62.女教師モノの一本(←その言い方やめなさいっての)。いやー面白かった。作為と無作為がゴチャマゼになって不思議な世界を作り上げてます。ストーリーだけ見ると、何だか出来過ぎた話。最初は頼り無い先生だったのに、「あの子を探」していく過程で、授業の方も軌道に乗ってスイスイ進んじゃう、だなんて、まー出来過ぎた話。要するにおとぎ話ですな、これは。ところが一方、人物描写の方はと言うと、逆にまるで作為の感じられないナチュラルさ、実に単純素朴。何やら、ケンカばっかりしてるしなー。この「作り話」と「人物描写の素朴さ」が合わさった時のこの妙味! これは観ててハマってしまいました。まあ、人物の内面が充分に描かれない点での深みに欠けるのは、否定できませんが、逆にその要素を排除する事で、この映画は、言わばひとつの「絵本」として完成されており、充分な魅力を放っています。また、このような構成だからこそ、突然の「涙」(=内面)が鮮烈な印象を残すのですね。ま、しかし、このような手法は何度も使えるものではないので、今後は、人物の内面描写をどのように映画に絡めていくかが、チャン・イーモウ監督の課題でもあり、また観る側にとって楽しみな点でもあります・・・(って、最近の作品、路線がエラく変わってきたなあ)。 【鱗歌】さん 9点(2004-11-20 01:30:58) |
61.当然のように利己的な行動をとるところや愛想のなさは国民性であって彼女に罪はないと分かっていても、やはり可愛くないなーと思ってしまう。どんなに真摯な行動も全ては金の為と思えば涙も出ない。その気持ちと行動の純粋さには感心するが、美しくはない。生徒を心配しての行動というより、自分一人の利益の為に残った幼い生徒達を利用した挙げ句、ほったらかしにして出ていったわけで・・。ミンジと対照的に愛嬌のあるキャラだったホエクーの泣き顔にはちょっとジーンときた。 |
60.急速な近代化へと突き進む都市部と、その時間の流れに取り残された貧しい村。現代の中国が抱える問題点が描かれています。ウェイ先生の愛嬌を振りまかない仕草が逆に涙を流す場面を引き立ててくれています。おもわず涙腺がグッときて、自分もチョークを送りたいと思っちゃいましたから。素朴で心安らぐ良い映画です。 【tantan】さん 8点(2004-11-14 22:25:29) (良:1票) |
59.中国の農村や街の様子その他の人々も飾ることなく表現されていて、ストーリー以外の部分の情景の映像にもずいぶん心惹かれました。少々常識からかけ離れた考えからの少年の捜索ではありますが、その必死さ真摯さに連れ込まれてしまう感じがありました。テレビに出ての彼女の様子や、もうお腹が空いてしまってしようがないホエクーのあの表情、そしてやっとありついた食事をかき込む様子など、どれをとってもリアルと書けば語弊があるのかも知れませんが、自然さ本当にそうだったらこうなんだろうなぁ ~という様子を映像に映しとってあるところがスゴイ!と感じました。涙をながして訴える先生を見た時のホエクーの表情が印象に強く残っています。彼はこの時あんなに手を焼かせたにもかかわらず、こんなにも心配してくれる人が自分にはいることで、大きな信頼、愛情を強く感じたのではないでしょうか。 【ぱんた】さん 8点(2004-11-07 14:42:03) (良:1票) |
58.貧しいってのは、なんだか暖かい気もするね。映画はおもしろくなかったけど。 【みんな嫌い】さん 5点(2004-11-01 20:47:43) |
57.いい映画だった。たった13歳の少女が「退学者がでなければ賃金に10元上乗せ」という条件を満たすために、必死で生徒を連れ戻しに行く、という身も蓋もないシチュエーションだが、豊かさが当たり前になってしまった日本と違って、生きるためにお金を切実に必要としているヒロインの行動には、偽善臭さが全くなくて、私にはそれがむしろ健全で爽やかにすら映った。 色とりどりのチョークで黒板に書かれた子供達の文字に、驚異の発展をとげつつあるこの国の大きな希望を見た気がする。 【poppo】さん 8点(2004-08-06 13:50:40) (良:1票) |
56.巨大中国の都市と辺境、都市への集中と地方の過疎化、活気と低迷、富める者と貧しき者。 一人の少女が幼い生徒と共に成長していくさまが素晴らしい。 ウェイ・ミンジの演技?どうなっているの。素晴らしい。言葉は判らないが、表情はなんともいえない。 表情は万国共通か。 【ご自由さん】さん 7点(2004-07-31 21:12:27) |
55.主人公の代理教師の少女の純粋さにちょっと感動。最初はやる気なさそうだったのに段々教師らしくなっていく少女にたくましささえ感じてしまう。でも、僕はこの手の映画を観るとお金のことばかり気になってしまう。結局貧乏が一番悪いのか? 【ぽじっこ】さん 6点(2004-07-18 15:57:31) |
54.13歳の少女の捨て身の捜索活動には色々な解釈があるだろうけれど、私にはやはり「どうしても生徒を減らさず50元を得たい!」という気持ちがベースにあってのことだと思えた。それがいやらしいと言えない時代背景もあるし、むしろ13歳でそこまでがんばった彼女は偉かった。その50元もきっと家族の生活の足しにしたかったわけだろうし。 そして、テレビカメラの前で自分の気持ちをたずねられ、じっくり考えた時に、お金のためだけではない「あの子が本当に心配だったんだ」というもうひとつの気持ちに気づいたのでしょう。その上での止まらない涙だったんだと思う。 芸達者な大人俳優なんて完全に食われてしまっていたフェイ先生と悪ガキのほほえましくもたくましい演技には脱帽。 【Rei】さん 8点(2004-07-02 20:13:12) |
53.小学生が教師をやんなきゃいけない環境をそもそも何とかしなさい!でも,初恋のきた道よりはましかな. 【マー君】さん 4点(2004-06-21 20:16:33) |
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52.女の子のたくましさ、ふてぶてしさにびっくり。 悪い子じゃないんだろうけど、愛想の悪さがマイナスだなぁ。 話自体は良くも悪くもなく。中国って国を知る上では勉強になった。 【ふくちゃん】さん 5点(2004-06-14 01:30:06) |
51.もっと、ほのぼの路線で行くのかと思ってたので、出演者のあまりに凄いたくましい演技?に軽く騙されました。女の子の時折見せる鋭い目つきも、ホンモノです。実は、テーマ、重かったんですね。 【rexrex】さん 5点(2004-06-13 02:10:08) |
50.経験のない若い先生が... 最後のシーンでは、ウェイ先生がすっごく綺麗になってた気がしました。私は泣きました。 【よしふみ】さん 10点(2004-05-15 00:14:01) (良:1票) |
49.女の子の必死さが泣ける>< 【刹那主義】さん 8点(2004-04-10 01:45:01) (良:1票) |
48.あの国の事情は良く知らないけど、貧しいんだろうなあ。いなくなったあの男の子はやんちゃでかわいくなくて、13歳の主人公くらいの女の子くらいの年齢なら殴ってやりたくなるかんじ。でも、探しに行く。テレビ局に突撃して、ようやくカメラの前に。その時の彼女の涙はいたたまれない。貧富とか関係なく、あいたいと思ったんだろう。エンディングの寄付の山はちょっと泣けた。チャンイーモウ3部作のなかではビリ。 |
47.泣けねえぞ、高倉健。←DVDの裏面に絶賛のコメントがあったのに。 【ヒロヒロ】さん 4点(2004-01-25 00:41:30) |
46.ちょっと期待ハズレだったかな.. 動機はともあれ..必死で探すミンジの直向きさに心を打たれます... 【コナンが一番】さん 5点(2004-01-14 11:20:03) |
45.あんなに小さい子が先生になって生徒を探すのは凄いなぁ~って思った!ペンのインクが無くなるまで紙に書いたり、ウルっときましたね。 【アンナ】さん 7点(2003-12-14 15:21:05) |
44.悔しいなあ、こんな「感動するための映画です!」って子供・貧困モノは苦手なはずなんですが、素直に感動してしまいました。演出が上手いですね、ホントに、だからこそ悔しい。しかも中国の都市間の格差や中国の人情・非人情を上手いこと織り込んで、ただのヒューマンじゃなくて社会派の一面を作ってる。上手いな。それにしても、役者はホントに素人なんだろうし、役名が本名だし、まったくすごい映画です。鼻タレ坊主が小憎らしくていい。可愛い先生がまた生意気でいい。その生意気な娘が泣き出すとさらにいい。最後は無理矢理ですな。 【fero】さん 7点(2003-12-03 22:09:25) |
43.再会するシーンが抜けているのことで残念ながら-3点。 子供達がコーラを飲みまわすシーンが印象的でした。 【にゅうたいぷ】さん 7点(2003-12-03 14:47:04) |