《改行表示》 5.《ネタバレ》 こりゃー。かなり心地の良い癒し映画。良いっすねー。こういう映画。 題材と舞台から考えると、すんごく眠くなりそうだったりするんですよ。さとうきびひたすら刈るだけなんで。でも、全然眠いどころか夢中見てました。かなり丁寧に作られてるんですよね。脚本からキャラクタ設定から。 で、別に感動もんって全く狙った映画じゃないんですけど、なんか泣けるんすよ。残業とかきっとでないだろうに、完成の為に進んで作業に取り掛かる前向きさとか、優しさ一杯のキャッチボールだったり、ほんと楽しそうな笑顔が一杯の最後の写真とか。 ほんと癒されまくりですわ。最後には皆良い奴で。笑顔が素敵で。中でもおじぃ・おばぁ優しすぎです。 多忙極まりない仕事に頑張っている皆様に一度深呼吸してこの映画を見ていただけたらと思う今日この頃です。 【シネマレビュー管理人】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-05-31 02:08:25) (良:3票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 男女が入り混じって共同生活を送る設定ではありますが恋愛模様が繰り広げられるわけでもなく、ただひたすら地味で単調なきび刈りの日々が描かれているだけなのに何でこんなに心に響くのでしょうか。沖縄のゆったりとした空気がそうさせるのか、いろいろなものを抱えながらも目標に向かって真摯に突き進んでいく若者たちの姿がそうさせるのか・・・・とにかく爽やかな感動を与えてくれる素晴らしい青春映画でした。 【TM】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-07-15 00:33:02) (良:1票) |
《改行表示》 3.雲が陽光を遮った瞬間、一塵の風が吹き抜けさとうきびの枝をざわざわと揺らすワンシーンでこの映画の虜に。確かに皆さんのレビュー通り安手に感じられる部分、途中参入の看護婦さんが出てきた時点で「あ、こりゃ誰か大怪我するな」って読めちゃったり、「甲子園でのノーヒットノーラン」とか「自分と同じ名前の小児患者」があったりするけど許せる範囲。回想シーンを挟まなかった事や、こういう群像もので恋愛を絡ませなかった事だけでも大英断。自分の周りの女子に谷原章介のファンが多いのもこれを観て 納得。ふうっ、俺にも深呼吸が必要なのかなあ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-04 15:19:24) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 ヒーリング映画とでもいうのでしょうか。ユルーいながらも、それぞれのキャラクターに奥行きを感じる設定と、沖縄の魅力をそこかしこに感じました。「言いたくないことは言わなくてもいい」という平良家のルールが、逆にこの作品の奥深さを感じさせます。 冒頭のひなみ(香里奈)の水泳大会、池永(谷原)が眺めている少年野球の風景、西村(成宮)の尖がった態度、土居(長澤)のリストカットの痕などなど、多くは語られないものの、みんなが何かしらの理由を持ってここにやってきたということが感じられました。それは元島民である辻本(久遠)さえも。 ラスト、みんなが笑顔と想い出をいっぱいに持って島を去っていく余韻が素晴らしかったです。現実の来年収穫時には、この映画のためにアルバイトの競争率がかなり高くなること必至でしょう!? おばあは、吉田妙子さんだったんですね・・・。気づかなかったー。さすがはベテランです。おじいと共にこの作品の柱ですね。今年は邦画の当たり年だと思うのですが、地味ながらも率直に「良い!」と思える作品でした。 私体験ですが、地獄のようだった信州キャベツ収穫バイトを思いだしました・・・。キャベツ収穫に比べれば、この5人は恵まれてますね(笑)。私のキャベツはとても映画や小説にはできないような過酷労働&劣悪待遇だったので・・・(泣&怒)。深呼吸する余裕すらなかったのです(T_T) 嗚呼、平良おじいとおばあに乾杯! 【トト】さん 8点(2004-07-31 03:47:41) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 篠原さんの作品はとても落ち着いて見ることができるカメラワークが好みです。この作品でも固定の長回しロングショット、その時の人物の構図、躍動感と微妙な心理を表現するクロースアップ、などなど実に丁寧にきれいに撮られています。離島でさとうきびを刈る若者が、刈るというただひたすら体を動かすという行為を通じての成長物語です。なるべく登場人物の背景をぼやかそう、劇的な心的変化は避けようという篠原さんの苦心はよく出ています。が、それでも、わかりやすー、というっこみを入れたくなる人物がいて、そこは思い切って全員わかりにくい者にしてほしかったなー、という感じです。それと・・・オープニングの水泳のシーン、このシーンをラスト付近の“きびフラッグ”で生かすには、途中、香里奈が語ったお父さんから教えてもらったうんぬんの説明台詞は省いてほしかった・・・、これがなんとも残念。まー、しかし男女7人の余計な距離感などをべたべた描かず、ただそれぞれがまた元に戻っていくというストーリィには好感がもてました。深呼吸して、さー、次の映画見ようっと。 【彦馬】さん 8点(2004-05-29 20:55:17) (良:1票) |