アラビアのロレンス 完全版の投票された口コミです。

アラビアのロレンス 完全版

[アラビアノロレンスカンゼンバン]
Lawrence of Arabia
1988年上映時間:227分
平均点:7.22 / 10(Review 46人) (点数分布表示)
アクションドラマアドベンチャー戦争もの政治もの歴史もの実話もの伝記もの小説の映画化
新規登録(2004-03-07)【マムゲン】さん
タイトル情報更新(2017-06-08)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・リーン
キャストピーター・オトゥール(男優)T・E・ロレンス(エル・オレンス)
オマー・シャリフ(男優)アリ
アンソニー・クイン(男優)アウダ
アレック・ギネス(男優)ファイサル王子
ジャック・ホーキンス(男優)ロード・エドマンド・アレンビー将軍
アーサー・ケネディ(男優)ジャクソン・ベントリー記者
クロード・レインズ(男優)ドライベン
ホセ・ファラー(男優)トルコ軍将校
アンソニー・クエイル(男優)ハリー・ブライトン中佐
ドナルド・ウォルフィット(男優)アーチバルド・マーレイ将軍
マイケル・レイ(男優)ファラジ
I・S・ジョハール(男優)ガシム
ジア・モヒーディン(男優)タファス
ロバート・ボルト(男優)ロレンスに同行したイギリス軍上官(ノンクレジット)
バジル・ディグナム(男優)(ノンクレジット)
デヴィッド・リーン(男優)スエズ運河付近で自転車に乗っている男(ノンレクジット)
山寺宏一T・E・ロレンス(エル・オレンス)(日本語吹き替え版)
磯部勉アリ(日本語吹き替え版)
坂口芳貞アウダ(日本語吹き替え版)
瑳川哲朗ロード・エドマンド・アレンビー将軍(日本語吹き替え版)
小川真司〔声優・男優〕ハリー・ブライトン中佐(日本語吹き替え版)
永井一郎ドライベン(日本語吹き替え版)
池田勝ジャクソン・ベントリー記者(日本語吹き替え版)
中村正[声優]トルコ軍将校(日本語吹き替え版)
滝口順平アーチバルド・マーレイ将軍(日本語吹き替え版)
稲垣隆史(日本語吹き替え版)
長島雄一(日本語吹き替え版)
千田光男(日本語吹き替え版)
遊佐浩二(日本語吹き替え版)
阪口大助(日本語吹き替え版)
伊藤隆大(日本語吹き替え版)
水野龍司(日本語吹き替え版)
手塚秀彰(日本語吹き替え版)
佐々木梅治(日本語吹き替え版)
田原アルノ(日本語吹き替え版)
田中正彦(日本語吹き替え版)
桜井敏治(日本語吹き替え版)
落合弘治(日本語吹き替え版)
原作トーマス・エドワード・ロレンス「知恵の七柱」
脚本トーマス・エドワード・ロレンス
マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕(オリジナル脚本)
ロバート・ボルト
音楽モーリス・ジャール
撮影アーネスト・デイ(カメラ・オペレーター)
フレデリック・A・ヤング
ニコラス・ローグ
製作マーティン・スコセッシ
ジョン・デイヴィソン
サム・スピーゲル
スティーヴン・スピルバーグ
デヴィッド・リーン
特撮ウォーリー・ヴィーヴァーズ(特殊効果)
美術ジョン・ボックス
衣装フィリス・ダルトン
編集デヴィッド・リーン
アン・V・コーツ
あらすじ
第一次世界大戦中のシナイ半島。砂漠の民アラブ人は、民族国家の建設と近代化をいち早く達成したトルコによる侵略を受けていた。アラビアの言語や文化に精通したイギリス軍のロレンス少佐は英国の敵ドイツと組むトルコをアラビア半島から駆逐するため、英土両軍が思いもつかない奇襲作戦でトルコの手に落ちたアラブ人の都市を奪還していく。ロレンスの行動の目的は単にイギリスの権益を守ることではなく、アラブ人に自信を回復させ、さらにはトルコ勢力一掃後のダマスカスを中心にアラブ民族の統一国家を樹立することだった。
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3.《ネタバレ》 映画という表現形式を芸術にまで高めた大作であり、間違いなく映画界の最高峰に位置する。とりわけその映像美には感嘆を禁じ得ない。
毀誉褒貶相半ばする歴史上の人物、ロレンスが主人公。非嫡出子で、考古学者で、軍人で、独創家で、反抗的で、アラブ贔屓でと一言では言い表せない複雑な人物だ。
そのことを冒頭、記者に「詩人であり、学者であり、偉大な戦士だった。同時に恥知らずな自己宣伝家だった」と言わせ、それに軍人が抗議するするが、実は彼は、過去にロレンスをアラブ人と間違えて平手打ちしているのだ。実に巧みな技法だ。英国からも、アラブからも、誰からも理解されなかったロレンスの孤独な半生を表象している。
彼は砂漠に放たれたとき嬉々として、「運命など無い」と吠えた。アラブ人を仲間に迎え、アラブ開放を理想に掲げ、戦闘で数々の武功をあげ、名声をもたらすが、それは彼の空回りでしかなかった。運命の皮肉により、彼の希望の象徴だったガシムと、無邪気さの象徴だった二人の少年の一人を我が手にかけなけれならなくなる。仲間の死、戦争の残虐さ、 野放図で勝手気侭でロレンス理想を理解しないアラブ人、部族間の対立、政治の欺瞞と老獪さ、理想と現実の狭間で、彼は人間性を失ってゆき、彼自身を恐れるようになった。映画はその変遷を服で表現している。アラブ式白衣はロレンス自慢のものだったが、徐々に汚れてゆき、血に染まり、汚濁にまみれ、遂には脱ぎ捨て、身丈の合わない軍服を着る。見事な表現方法だ。
全編を通じて映し出される砂漠は神がかっている程美しい。監督が砂漠に魅入られているのだ。砂漠は潔癖で人間を拒む。血も流れるがすぐに乾く。苛酷な砂漠の前では、人間は矮小な生き物でしかない。伝統的暮らしに埋没し、目の前の生活に汲々とする人達にとって、アラブ独立国家樹立等という理想は蜃気楼に過ぎない。そのことを映画は繰り返し、砂漠の大景の中の点景として人間を見せるで表現している。
それでも歴史の影は容赦なく忍びこんでくる。第一次世界大戦を戦う大国の前では、アラブ民族は、利用され、征服される存在でしかない。一石を投じたロレンスも歴史の淵に沈んでいった。一人の人間の力では、燐寸の火は消せても、灼熱の太陽は消せない。悲劇の歴史の一齣を、冷徹な眼でもって芸術的な抒情詩として描いて見せた点が、本作品の真骨頂である。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-31 19:19:04)(良:2票)
2.《ネタバレ》 私を映画ファンに仕立たのは間違いなく「燃えよドラゴン」と「雨に唄えば」、そしてこれ。この作品は間違いなく全ての芸術作品もひっくるめて後世に残すべき文化遺産である!と声を大にして訴えたい。「清潔な」砂漠を愛した一軍人が歴史と民族の諍いに巻き込まれ英雄となり、その手を血に染め敗残者として記録から姿を消す。歴史の記録/記憶の作られ方や人間(民族)の倫理観や行動について考えさせられただけでない、自分にとってこの映画は「個の確立(砂漠を越えた後のあの『Who are You?』は深い)のあり方」そして強い意志を持って未来を乗り越える事の素晴らしさ(逆に今になってみるとそういった希望はなかなか叶わない難しさも感じる)を教えてくれた。なおかつこの映画は絶対にCGでは再現不可能な、人間の息づかいがスクリーンからあふれている!役者も音楽もなにもかも素晴らしいがやっぱりここは名匠デビット・リーン(=この人の作品に流れる「異文化コミュニケーション」の取りあげ方は現代の社会でも十分議題に挙げられるべきテーマでまったく古くさくない)のテクニックに堪能しよう。何回見ても飽きないし毎回新たな発見があるこの映画、ぜひ機会があればスクリーンで堪能ください。テレビ画面ではこの映画、多分7点くらいでしかない!
Nbu2さん [映画館(字幕)] 10点(2012-06-16 09:50:36)(良:1票)
1.先日「午前十時の映画祭」のおかげで念願のスクリーンで鑑賞。
とにかくその 砂漠 砂漠 砂漠 。
圧倒させられました。
モーリス・ジャールの雄大なスコアと果てしなく続く砂漠、ピーター・オトゥールの一世一代の名演技。
大作職人監督デヴィッド・リーンの凄さを実感しました。

最初TVで見た人間が言うのもなんですが、この作品は絶対に劇場で見るべきです。
恥ずかしながら僕はスクリーンの前で泣きました(笑)




せかいのこどもさん [映画館(字幕)] 10点(2010-12-11 19:55:26)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 46人
平均点数 7.22点
000.00%
100.00%
200.00%
324.35%
424.35%
536.52%
6919.57%
71123.91%
8817.39%
924.35%
10919.57%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.57点 Review7人
2 ストーリー評価 7.75点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.85点 Review7人
4 音楽評価 8.37点 Review8人
5 感泣評価 4.25点 Review4人

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