7.原作が面白いのは一人称小説だから。ハリソン・フォードが演じた時点で、三人称になってしまっている。途中から妻の犯罪に気づき(読者は最後に気づくが)、後ろめたさを感じながらも保身に走る主人公の心情が全然表現されてない。それだけで面白さ半減。 【さとし@快投乱打】さん 3点(2003-06-06 09:22:23) (良:2票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 原作未読です。 落ち着いた雰囲気の中にも、異常に感情的な一面を出すことがあるハリソンフォードの演技は個人的にはかなり好きです。仕事では冷静かつやり手でも、プライベートになると情けないキャラが非常によく描けていたと思います。特に、キャロラインがラスティを誘惑するまでと、ラスティに出世欲がないとわかってから、キャロラインとラスティの主導権が逆転していく様子は凄くわかりやすかった。微妙な心理の変化を、誰が見てもわかるように伝えようとする映画にはとても好感が持てます。 「誰が真犯人なのか?」というミステリーを内包しながら進んでいく裁判もなかなか良かったと思います。証拠となる物証が多すぎるうえに、通話記録を隠すようにうっかり頼んでしまうというミスを犯していて、ラスティにとって圧倒的に不利な裁判であったにもかかわらず、凄腕弁護士とだめだめ検事のパワーバランスを利用して裁判を好転させていく様子はなかなか見ごたえがありました。特に、Bファイルを裁判で何度も持ち出し、Bファイルに関する賄賂の汚職があったラレン判事に密かに圧力をかけていく反則技は見事でした。今までの伏線がまさかそんな形で活きてくるとは・・・! 動揺した様子を見せようとしないまま、早々に裁判を切り上げようとするラスティ判事もリアリティがあってナイスです。 ラストには賛否両論あるようですが、僕も血の着いたハンマーを見つけた時点、もしくは洗っているところでエンドロール、としていれば、この映画の評価はまた違ったものになったと思います。余韻は大事。説明しすぎは蛇足です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-02 17:15:26) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 あ!ダイハードのホリーだ!! って思ったのは俺だけ??(苦笑) あまりほかの映画でお見かけしたことが、あまり無いような… 最後のオチには結構ビックリ でも あんなことする理由がイマイチ分からないなぁ あんな事ワザワザするだろうか(それを言っちゃぁいけませんがねw) 超上昇志向の女に振り回される男をハリソンフォードが好演してましたね ああいう情けない役をさせるとこの人うまい(笑) 最後が説明すぎな感がちと惜しいかなぁ そんな印象でゴザイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-05 21:48:06) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 これ確か、原作を先に読んじゃったんだっけなあ・・・。原作をホントに無難に映画化しましたっていう印象しか残らなかったですね。原作を読んだ際には、ラスト犯人が「あ、そこからそういう手で来ましたか~ナルホド!!」って、膝を叩く程度の若干サプライズがあったんですが。映画も正にそのまんま(笑)この手のミステリーって、原作⇒映画の順で観た場合、イマジネーションがより刺激されるケースもあるけど、これはあまりにそのまんま過ぎて、拍子抜けしてしまったような。80年代通して颯爽と活躍してたハリソンの体が、何とな~く重そうに見え始めたのは、この作品あたりからだったかなあ・・・。この作品以来、僕は期待度数がより高い映画ほど、作品を観るまでは極力予備知識を入れないよう配慮しとります。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-02-25 17:40:11) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 皆まで語って深さを無くす典型的な例。ラストのハンマーを洗うシーンで終わらせておけば彼がやったとも取れるし、妻がやったとも取れる。そこに映画のタイトルも相まって疑おうにも疑えないという深い終わり方になったと思うのだが。小説では確定させずに終わっていたはずだがなぜこのような愚かな変更を加えたのだろうか。 【Arufu】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-07 19:53:23) (良:1票) |
2.ハリソンフォード主演の法廷サスペンス。愛人の殺人容疑をかけられた検事。罪を追求する側からされる側へ。法廷劇が繰り広げられます。序盤は淡々とした展開にやや退屈しましたが(名前も覚え辛かった)、物語が動き出してからは面白かったです。裁判で争われているのは真実(正義)ではなく、裁判のテクニックであるというのも現実的で良かったです。ただ、弁護士がいかにも悪人顔でヤリ手だったのに対し、検察側がいたって普通だったため、竜虎相打つ論戦という感じにならなかったのは残念でした。そして待っていた驚愕の事実。ですが、個人的な好みの話をさせていただければ、犯人、動機、手口すべてが解明されるラスト5分は必要なかった気がします。(極端な話、自分は犯人不明のまま終わっても納得しました。)地下室にいるハリソンフォードの後姿で物語が終わっていれば、衝撃も大きく余韻があったと思います。あくまで好みの問題ですが。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-26 18:37:06) (良:1票) |
1.辛口が多いんですね、けっこうよくできてると思いましたよ。私は映画が好きだから、よっぽどのことがないかぎり原作は読まないのですけど、基本的に原作と映画は別と思ってます。特にサスペンスミステリーは本を先に読んでネタがわかってたらせっかくの映画がつまらないもん。「地味な、ただの奥さんでした」でもなんら疑問を持たないであろうボニー・ベデリアをキャスティングしてるのは正解だと思うし、グレタ・スカッキの過去の絡ませ方や証拠品のグラスと例の被害者の体内に残っていたモノの使われ方も面白い。そしてなんといっても灰色のアンハッピーなラストがいいじゃないですか。私利私欲のために次々と男をたらしこむ女は放っときゃよかったのよ。未練タラタラのハリソン・フォードがやけにカワイク見えてしまいました。しかしこの浮気の代償は笑いごとじゃ済まんですな。 【envy】さん 7点(2004-09-04 23:49:06) (良:1票) |