5.ロビン・ウィリアムズのカウンセラーという設定で展開から結末までほぼほぼ見通せる作品。カウンセリングでのやりとり、ステラン・スカルスガルド&ベン・アフレックの存在が目を惹いたものの、物語の意外性は感じられなかった点が物足りません。恥知らずな者の「私は悪くない」とそうでない者への「君は悪くない」自分の心の持ちようを考えさせられたところです。 |
4.《ネタバレ》 マット・デイモン演じる主人公には、イライラさせられる。 頭でっかちで捻くれた理屈ばっかりこねて、ああいえば上佑状態の憎らしさ。 人を小馬鹿にして苛立たせる天才のようだが、それは児童虐待の体験による人間不信から来るもので、傷つけられるのを極度に恐れる防御反応でもあった。 その閉ざされた心をどうやってほぐすのかが見どころ。 主人公にハートでぶつかっていくセラピストは、いかにもロビン・ウィリアムズらしい誠実な役どころ。 誰もが手を焼いた青年の心を、そのセラピストだけが解き放つ展開になることはわかりきってはいたが、それでも最後まで目が離せなかった。 それは、人物造形がしっかりしていたからだろう。 青年を背中を押す悪友たちの友情も微笑ましい。 ただ、結局自分の特異な才能を生かす道を選ばないのは、やっぱりもったいない。 ヒロインがもっと魅力的だったら、女を選択した行動にも説得力が増したのに。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-12-20 00:01:51) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 才能のある人が、その才能を活かすのは、なかなか難しい。あ、ヒロインが微妙・・・。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-02-11 12:19:07) (笑:1票) |
2.10年ぶりくらいに鑑賞したが、マットデイモンがこんな美青年でミニドライバーがこんなに 残念な顔だとは思いもしなかった。価値観が変わるもんだ。/この映画の気に行っている所は、仕事を終えてのウィルの無表情とその後ろに写る美しい夕焼けの車窓。/4人が遊んだ帰り道、夜明けの車窓と車内からそれを見るモーガンの虚ろげな無表情。/ロビンの描いた絵/マグワイアとウィルが交わす言葉の後ろにある静かな緑。/チャッキーが工事現場で最終忠告をする時の澄んだ青空。どの場面にも景色が各々の心中を語っているようで好きだ/最後はグレイの空である。決意を決めたが未だに悩んでいるウィルの不安を表現しているかのようだ。 【カップリ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-17 06:21:08) (良:1票) |
1.ウィルは自分に似ている。あ、もちろん頭じゃなく。(すみません、言ってみたかっただけです…)。私も人と深い関わりを持つのが苦手で、友情や恋愛も上っ面なのだ。そう、他人に心を開かず、自分が傷つかないフィールドでしか生きていない。そんな所がウィルと似ている。ロビン先生の「心の核心に触れると話題を逸らすのは自己防衛の表れ」とか「一生このままでいるのか?」など、心にズキリと刺さるセリフやシーンも多かった。正に自分がセラピーを受けているようだった。ウィルは劇中で旅立ったけど、自分は…。しっかり取り残されたままである。 【やすたろ】さん 6点(2004-07-29 23:53:18) (良:1票) |