7.《ネタバレ》 とうとう古代ギリシャ戦士まで剣の刃を返すようになったか…と映画館でアゴ外したのでした。アップの剣技が日本流の殺陣なら、陣形の方は古代中国な感じ(いや直線的に押すだけだから、陣形もへったくれもないんだが)。記憶の彼方だけど、敵を激昂させて深入りさせ、弓を射掛けるって戦術も孫子がやってた気がする。まあヘクトルは話の流れでどんどん憎しみを買ってったわけだから、戦術じゃないんだけどね。トータル的に、恐ろしくギリシャ色に欠けた戦闘だったと思うっす。他にも「あんな大軍を養う兵糧積んでねーだろ」とか「王者アガメムノンって自ら背水の陣を引くほど間抜けじゃねーだろ」とか、確かにツッコミどころは多い。けど、難攻不落と言われたトロイの地勢には目で見てわかる説得力があって、その点で凄い迫力があった。目線より上の位置から弓隊に射掛けられたら、メチャメチャ怖いよ! 地の利を活かした火の玉攻めも怖いよ! 海まで追い落とされなくて九死に一生だよ! …等々。人物については多くの方々が書いてらっしゃいますから、特に付け加える事もありません。まー壮絶なパリスの腑抜け振りには拍手ものでしたが! あそこまで徹底されると爽快。あと最後に、トロイの木馬を映すのにロングばっかり使用してるのが残念。ちっとも巨大にみえないんですよね。馬からギリシャ兵が出てくるとこなんかも、カメラがほとんど動かない。舞台のセットみたいでチョイ興ざめでした。やっぱし煽り多用が常道じゃないんでしょうか。みんな第1には、あのシーンを見たくて金払ったんだぞ~! ●追記:レビュー見てるとラストのナレーションに文句が多いようだけど、オデッセウスに語らせるのは妥当だし、伝説の勇者がみんな死に絶えた後に、生き長らえた凡人(失礼)が話を引き取るのは歴史大作の王道でっせ。●追記2:いま外国の壁紙サイトでダイアン・クルーガーの壁紙集を見つけました。いやあ、ヘレンの素の顔があんなにアゴの張ったシガニー・ウィーバー顔だったとは…確かに劇中ではひたすらアゴ引いたポーズだったけどさ…女優さん、化けるもんだよなあ…パリス、実は気の強そうな顔立ちの女性が好きだったのな…さもありなん。 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-09-20 00:49:58) (良:1票) |
6.開始そうそう寝て起きてを繰り返しほとんど前半は見てないです。見ようと思っても引き込まれず・・・なんでその状況で男と女はそうなっちゃの?という感じと、アキレス腱!なるほど!という感じ。 【はなこ】さん 3点(2004-07-10 16:03:03) (良:1票) |
5.わりと普通に面白かったです。周りの空気を全く読めないで一人突っ走るパリス君がけっこう笑えました。オーランド・ブルームはこういう役が似合うので、これからもこの路線でいったらいいのでは・・・。アキレスもヘクトルも確かにかっこいいけど、私の中ではアキレスに仕えてた黒いターバンの人が一番ツボかも。ヘレン役のダイアン・クルーガーは確かにきれいだけど、今一つ物足りない感じがしました。そういえばブリセウス役の女優がインタビューで「最初はヘレン役のオーディションを受けたの」って言ってたけど、アナタじゃなくて良かったです。個人的にはモニカ・ベルッチのヘレンを見たかったです。でも迫力ありすぎてオーランドが喰われてしまうか。関係ないけど、ダンナが昼寝の時に500円玉を目の上に乗せて寝てたんで、かなりウケました(笑)。はやるかも。 【づらちゃん】さん 7点(2004-07-06 09:17:59) (笑:1票) |
4.《ネタバレ》 人間どうしの血なまぐさい戦いが古代から脈々と続いていることを眼の前につきつけられる。「後世に名を残したい」願いのある女神の子、無敵のアキレス。「勇者なのか愚か者なのか」戦い死ぬことはどちら側にもなりうるということもわかっている。最大の見せ場はアキレスとへクトルの一対一の勝負だった。肩を矢で突かれ運命を受け入れ死を覚悟したヘクトルの無念、胸をひとつきにされ息絶える終焉・・・しかし眼をとじたヘクトルの死に顔に監督は深い哀悼と美しき花をたむけた。1篇の詩のように、精神の気高さを余韻の残る一瞬の表情。勇敢なヘクトル、見事な死に様だった。無常観・残酷さ・無意味さ。その後アキレスの心境も変化する。勇者でも愚か者でもなくそこには悲劇あるのみ。見届ける女と王は慟哭し涙するしかない。その痛々しさと残酷さに私は愕然とするしかなかった。これが神話となり伝説となり吟遊詩人たちに語られ、現在に蘇る英雄伝の姿なのかもしれない…と映画は突きつける。哀しすぎる、たとえ「勇者」でも。幾千年の時を経て、語られる神話にはどんな現実が秘められていたのか思いめぐらすのもロマンなのだろうか。ところで小道具たち(文字とか神々や妖獣たちを具象化した壁画とか、儀式とか)があまり登場しなかったのが残念。でもラスト、小道具・・・じゃなくて大道具『木馬』が想像以上のディティールだったのが嬉しい。(あの首の曲がりぐあいが好き!)あれはオデュッセウスの策略だったとは・・・。 【ひいらぎ】さん 6点(2004-06-05 01:49:19) (良:1票) |
3.トロイの木馬ウイルスはここからきたんですね。 【たま】さん 7点(2004-06-01 16:14:24) (笑:1票) |
2.途中で30分ほど寝ても話の流れは追える親切設計な映画。 【海野やよい】さん 5点(2004-05-31 21:49:38) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 ん~。ヘクトル(エリック・バナ)がかっこよかった!!ただ、長かったかな・・・。観るぞっという気合が足りなかった、自分に。オーランド・ブルームは、いつも弓を持ってる気がしないでもない・・・。パリスよぉ~、もっとしっかりせんかい。あっ。でも、兄上の仇はとったか。 【海賊】さん 6点(2004-05-27 01:17:59) (笑:1票) |