載最終回に学校が揺れたのだ。比喩はなく。 昔はねマンガを教室で回し読みしていたのだ。 あしたのジョーとデビルマンの最終回は 学校がどよめいた。 それほどみな熱くなったマンガなんだ。 その熱気を知っている世代はこの映画に腹が立って仕方がないだろうと思う。 実写でやるのは無理だと思う。 アニメにすればよかったのにと思う。 それでも最近のアニメを見ていると怪しいもんだが…。 しかし、東映映画の集大成的な要素もあってそんなに酷い映画ではない。 ヤクザ映画になったり 時代劇になったり 東映映画の要素がテンコもり。 キャシャーンよりはずっとまし。 少なくとも映画のプロが作った映画だ。 思うに、悪魔対デビルマンの前半と 人間対デビルマンの後半に分けて6時間ぐらいの映画にして 国家予算並みの予算で最高のスタッフを集めて 10年くらいかけて作れば そこそこのものになると思う。 【アホをどり】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-06-19 17:14:44) (良:3票) |
《改行表示》 5.皆様この映画については、10点からの減点方式とられていない方が多いのではないでしょうか。0点から、少しでも気に入ったところがあればプラス1点と考えてらっしゃいませんか。確かに、及第点とってる映画とは思えませんが、もっと何が何だかさっぱりわからん、くだらん、腹の立つ映画一杯あると思いますが・・・ 。この映画原作を ある程度忠実に表現しているし、変更部分についても、ストーリー破綻、原作冒涜まではいっていないと感じます。ただ映画としての見せ方が非常に拙かった。この作品の評価に0点をつけている人は、原作自身も嫌いな方であると信じます。この映画と「ショーシャンク」は、感情的評価が多いなぁと(それが良くないとは言いませんが)、個人的に感じております。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 4点(2009-08-29 22:53:07) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 評判が悪いので怖いもの見たさで見てしまいました。集団ヒステリーというかいじめとそれへの闘いになんとなく引き込まれました。刀で切りつけるシーンなんかはある種のカタルシスを得ることもできました。それにおそらく莫大な費用がかかったと思われる映像もかなりきれいでした。 演技は拙く、ストーリー展開は確かにあまり工夫がなく今ひとつでしたが、原作をよく知らず、テレビで見たことや心構えが既にできていたこともありダメージはそれほど感じませんでした。 おそらく原作ものでなければここまで平均点は低くならなかったのではないかと思いました。 【飴おじさん】さん [地上波(邦画)] 4点(2008-04-13 21:31:59) (良:2票) |
3.ここでの評価はもはや伝説の糞映画となりつつあるデビルマン、以前から気になってはおりましたがわざわざDVDを借りてまで見る気にはならず、だけど少しは見てみたい、自分の中ではそんな微妙な位置づけの映画でしたが地上波で深夜に放送されていたので早速録画して鑑賞です。ショッキングなシーンなどがかなりカットされていたようですのでその部分はネットで鑑賞させていただきました。さて、感想ですが、なんと言いますか、それほどひどくないんじゃないかなと、思ってしまったわけです。果たしてこれは0点や1点を付けるほどのものであろうかと考えてしまいました。確かに映画の出来は褒められたものではありません。ストーリーは原作の切り張りです。役者もへたくそです。登場人物の行動も突っ込み所満載です。しかし、これよりひどい映画はいくらでもあるのではないでしょうか。実写映画化に対する過剰な期待と出来上がりとのギャップがここでの低評価につながっているではないかと勝手に解釈しておりますが、もしかすると私の感性が糞映画に慣れすぎてしまったのかもしれません。 【丸に梅鉢】さん [地上波(邦画)] 4点(2008-03-21 21:35:45) (良:2票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ある意味幸運な映画であり、ある意味不幸な映画。 普通こういうものは劇場公開すらされず、黙殺されるのがオチだが、この映画は原作があまりにも有名なため全国で公開された。それが幸運な点であり、それと同時に、そのあまりにも出来が悪いせいもあって、本当ならここなどで(俺含む)有志の人々に貶されるだけで済んだものを、普段は好んでこういう類の作品を見ない人々にも貶される羽目になった…それが不幸な点である。 で、実際、どのくらい出来が悪かったのかといえば、個人的な意見だが、そこまで“すんげぇ駄作”というわけではなかった。勿論、原作の持つ壮大なテーマは見事に消えうせ、ストーリー展開は「え?こんなんだったっけ?」という感じであったし、役者の演技は超が付くほどの下手さ。 悪魔特捜隊の連中が「サンゲリア2」のあの連中にしか見えなかったり、原作を2時間少々で纏め上げたせいもあって、何故サタンが人類を滅ぼそうとしたのか等というテーマ性を孕んだ部分がすっぱりカットされているなど、あげていったらきりがないが、原作と映画は違うものと思っているので(といっておきながら、恐らくジョジョが実写で映画化された日には、ものすごいこと書くんだろうなぁ…)そこら辺はあえて目を瞑り、ストーリーだけを見てみた。 とりあえず、話は進んでるなと思う。 そう、世の中には、本ッ当に全然話がわからん支離滅裂な作品てぇモンが存在するんですよ。それに比べりゃ、本作はまだマシな方。という事で、この点数。だけどね、やっぱり、演技は………。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(邦画)] 4点(2005-05-06 03:23:20) (良:1票)(笑:1票) |
1.那須監督の名誉のためにいっておきますと、悲惨な出来ばえには違いありませんが、原作にまったく触れていない人ならツッコミどころ満載のブラックコメディ映画として楽しめるかもしれません。正確に数えて5回は笑いました。特に主演二人の大根演技に。 【シェリー・ジェリー】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-12-19 13:42:47) (笑:2票) |