6.《ネタバレ》 もとよりそんなバカなという内容。リアルさより面白さを求めた超娯楽大作ですからナンセンスな部分にツッコむのは控えます。それに誰もが疑問に思うだろう荒唐無稽な展開を問答無用で突き進むその潔さは天晴れとすら思えます。そしてお決まりの人物設定にお決まりの展開は新鮮さこそ欠けますが安心して観られます。…しかし、やはり面白くない。いくら自然が強大で恐ろしく人間なんてちっぽけな存在であっても、自然には人間をどうこうしようという意志がないのです。そんなことは作り手も百も承知なわけで高校生が図書館に逃げこむ際、魔の手が迫るように凍結が進む様は自然に人間を殺すという意志を持たせ恐怖心を煽ろうとします。でもそれをやり過ぎるとホラーの類になりかねないので代わりに完全に敵意むき出しの狼を登場させてしまうのは安易もいいところです。父子の感動的な再会も正直しらけます。むしろ混乱の最中で尚、通常業務を平然とこなす度胸満点の図書館司書の女性に感心します。あっイカン、けっきょく揚げ足を取ってしまった;。ごめんなさい。もちろん絵的には魅力があります。凍れる自由の女神に、船の上陸シーンは『スピード2』よりも印象深いです。夏にウチの小さなショボイ画面で観ず映画館で観ていたらもっと興奮していた可能性はあります…あくまで可能性ですが。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-12-06 17:52:05) (良:1票) |
5.“地球にやさしい”自分はこの言葉が好きでありません。地球にやさしい?まるで地球にやさしくすること=良い行い=優しい人間みたいに感じるからです。人の良心をくすぐる悪趣味な言葉に感じます。本当の意味は“情けは人の為ならず”と同じで、地球にやさしくするのは自分のため。人間の住環境を守るためのはずです。すいません。ちょっと熱くなってしまいました。そこで本作。あくまでネイチャーパニックものの娯楽作品です。ドラマ性は薄く、サバイバルものとしてもイマイチ。純粋に凄い映像を楽しむ作品だと思います。正直、ストーリー自体には共感しづらく、娯楽作品としても今一歩の感はあります。ですが、地球にやさしくする理由を考えるきっかけにはなると思いました。その意味で価値のある作品です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-22 20:08:38) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 凄まじい大津波、ツイスターも真っ青の竜巻、インディペンデンス・デイを彷彿させる巨大低気圧。そのVFXのすござには圧倒されました。ここまでは良かったのに、またも尻切れトンボ。父ちゃんがNYにたどり着いて、さあーこれからどうなるのかーと思ったら、あれあれもうおしまい。大きく肩すかしを食らって、こけました。まさにインディペンデンス・デイの悪夢の再来!最後に心に残ったのは、お父ちゃんと一緒に救助に向かってくれ、無念にもショッピングモールの天井から落ちて死んだあのオヤジ、あのオヤジの無念さだけでした。「チクショー、おれにも妻や子供に年老いた両親がいるんだ。なんでショッピングモールで死ななきゃならん!くそー」 【杜子春】さん 5点(2005-02-14 18:30:41) (笑:1票) |
3.あいかわらずのエメリッヒ節。もはや大味な映画を撮らせたら右に出る者はいない。見る側も、それを期待して(?)見てる部分もあるわけだから、薄っぺらい人間ドラマも気にせずに、むしろツッコミを楽しみながら、スペクタクル・シーンにただただ圧倒されるのが正解なんでしょうね。ニューヨーク大洪水→大寒波到来までの流れは、お約束の展開ながら、画面に釘付けでした。しかし、敵が「火」や「水」や「隕石」でもなく「寒さ」だったために、クライマックスが「寒さに耐えて嵐が過ぎるのを待つ」になってしまったのが、この手の大作映画としては致命的だった。エメリッヒ監督には、余計な欲を出さす、水戸黄門のような永遠のワンパターンを追求してほしいな。今回は、クライマックスの地味さでマイナスな印象でした。 【ころりさん】さん 5点(2005-01-14 10:00:04) (笑:1票) |
2.俺、環境問題もっと考えるわ、ってゆーか、今出来ることから、やることにするわ~。だって意味もなく狼に襲われたくないやん?ホラーチックなノリで凍結に追いかけまわされたくないやん?まー、でも氷河期なみとかゆーても、あんまり、たいした事なさそーやから、めちゃあせらんでもいーと思うけどな。暖炉でしのげそーやし。外でもスキーの防寒具でのりきれそーやし。ちょっとくらい肌露出してても大丈夫そーやし。超低温ゆーても、そない長く続くわけでもなさそーやしな。ただ終わった後の雪解けの処理は大変やろな~やっぱ。と、ゆーよな気持ちにさせてくれる映画やったです。でも映画館で観たかったな~。だって家のテレビじゃ、迫力そないに伝わってこんねんもん。もっとすんげースペクタクル見せてくれんや~って思ったら、意外と普通に感じてもーたもん。期待が高かっただけに、ごめん評価ちょっとさげてまうことになるわ。 【なにわ君】さん 5点(2004-11-09 10:41:33) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 テロ以降に作られた作品。この映画を見てそう感じました。 もうアメリカが手放しで万歳!している映画を作ることはエメリッヒ監督ですらできなくなってきたのでしょう。アメリカ国民が難民となり、大統領は死亡。大自然の猛威の前になす術もなく斃れていく人類。NYにはWTCの姿はもうない。 製作者は、自然の驚異という題材を使って、現在のテロが渦巻く世界を表現したかったのかなって思いました。 前半部分に集中するVFXシーンは素晴らしいです。似たような場面は過去の映画にもありましたが、今回はさらなる緻密な画で見せてくれます。きっとNYの映画館で見たなら面白さは数倍になるんでしょうね。 あと、高層ビル好きの人にはたまらない映像だと思います。映像の迫力は良かったですが、群像劇としての甘さが目立つのでキビしめな点数にさせていただきます。 私はてっきりジェイク・ギレンホール演じる秀才息子が手作りロケットを打ち上げて地球を救うのだと思ってました。それって違う映画でしたね・・・。 【トト】さん 5点(2004-07-04 12:14:27) (笑:1票) |