《改行表示》 7.《ネタバレ》 最初の30分くらいはまあまあ退屈。浮気相手が殺されてからがもうずっと面白い。ひたすら綱渡り状態が続く。まさに手に汗握る展開。 『目撃者』『花の贈り主』『通話記録』『麻薬で押収した金』。次から次に食い気味で重なり合うピンチの連続。そんななか聞かされる『アンは癌ではないよ。』という衝撃の事実。そして担当医はまったくの別人。ただでさえ身の危険がやぱいってときに、真相解明にまで動き出すから凄い。僕だったらすぐにめんどくさくなって、『あ、浮気相手自分です。』ってすぐ手あげちゃう。で、正直に全部話して、後は運を天に任せちゃう。しかしこのデンゼル・ワシントン演じるウィトロックは違う。全部自分でなんとかしようとする。凄い。感心します。 本来は『不倫』とか『浮気』とか、ちょっと苦手なんですが、この作品に関してはなんか気にならなかったです。まあそれがメインになっているわけではないからでしょう。それに『浮気相手のアンが夫から暴力を振るわれている。』『それを助けようとしている。』『更には癌の治療のために、いつもルールを守ってきた男がついにルールを破って、押収したお金を渡しちゃう。』主人公だけあって、やってることは間違っているけれど、なんか良い人なんですよね。ウィトロックの妻が、理由は知らんけどウィトロックと別居中でしかも出て行ったのは妻のほう、という設定も良かったんでしょう。ウィトロックにこれといったモラル面での過失が劇中では見当たらないから、結果『不倫』をしていても、彼に批判的にならずに済みます。 どうなることかと思いましたが、ラストはこれ以上ないくらいのハッピーエンドですっきり。 映画の設定をサスペンスとコメディの両方にうまく使っている良質のエンターテイメントです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-10-11 12:53:22) (良:1票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 いつも威風堂々としているデンゼルさんがオロオロしています。 あの何ともいえない表情(ばれる?ばれる?ふぅ~セーフ…な感じ)は観ていて面白かったです。 【かずまる】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-16 12:43:30) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 面白かった~! 証拠隠しに奔走するデンゼル・ワシントンは、もはやコメディです。序盤30分は他人のラブストーリーを見せられて、あぁ、そう、だったんだけど、のこりの1時間は目がクギづけでした。証拠に関わる人間やそれをキチッと裏付けをとる捜査官が、聞かれた通りに証言したり、言われた通りに実行していて、妙にリアルでした。自分の失態をバレないように、バレないように嘘をつく、裏工作する。みんな1度はやったことがあるはず。脚本の魅力に、ただただ圧倒されました。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-07-12 17:22:57) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 まぁオチが結構すぐにわかるけれどなかなか面白いじゃないですか。この映画の1番の見所である中盤のホテルのシーンはハラハラしたしね。でもこれは無駄な部分が多い気が・・・。まず映画が始まって家が放火されるまでがいらないです。そこまで何も進展がなく長いしね。しかも何だ何だ?あのオープニングのくっさいエロ芝居は?ドン引きです。それに最後アンが生きてるのは駄目だろ。「あぁぁ~やっぱりかよ。またそんな結末か!!」とガックリしまくりだし、毎回毎回こんな映画多すぎです。やっぱりハリウッドはネタ不足&同じようなオチしか作れないのかな。 |
3.《ネタバレ》 レンタルにて。次から次に発生するピンチに“自らの保身のためだけに”紙一重でかわしていく部分は確かに面白い。しかしそういう苦境に陥った理由等主人公に同情の余地が無く、自業自得の感が強いため、あまりに都合の良すぎる展開(特にラスト!)に大きな不満が残る。 【いわぞー】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-06-04 20:45:35) (良:1票) |
2.テンポもいいし、アクションや伏線や演技も過剰じゃないし、珍しく観ていて疲れないサスペンスです。確かにデンゼル・ワシントンである必要は感じませんでしたが…。あと個人的に、女性陣に魅力が無さすぎ。 【金子淳】さん 7点(2005-01-07 17:31:38) (良:1票) |
1.警察署長という身分や立場を見誤ったが為に自ら罠にはまり、殺人事件の容疑者として窮地に追い込まれて悪戦苦闘するという物語。次々と生じる不利な証拠を先回りして揉み消していくというサスペンスは、佳作「追いつめられて」以来だろうか。優等生的イメージからの脱却を図ろうとD・ワシントンはここでも頭脳明晰ながら女にだらしない男を好演。自ら招いた事とはいえ、この何とも情けない人物に身につまされて、ついつい感情移入してしまう。設定に強引さが目立つものの、見ている間はほとんど気にならず、主人公と共に味あわされるハラハラ・ドキドキのスリルと、流れるような筋運びで一気呵成に見せる。ラストのオチのつけ方まで、C・フランクリンのソツのない演出テクニックには堪能させられる。派手なアクションがなくても面白い映画はできるのだという証明でもある。 【ドラえもん】さん 7点(2004-07-15 17:46:38) (良:1票) |