9.子供の頃に観た時の印象は、「この映画のゴジラは顔も歩き方も何だかカワユイなあ」という事と、「メカゴジラの派手な飛び道具で悶絶してたくせに、唐突にゴジラが立ち直って、あっけなく終わっちゃったなあ」という事。で、この度観直してみると・・・まあ、概ね記憶どおりでしたかね。ストーリーや設定の細かいところは忘れておりましたが、いや、なかなか味わいがありますな。松島博士、専門分野は一体何なんだろうか。謎の金属の正体が「スペースチタニウム(←!?)」である事を突き止め、宇宙人に遭遇してもまったく動じず、メカゴジラの故障を容易く修理してしまう。さすがはノーベル賞を受賞したというだけのことはありますね、科学のあらゆる分野に精通している!田中耕一さんだってこのくらいのことは朝飯前なんでしょうなあ。そうそう、宇宙人に遭遇しても動じないのは、こりゃまあ道理であって、宇宙人とは言ってもどう見ても普通のオッチャンだからね。葉巻をくゆらしながら、日本語で独り言をつぶやく宇宙人。七三分けの髪型もバッチリきまってるぜ! 基地の壁には何と壁掛け時計が! いやあ、この緊張感の無さ。で、とりあえず何やかんやで古代の予言通り、キングシーサー復活! でも寝てるぞ! 宇宙人はメカゴジラに指令を出す、さあ今のうちにやっつけちゃえ! マイクでメカゴジラに指令を伝える宇宙人、実にアバウトな指令だ。一方、シーサーを目覚めさせるために何故か歌い始める女性!なかなか起きないから2番まで歌ってしまう。無事目覚めたシーサーに加え、ゴジラも登場。「キューピー人形の体勢で空を飛ぶメカゴジラ」対「ロシアのインチキ超能力者みたいな電磁石ゴジラ」の死闘の顛末はいかに! と、まあ見所の多い映画ですが(うはは)、前半のコンビナート炎上シーンなど、スペクタクルシーンは意外にも冗談抜きで見ごたえありました。というのも、特技監督が中野しょーちゃんなので・・・。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-04 01:35:22) (良:2票)(笑:1票) |
8.《ネタバレ》 オープニングから軽い軽い、これゴジラか?と疑います。作りも雑、釣り糸ががっつり丸見えです(VSアンギラス、キングシーサー)。人質を蒸し焼きって、サウナじゃないんだから…。ただメカゴジラは圧倒的にかっこいい。正面はゴジラ、首だけキングシーサー場面や、メカゴジラ総攻撃の場面は好きです。メカゴジラ造形はゴジラシリーズで一番好きです。平成VSシリーズのメカゴジラなんか目じゃないです。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-04 12:51:41) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 岸田森見たさに見た訳ですが、もうヌルい!ユルい!大好き! まるで天災や神と恐れられたゴジラの見る影は無いとにかく可愛いゴジラ…と思ったらコイツはメカゴジラ!これ見よがしにポツンと建ったビルを破壊してご満悦。 操る宇宙人もまるで007の敵ボスの如き風格!そして基地!その正体は猿の惑星からやってきたと思われる風貌!牢屋兼処刑室はサウナ地獄!温度計付き! ニセモノを許さないゴジラも小規模なドラマに収まる様相で日本規模のパニックですら無い!ノリノリな音楽がさらに本作を盛り上げます! 宇宙人とメカゴジラの危機に対抗するべく現れたキングシーサーもこれまたお茶目!機敏!そして何よりキングシーサーのテーマ!歌謡! 複数人相手でも無限砲台と化すメカゴジラはとにかく強いですが、ゴジラも落雷で得た磁力で対抗!磁力!? まるで超能力者のようにメカゴジラをひっぱるゴジラは最高ですね! インターポールでいいとこ取りの岸田森の活躍も良いですね。漫画のようなコートです。 そんなツッコミ所満載でユルく楽しい僕向きのゴジラ映画でした。 初代にシンゴジやGMKに比べてドラマも特撮も劣っていますが独特のユルさが中毒になる愛すべき一本です! 【えすえふ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-08-07 23:30:49) (良:1票) |
《改行表示》 6.「駄作」だらけの、昭和“プロレス”時代のゴジラ映画の中では、なかなかどうして“楽しさ”だけは随一と言える作品だったのではないかと思う。(無論、この時代の他のゴジラ映画もつぶさに観てきて、ハードルを下げきった上での鑑賞だったからだろうけれど……) まず何と言っても、シリーズ初登場となる“メカゴジラ”の娯楽性溢れる存在が良い。 ブラックホール第3惑星人という荒唐無稽な宇宙人が操るこの機械仕掛けの大怪獣の存在性は、良い意味で東宝特撮映画ならではの馬鹿馬鹿しさに溢れている。 文字通り全身から放たれる兵器によって、対するゴジラを苦しめ、一旦は瀕死の状態まで追い込んだ戦績は、長きゴジラ映画シリーズにおいても賞賛に値するのではないかと思える。 あくまで「兵器」であるメカゴジラの特性上、ストーリー的な主軸が人間たちの攻防にある点も好ましかった。 馬鹿らしくて子供だましではあるけれど、滑稽な宇宙人たちとの攻防に、インターポールまで介入し、SFとスパイものが合わさったようなアクション映画的な展開は、この時代の娯楽映画の在り方として正しかったと思う。 また今作では、沖縄がメインの舞台として描かれ、キングシーサーなる土着怪獣まで登場するわけだが、この映画の公開当時、沖縄は2年前に返還されたばかりであり、それ故の風俗描写の微妙な違和感もまた興味深い。 文化面や精神面の描写で垣間見える理解度の低さが、当時の本土と沖縄との“距離感”を表しているように思えた。 沖縄が舞台にも関わらず、自衛隊も米軍もまったく登場しない展開にも、世情に対する製作者たちの思惑が垣間見える。 というわけで、今作においては、肝心の“ゴジラ”の印象は極めて薄いが、それを補うだけの娯楽性と、様々な側面での見応えはあるゴジラ映画だったとは思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-07-30 11:04:21) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ゴジラ映画の作品のレベルは変動が激しい。特に昭和ゴジラシリーズ。私の主観だが、対キングコングに始まった対決ものは三大怪獣までをピークに下降線をたどり、総進撃やオール怪獣で一度最低になる。その後、ヘドラで盛り返すけれど、ガイガンとメガロで再び底辺に這いずる。そしてこのメカゴジラでまた盛り返す。堕落・反省・奮起を繰り返している印象。で、このメカゴジラは奮起した作品だろう。2種類の光線と手足のミサイルを一斉発射するシーンは、キングギドラの破壊シーンを初めて見た時と同じくらいのインパクトがありました。デザインも頑張っていた。ゴジラもキングシーサーと握手でもするんじゃないかと冷や冷やしていたけど、ある程度のクールさを保ってくれたのでホッとした。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-11-19 01:30:23) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 このあたりのゴジラは映画としてマトモに見るのはかなりツラくなってますね。人間が出てる部分はドラマなどなくて、ただ物語を追いかけるばかり、だけどそれがとってもマヌケ(敵を出し抜くとか言いながら出し抜けてない・・・だったら最初から飛行機で行ってよ!博士達がピンチだよ!)で真剣に見ようとする行為がとっても大変。なので楽しみ方を探しての観賞、ってカタチになりました。宇宙人のボスが8:2分けでブランデーグラス片手の成金親父状態でイヤですぅ。おいおい、宇宙人の基地にたった2人で乗り込むなよ、つーか宇宙人は易々と侵入許すなよ。なんで宇宙人の正体、猿やねん!「猿の軍団」1974年、この映画も74年・・・そっか。キングシーサーを目覚めさせる歌がムード歌謡って、どんな伝統芸能なん? 岩陰にこそこそ隠れるキングシーサーがキュート。メカゴジラの曲が今となっては時代ひと回りしてオシャレ。子供向け映画でスプラッタ描写するな~!グロ~。メカゴジラの猛攻、カット割り細かくてすげー。ゴジラとキングシーサーのピンチ描写、結構エキサイティング!・・・と思ったらゴジラのハンドパワー(何故か磁力)で萎えるぅ。爺さん、さんざん悪態吐いてたクセにめでたしめでたしでいいのかよ!って、なんの余韻もなく終わっちゃったぁ!・・・・・・まあ、そこそこ楽しめたんで良しとしますか。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-07-19 01:33:31) (笑:1票) |
3.暗い夜~のぉ~、灯りが消えるぅ~♪、、、、、、爆笑。キング・シーサーよわっ!ゴジラも殺されかけ!でも・・・・、そこで復活するのがごずぃ~ら~!妙に縦に長いカットで終わる幹事が時代の古さを感じさせてくれますなぁ~。 |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 お前はエクソシストか!メカゴジラ!(^^; 首がぐるぐる 首がぐ~るぐる。 しかし、それよりなにより唖然としてしまったのがキングシーサーなんだよな~あ なんか彼って、もったいぶって出て来た割に 一体何しに出てこらっしゃったんだか 結局何しに出てこらっしゃったんだかちっともさっぱりだったんだよな~あ 大体、よりによってメカゴジラというロボット系の強い怪獣が現われたタイミングにおいて、キングシーサーみたいなへっぽこは無かったと思う。 故に思うに、ゴジラ・キングシーサー組というのは つまり全日本プロレスに例えたならばジャイアント馬場・輪島のようなもの。(ジャンボ鶴田でも天龍源一郎ではなく明らかに格落ち へっぽこ輪島) 故に足手まといもいいとこ。しかも輪島 寝過ぎだ 遅刻。だからほ~ら言わんこっちゃない メカゴジラも憤慨だ! でも首をもがれてオーメンみたくなってしまったんだけどね・・・ 次回、メカゴジラの逆襲へと続く。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2004-11-22 23:52:50) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 小学生の頃ビデオで見た。オープニングの音楽だけで笑ってしまった。あまりのヘンテコな音楽を馬鹿にして笑っていたら、うちの父親に「そういうこと言ってると、もうビデオ借りてやらんぞ!」と怒られ、急に大人しくなった当時の私だった。キングシーサーが出てきた時点で、もう何でもアリ感が漂うが、なぜか彼は憎めない。妙にレトロな感じがするメカゴジラもご愛敬だろう。最後、ゴジラがメカゴジラの首をへし折るシーンは名シーンだ(なのか?)。 【カシス】さん 5点(2004-05-28 12:25:30) (笑:1票) |