4.《ネタバレ》 導入部から中盤くらいまでは緩慢な印象だが、委員会の動きが具体化するあたりから、急速に生々しい緊迫感がみなぎってくる(だからこそ、召喚状の送達場面などの笑わせるパートが映えてくる)。そこからむき出しに前面に出てくるのは、チャップリンその人の、自分を追放したアメリカに対する、シニカルな嘲笑と、冷たい怒り。ホースぶっかけの場面などは、「君たちなど、演説を聞かせたり、反論をぶつけたりする価値すらない」というチャップリンのつぶやきが聞こえてきそうだ。ただ、だからこそ、最後に子供がどん底までの心の傷を負わされたところでは、そのまま帰るのではなく、明確なメッセージが欲しかったところだ。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-06-12 01:10:10) |
3.以前、チャップリンリバイバルの時に「モダンタイムズ」や「街の灯」を見て感動して、チャップリンが大好きなんだと思いこんでいました。20年以上経って見ていない映画をひとつずつみていきながら、どれも面白くないなあと感じていましたが、この映画に関しては楽しめました。メッセージ色が出過ぎていない(パロディになっている)部分が良かったです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-29 06:30:25) |
2.そんなチャップも既にこの時68歳なのでして、画面のモノクロから頭の色はわからないんですが、きっと白いのでしょうね、まるで植木等に見えてしまうの 参ったの^^; そんなこんなで、このニューヨークの王様なのでありますが、予想通りといえば予想通りです。非常にコメディ部分は少なく淡々とした流れで進んでいってしまってますが、整形後の笑いをこらえるシーンくらいでしょうか、こちら側も笑いをこらえそうになったのは・・。 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-06-09 22:18:21) |
1.子供に思いをぶちまけさせるのはズルいです。独裁者でヒットラー、帝国主義をこき下ろし、本作で米国、資本主義、商業主義、反共等をこき下ろす。結局自分を受け入れない、気に入らないモノをこき下ろすという感じを受けてしまう。でも独裁者よりは断然出来が良い。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2004-03-29 22:45:16) |