9.『となりのトトロ』や『紅の豚』に出てくる不思議な登場人物たちはみな、“この世界のどこかを探せば実際にいるのでは?”なんて思わせてくれるリアリティや神秘さや楽しさがあった。『天空の城ラピュタ』に出てくる世界や雲の上のラピュタは“この広い空のどこかを探しまわれば出会えるのでは?”なんて思わせてくれる夢やロマンや希望があった。そんな夢や希望や楽しさに包まれていたジブリの世界に僕はいつも魅了されていた。だから好きだった。だから大好きだった。ではそれがこの映画にあるのか?全てが作り話で、全てが非現実的で、全てが遠い世界の話で・・・子どもに夢を与えていたジブリはもうこの時代ではつくれないのだろうか?薄汚れて荒んでしまったこの世の中では、もう子どもに夢や希望を与えられないのだろうか?ぼくは思う。ジブリなら与えられると。だからどうか、ジブリよ、戻ってきてくれ。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-10-23 21:17:57) (良:2票) |
8.正直云って期待はずれの作品です。途中までは様々な伏線が絡み合い、わくわくしながら観ていたのですが、その伏線はほぼ解決されることなく、“ハッピーエンドね”で終了ー。なんじゃそりゃ。視聴率が悪くて途中で打ち切りが決定し、強引に終わらせたドラマって感じでしょうか。何故もう少し上映時間を長くしてストーリーを深く掘り下げなかったのか。期待が大きかった分、憤りもでかい。一番気に入らないのは“終わりにしましょ”で戦争を終わらせたこと。戦争に関する説明がないのも手伝い、戦争が軽々しいものに感じられた。確かに城はよく動いていたし、背景もきれいだったけど、それではCGだけを売り物にして中身空っぽのそこらの映画と同じではないか? 【ふじも】さん 5点(2004-12-23 12:43:30) (良:2票) |
7.取り敢えず、ハッピーエンドだということは分かった。それと、ストーリーがいまいち消化不良でも、幻想的でカラフルでロマンティックな映像と、久石譲の音楽があれば、それなりに感動できることも分かった。これこそがジブリの魔法でしょう。 【紅蓮天国】さん 5点(2004-11-20 22:44:53) (良:2票) |
6.ハウルの動く城は、二度みたが、崖の上のポニョと同様、だれが・なぜ・なにを・どうしたいのかが最後までわからなかった。なんで肝心なところがいつもこうなるのだろう。映像が魅力的なだけに惜しまれる。作者は過去にストーリー性も完璧な多くの傑作をものしている。こういうストーリー性が希薄な方向に変節したのは残念。昨日の自分の作品に飽き常に新しいものを求めようとしているのだとは思うが原点を忘れてはなるまい。 【郭公】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-07-20 06:09:26) (良:1票) |
5.この度のTVオンエアにて初見。あまり評判のよろしくない本作のようですが、割とすんなり見ることが出来ました。と言っても、ストーリー的にはよく分かりません。ソフィーとハウルは出会うことが約束されていた「運命の2人」だった、んでもって、ソフィーの愛の力でハウルはまともな心を取り戻した、ってな感じですかね。え? ゼンゼン違う? まあ、子ども向けに作ってないことは確かでしょう。だってこれ、恋愛映画だもんね。で、宮崎氏は、図らずも恋愛描写ベタを露呈してしまったんだね。本作でよ~く分かったのは、宮崎氏にとって、女性というのは、母のように全てを受け入れてくれる聖女か、100%悪女の2種類しかいないんだね、ってこと。そもそも、愛がテーマなら、何より「プロセス」をきっちり描かないと。途中、ハウルはソフィーに母性を求めているとしか思えない描写が延々と続くけれど、これが2人の愛のプロセスだと言うのなら、この監督は、本当に「エロスの伴う男女の愛」を直視するのを避けているとしか思えない(不純異性愛とでも思ってんじゃないのかね?)。男女の愛は、母の愛のような「無償の愛」じゃないんだよ。独占欲が支配する結構ドロドロした世界なの。愛されなければ、愛するだけじゃ成立しないわけ。だからこそカブはあえなく自ら身を引いたんでないの? ホント、この人、自己矛盾に鈍いよなぁ。・・・などと、ほとんどどうでもいいことを感じていたのでした。 【すねこすり】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-10-08 11:05:23) (良:1票) |
4.「ハウルの動く城」という題名と「動く城」の前代未聞のデザインを初めて目にしたときの衝撃とワクワク感は忘れられません。 絶妙にキャラ立ちした「城」が「動く」ことによって宮崎マジックはどんな冒険譚を魅せてくれるんだろうと期待に胸が膨らんだものです。 しかし本編を見て愕然、「動く城」って内容に何も掛かって無いじゃん。 デザインだけが突出した客寄せパンダの扱いだったんですか・・。 あげくの果てに生煮えの支離滅裂な難解ラブストーリーを見させられて、ガックリ疲れきりました。 巨匠の作ったものだけに「何かある」と思って一生懸命見ちゃうんです。 それに、見れば、皆さんの言っているようなテーマも浮かび上がってきます。 でもその中に、初めてポスターを目にしたときの高揚感を超えるものは何一つ無かった、って言うのが率直な所です。 【Beretta】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-15 18:54:51) (良:1票) |
3.「千と千尋」から感じていたが、これまた、さらに「説明不足」。観客は行間を読まなければならない。これが、監督の意図するものなのか、「老い」からくるものなのか定かではないが、子供が観るアニメとしては如何なものか。ただ、はっきり言えるのは、栄華を極めた「宮崎のジブリ城」から火の手が上がったのは確かだということ。ほら・・、城から煙りが・・見えませんか、私にははっきり見える(笑)。 【STYX21】さん 5点(2005-01-19 04:10:29) (笑:1票) |
2.ジブリ映画=絶対面白い!というわけではないということが、よくわかりました。いかんせんストーリー展開が…。でも売れるんだろうなあ。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 5点(2004-11-21 21:00:51) (良:1票) |
1.声優さんは良かったですよ。木村さんを含めて。 しかし、肝心の 「話」 が、あれでは・・。 まったく全てのエピソードが唐突でした。 【斜心01】さん 5点(2004-11-21 00:23:08) (良:1票) |