4.あずみの刀の特徴である、短刀の方を意識的に使った殺陣は好印象。前作で強烈なインパクトを残した「か~わ~ゆ~い~」遠藤憲一が、別キャラで復活していたのにもニヤリ。続編があるなら、毎回チョイ役での出演を希望します。ただし、アクションに特化していない分、物語へ意識が行ってしまうのが、本作の難点。やはり粗は目立ちます。展開はご都合主義が幅を利かせています。もっとも、世界観はしっかりと“ファンタジー系チャンバラ劇”なので、割り切って観れば問題ありません。時代考証的なツッコミも無しの方向で。高島礼子の「なんぼのもんじゃい!」を楽しまなくては。個人的には、前作よりは本作の方が観易いのでスキ。ただし、前作のアクの強さも捨てがたいものがある。アクションのセンスだけなら、北村監督のほうがあるのかもしれない。栗山のキャスティングは、バランスを欠きます。ルックスで主役を喰ってしまうのは、ちとマズイかと。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-27 19:01:24) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 北村版1作目といやがうえにも比較してしまう金子版なわけですよ。
金子版の方が練れてるというか、落ちついているというか、余裕すら感じちゃいました。大きく分けるとアクションシーンは冒頭、銀角なんかと共闘する中盤、高嶋礼子なんかと戦うクライマックス直前、真田軍相手の大立ち回りのクライマックスの4つ。追跡される側の冒頭、共闘者の登場で勢力分布の変化なんかを加えた中盤(冒頭の鎖帷子の効力が無くなってるのは気になるけど)、高嶋や栗山などの一騎打ちが続く終盤直前、真田軍対あずみ(どっかに乳母車があるんじゃないかと錯覚)と、それぞれ変化を付けていて、それぞれ微妙に演出を変えていて(スローモーション挿入のタイミングとかつなぎは気持ちいいし、あずみ肩なめハンディとかウマい)、飽きないんだよねえ。
力業でごりごり押す北村版は『バーサス』からあんまり変わった感じがしない。序盤から惜しみなく披露されるアクションシーンの洪水は、中盤でお腹いっぱいになってしまい、飽きちゃうんだよね。
アクションものはクライマックスに向けてのカタルシスの匙加減は必要だと思った次第。どっちが好きかといわれれば、多少下品な北村版の方が好きです。飽きようが楽しいアクション満載はたまらんですよ。 【拇指】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-14 15:22:53) |
2.《ネタバレ》 さすが脚本が『獣兵衛忍風帖』の川尻善昭。後半からの忍法合戦は見るものがありましたな。あと痺れ毒くらったときの彩ちんの顔がエロい!栗山千明も可愛かったし、彼女の活躍も見られたからそれなりに満足。タ・ダ、前半のグダグダ引っ張りすぎの編集、ラスボス倒す前のお説教がスピードを殺してしまっていて残念。これだけアクション多いんなら、やっぱりアクション撮れる監督じゃないとキビシいよ。あと高島と平の演技が手抜いてるようにしか見えんかったなぁ。前作もそうだったんだけど、若い子たちの演技不足よりも、ベテラン勢の手抜きのほうが気になる。エンケンも前作ほどハジケてなかったし。。 【ダブルエイチ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-10 01:54:37) |
1.私は1よりは好きですね(あくまで1と比べて、です)。ノリがだいぶ違うので、1が好きな人はダメかもしれません。今回のアクションも嫌いじゃないんですが、高島礼子のあのアクションの編集はやりすぎでは・・・と思いました。ただ、北村龍平のテンションも悪くないかもしれないなー、と。もう一回1を見てみようかな。 【ゆうろう】さん 6点(2005-03-21 18:18:26) |