5.うわーっ。読めない漢字や、逆向きになったカタカナなど、かなり怪しいチャイナ風の日本が笑えます。そこ以外はリアルに作りこまれたLA、NYなどが自然災害に飲み込まれていく驚愕のビジュアルに感嘆。この映像表現を見ているだけで身の毛もよだちます。それに比べて人類愛はまあ”おまけ”程度。まあ映像で楽しめるから良しとしましょう。 余談ですが、今回の試写は環境団体の方々とご一緒させていただきました。ですが、そこのおば様達のうるさいこと、うるさいこと。リアルなCGに声をあげる、ストーリーを見失って回りに聞く、勝手に感想を述べだすなど、やりたい放題。映画鑑賞のモラルも守れない方々が、地球環境を守れるのか甚だ疑問を抱いた2時間でした。 【tantan】さん 8点(2004-05-26 22:24:49) (良:1票)(笑:6票) |
《改行表示》 4.エメリッヒの映画の本質は、その「生真面目さ」にあると思う。いや、「優等生(おりこうさん)」だというんじゃなく、どこか“バカ”がつくほど「一本気(まっすぐ)」なところがあるのだ。 たとえばH・G・ウェルズの古典SF『宇宙戦争』を現代にリメイクしたなら(『ID4』)、やはり「タコ型(イカ型?)」風のエイリアンを登場させてしまう。あるいは、ファンのひんしゅくを買おうとも、あくまでゴジラの造型に生物的なリアリティを優先させる。さらに『パトリオット』みたく、善玉・悪玉をマンガチックなまでにはっきりと区別するのも、むしろ彼の「真面目さ」ゆえだろう。 その上で語られる「世界観」も、これまたボーイスカウト的(!)な単純さ・一本気ぶり。そこではアメリカ大統領が自ら戦闘機に乗って空中戦を演じ、(スパイク・リ-監督には「黒人奴隷の歴史を美化した」と批判されたが)黒人だけのユートピアめいたコミューンが、奴隷制のアメリカに存在しているのだ。いずれもエメリッヒにとって、「かくあらねばならぬ」という大上段の啓蒙的説教くささとはちがった、「かくあってほしい」という“まっすぐ”な理想として。 今回の映画においても、彼のその「生真面目さ」はいつにもまして発揮されている。ここでエメリッヒは、何よりも“寒さ”をいかに面白い映画に仕立て上げられるか、という一点においてひたすら「真面目」に取り組む。そして人類の危機に直面したとき、国家や人々は「どうあるべきか」ではなく、「こうであってほしい」と謳うのだ。…大国はエゴを捨て、人は最期まで愛と気高さを失ってほしくないという。 それを、あまりに単純すぎると失笑するのはカンタンだろう。というか、今どきそんなナイーブな「生真面目さ」など、ほとんど“バカ”扱いされるにちがいない(事実、エメリッヒ作品を「バカ映画」呼ばわりする風潮が、確かにある)。 けれど、“おりこうさん”ばかりがはびこる中、こうしたひたすら“まっすぐ”な人なり映画なりが存在していることは、少なくともぼくにとっておおいなる「救い」に他ならない。何だかんだ言われても、エメリッヒ作品にかくも観客が集まること自体、きっと多くのひとびともその「すがすがしさ」に惹かれてのことなんだ…と、ぼくは勝手に思うことにしている。 ローランド・エメリッヒ(の映画)は、理屈じゃなく、ただただ愛おしい。 【やましんの巻】さん 8点(2004-06-19 17:47:13) (良:5票) |
3.台風の目に入るところからのシーンが最高にイイ。違うだろうけど、この映画はあのシーンが作りたかったから作られた映画だと思ってしまう程。目に入る前の猛烈な吹雪が、突然快晴になる。快晴は普通穏やかなシーンなので、平穏が訪れるべき見た目なんだが、冷気が降りてくる事がわかっているので、それは嵐の前の静けさって事は重々承知で、まさにゴゴゴゴって感じ。ああいうシーンが個人的に凄く好き。あれがファンタジーで魔法とかだとダメで、冒頭からそういう恐怖があるって事を散々言っておいた上なので、ついに来た!って感じになる。それが静寂と共に訪れるあたりが格好良すぎる。冷気が降りてきている事を表現する為に、高層ビルが徐々に上から凍っていったり、アメリカ国旗がたなびいていたのに、それが一瞬で固まったりと、見えない敵を見事に表現している。あんな冷気を部屋にこもって火を焚くだけで退けるのか?っとか思ってしまうが、それを吹き飛ばす程に冷気が迫り来るシーンがいい。序盤の徐々に災害が発覚していく流れとかも文句なしに良いし、もっと評価されてもいい映画だと思った。 【六爺】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-05-26 02:10:22) (良:1票) |
《改行表示》 2.ムツゴロウ王国が被害に遭ってないか心配。 【ピルグリム】さん 8点(2004-06-12 21:56:25) (笑:1票) |
1.次々に襲ってくる天災映像、これだけでも大画面で見る価値有りって思いました。それにしても息子を助けたいっていうのはわかるが、途中「マンハッタンまで60キロだな!(もちろん歩きで)」ってさらりと言うセリフが一番驚いた。ジェイク・ギレンホールが演じた役は冷静で勇気もあって私としてはとてもひかれるタイプなんだけど、実際いないかな~と思うとちょい出来生君なキャラだったかなあ?後、雹が降って来たシーンで出てきた東京の風景、どうしていつまでたってもあんなアホな風景しか作れないのかマジで不思議。もっと勉強しろっつーの! 【カズレー】さん 8点(2004-05-28 02:41:31) (良:1票) |