《改行表示》 7.テーマというかコンセプト自体は悪くないです。霊能力者のヒロインもきちんと機能しているかに見える。 でも、無駄が多い。と言うか、描き方が少し歪に感じてしまいます。何故?どうして?という感じが多過ぎる。ファンタジーなのかホラーなのか、何か中途半端に感じ、しかも突出して悪趣味な点が強調されている。 Kホラーらしい、と言えばそれまでなんですけれども、ほんの少し角度を変えれば良作になるような気がして惜しいかも。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-03-07 00:58:08) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 何気ない電車内の風景。母親が2人の子供を空いている席に座らせます。この時、何となく嫌な予感はしました。向かい合わせの席に座らせているから。母は一人。子は2人。両方を一度に見ることは出来ません。どちらか誘拐されやしないかと落ち着かない。でも待っていたのはそれ以上の最悪の事態。序盤の惹きつけ方は上手いと思いました。キーワードは「子供」「トラウマ」。封印された記憶を持つ主人公と赤子殺しの被告人。その2人を繋ぐのがチョン・ジヒョンです。彼女は“霊能力”の持ち主。彼女は乞われて2人を霊視した。しかし呼び起こした記憶は、苦悩と悲劇しか生まなかった。ジヒョンは子を無くし、友人を失った。建築デザイナーも過去を知らないほうが幸せだった。ジヒョンは自責の念に駆られます。そして言いようも無い疎外感に襲われた。自分の見えるもの(霊)を、他人は信じてくれない。人は、自分が受け入れられるものしか信じない。彼女を肯定してくれる人は誰もいません。ついには彼女までも命を絶つことに。ラストシーンでタイトルに行き着きます。家族を失った者たちで構成された4人の食卓。満足そうなジヒョンの顔。「これであなたも信じられるでしょう。」ラストの余韻は悪くありません。しかしそれ以上にショッキングな描写が、頭から離れない。幼子が命を落とすシーンの痛ましさは、筆舌に尽くし難い。マジでトラウマになりそうです。その苦味は作品の雑味。悪趣味であることに長けていても、本作の場合そこに価値は見出せないのでマイナスです。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-07-25 20:17:48) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 こういう映画って、真相を色々と考えながら見るじゃないですか。ところがこの映画、点と点とがちっとも線で繋がってゆかずにいつまで経っても点が拡大するばかり。どこまで謎を引っ張るんだぁ?ともったいつけたのろのろ展開にイライラしてたら、結局点は点でしかありませんでした、という映画でびっくりがっかり。いや、こんなんで映画になるんだったら、もうなんでもアリよ? 伏線のように思える部分が別になんでもありませんって状況ばかり(娘二人を殺した母親は、主人公の過去は、ヒロインのダンナと警備員の会話はナンなのよ?)。子供がモチーフになっているようにも思えますが、そこにある種の嫌悪の視点が感じられて不快だったりしますし(そして、子供はどう考えても物語において重要な意味は持ってなかったり)。道端で遊んでいる子供がトラックに潰される映像なんか、技術的には凄かったりしますが、人としての感覚は最悪ね。結局これは子供である事の過去なんてウザいからとっとと忘れて早く大人になりなさい、って酷く残酷な映画なのかも。子供を物体としてしか捉えてないような感じでしたからね。それにしても、韓国映画はどうしておしなべて男がぐだぐだとハッキリしませんかね? ジメジメしてて鬱陶しいったらありゃしない。ああいうのこそが韓国人男性の一般的なメンタリティだって事? 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-12-23 01:28:02) (良:1票) |
《改行表示》 4.うわ~あ やばいよ、これ~。期待してたんだけど~。全然おもしろないよ~ こんなんだったら正直、伊東家の食卓のほうがまーだ面白いよ。ほんとだよー。ましてや、めちゃめちゃ長いんだよー 120分以上だよー。 【3737】さん 3点(2004-12-26 23:03:48) (笑:1票) |
3.物語が最後イマイチで終わってしまうのが残念だけど、映像世界はかなり強い。 【SUM】さん 7点(2004-07-29 17:24:01) (良:1票) |
《改行表示》 2.なんとも微妙な。。。 怖いといえば怖い映画なのかもしれないんですけど、メチャメチャ怖いって訳ではないです。そこが非常に微妙な訳で。。 ホラーというより心理サスペンスっすね。これって ショッキングなシーンは結構あって、全体を取り巻く暗ーい雰囲気は結構良い感じなんですけど、肝心のストーリーがちょっと。。 後半からの展開は結構好きなんですけど、前半の前フリが長すぎたのが勿体無いですね。 マイナス点とプラス点がちょうど同じくらいなんで、5点ってことで。あと、チョン・ジヒョンは綺麗でした |
《改行表示》 1.とにもかくにも、チョン・ジヒョン1年半ぶりの新作だ。どうせ彼女が出ていなかったら決して観ないであろう映画である。だからあえて、彼女についての事しか書かない。 自分が映画の魅力に取り憑かれ、毎週のように映画館に通い、そしてこのサイトでレビューを書くようになったのも、全ては『猟奇的な彼女』がきっかけである。 つまるところチョン・ジヒョンは自分の映画人生にとっての母であり、憧れであり、女神である。 全韓国人にジェラシーを感じるぐらい『猟奇~』の彼女に夢中になったし、小さな日本海を飛び越えていくぐらいチョン・ジヒョンという女優に期待している。もし魔法のランプが手に入ったとしたら、真っ先に”チョン・ジヒョンに殴られたい”と願うぐらいだ。 そして韓国の公開から長い間待たされ、やっと、やっとのことで公開された『4人の食卓』である。 様々なインタビューで彼女は「前作のイメージを変えたかった」と答えている。前作のイメージが余りにも強烈だったから、舞い込む役も同じようなものばかりだったのだろう。確かに彼女を”ラブコメ女王”という狭いネームに収めてしまうのは勿体ないし、それに同じような役を続けても『猟奇~』を超す事は出来ないと思う。 と観る前に思っていたが、実際に観て衝撃、予想以上のイメージチェンジである。 髪の毛は少し垂れ、目にはくまがあり、頬は少しやつれ、ボソボソと小さな声で喋る・・・。 明らかに『イルマーレ』の都会的でカッコいい役ではないし、もちろん『猟奇的な彼女』でもない。 チェンジどころか、そのベクトルが180度ひっくり返っているではないか! 観ているこっちは『レクイエム・フォー・ドリーム』の鬱病版のような映画にうんざりしてくるが、それだけ彼女が見事に演じているということだろう。 チョン・ジヒョンが自らの思惑通りに、”キュートなラブコメ女王”から”実力派女優”に可能性を広げたことは間違いない。アッパレ。 映画自体は長くて退屈なものだったが、彼女の映画には7点未満はつけないことにしているので。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-06-13 20:32:21) (良:1票) |