4.重い。ずっしりとくる。押し付けがましくない問題提起というか、私たちの知らないアフガニスタンでのターリバーン政権の暴挙が描かれている。 見せ方が上手く惹き付けられて、どんどんのめりこんでいくが最後に残るのは悲しみだけ。現実として、いくら伝えたいことがあっても、映画として“上手”じゃないと見てもらえない。そういう意味では、成功例だと思う。この作品を見て、どうするか。自分はターリバーン政権やアフガニスタン紛争について調べ、いかに自分が無知・無関心であったかを知った…。 |
3.一生に一度しか観なくてよく、一生に一度観るべき映画。それ以下でもなくそれ以上でもなくそれ以外でもない。これにはあんまりいろいろと私が書くと蛇足になるのでただ一つ言わせいただくと「私は幸せだ。そしてあなたも」 【tetsu78】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-26 00:13:31) |
2.私たちが持余している「自由」を、チョットでもいいから分けてやりたい。憐れみだけでは何も変わらないが、モノグサな私は祈る事しか出来ない。アフガニスタンだけでなく、世界中の虐げられているであろう少年少女達に、幸多からん事を祈るしかできない。全く、私は無力だ。そんな気分にさせるのは、この作品の力量なんだろうか。それとも、今現実に理不尽が横行している社会情勢のせいなのだろうか。 【aksweet】さん 8点(2005-02-08 23:46:59) |
1.同じ時代に生きていながらこんなにも違うものなのか。日本に生きる子供たちとのあまりの違いにまず、驚愕せざるを得なかった。この衝撃は「シティ・オブ・ゴッド」以来だ。しかしこんなにも違う世界に生きているのに、人を哀れむ心、勇気、欲望といった根本的なところは日本人と変わらない。出演は素人ばかりとのことだが、それがアフガンで生きるの人々のリアリティを一層引き立てていた。特に主演のマリナ・ゴルバハーリは素人とは思えない迫真の演技だ。いや、「演技」といってしまうのにも抵抗を感じてしまう。 物語は辛い結末を迎えるが、物乞いをしていたところを監督に見出されたマリナには是非幸せになって欲しいと願わずにはいられない。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2004-11-28 00:55:53) |