1.《ネタバレ》 ああ、ネコたんっ! もうネコたんの存在だけで10点あげちゃいたいくらい。ネコたんんんっ!! ま、冷静に判断して、と。前作にあったディズニーコンプレックス、前作が認知されて余裕が出てきたせいか、さすがに今回は見られません。その代わりに大挙して登場するのが映画パロディ。で、問題は、多くがベタ、一部マニアックな、そのパロディが映画を動かしてゆく力になってしまっている点。まるで「裸の銃を持つ男」や「スパイ・ハード」みたい。前作はおとぎ話パロディという、世界・世代共通のネタで物語が動いていたのですが、今回はオタクさんが喜んでやっちゃってるよ、というネタも多数で(「スト2」まで出された日にゃ・・・)、同じニオイを持つ者としては笑いを共有しつつも、それでいいの?という疑問が湧いてきます。本筋そのものは前作以上にシンプルというか、シンプル過ぎて面白味に欠けますし。クライマックスのケリのつけ方なんて、「え?何が起こったの?」って。あの魔法が「アバダ・ケダブラ」クラスだって事を先に説明しといてくれないとねぇ(と、一部の人にしか判らない事を書く時点でこの映画を批判する権利ナシかぁ?)。あと、CGは、リアルなモデリングが中心で、まだ独自の映像世界の構築に至っていない感じですね。意識してピクサー的な表現に走るのを避けているのかもしれませんが、前作ほどではないにしろ、その、固体が配置されてます的な映像に違和感がつきまといました。アメリカでアニメ史上最大のヒットという事で期待しましたが、やっぱりこんなモンか、って印象でした。でも、ネコたんは最高なんです。ネコたんは。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2004-07-29 23:29:37) (笑:1票) |