《改行表示》 11.《ネタバレ》 非常に素晴らしい映画。遠縁のじい様二人の家に預けられた少年は、時間つぶしのためにじい様から聞かされた昔の武勇伝がにわかに信じられなかった。夜の地下室で大金を発見し、じい様二人は悪い人なのかもしれないと思い始めるも・・ 昔の武勇伝が真実だったというありがちなプロットですが、これほど上手にまとめてあるものは意外とないです。昔パートの冒険活劇も非常に面白いし、現代パートも中古の飛行機や中古のライオンが届いたり、地下から大金が出てきたりと休む暇がありません。浅いと切り捨てているレビュアーさんもいますが、コメディタッチですが意外と深いことを伝えているような気はします。彼らの武勇伝は真実なのか、それとも大嘘つきの大悪党なのか?結局のところ人の生きざまというものは「何を信じて何のために生きるか」で、物事が真実かどうかは関係ないのです(これは母の所業にもかけてありますね)。 豪快でニヤッとさせられるラストは素晴らしすぎます。池に浮かぶクルーザーをバックに族長の孫がヘリで下りてくるシーンではウルウルさせられてしまいました。個人的には「男にはイイ地図が必要だ」は名セリフでしたし、話の核になる「男とは」というスピーチもシンプルで非常に深いと感じました。 日本版に限っては旧ヘラルド配給(現角川?)なのでBD化未定、DVDも廃盤で高騰しています。もっと有名になるべき名作ですが大人の事情という闇に飲み込まれてしまった非常に不運な映画です。(勿体無い話ですよ) あ、あと邦題のつけ方が最悪です。これじゃ売れないはず、素直に「Secondhand Lions-中古のライオンたち-」で良かったと思いますね。。。 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-29 21:51:54) (良:2票) |
10.『ビッグ・フィッシュ』では、ラストの葬列シーンがファンタジーであることの爽快な余韻を残しすがすがしかったのですが、この映画では、ラストに登場する石油会社の人間は、信じることの大切さなどの証明として提示され、実に説教臭くすっかりローな気分になってしまいました。登場する母親、その恋人、財産に群がる一家など、誰もかれもステレオタイプで萎えてしまうし、抱き合う少年と母親など唐突すぎるな~。それにもまして、カメラワークがなんとも凡庸。やたらクローズアップで撮る、切り返しが単調、カット割が多すぎる、構図もきまっていない、では映像的に見るべきところがないです。原題の複数形が示す通り、老人2人の象徴として描かれるライオンの演技にプラス点です。 【彦馬】さん 2点(2004-07-15 23:26:32) (良:2票) |
9.少年が預けられた伯父たちは、スーパー爺さんだった、というオハナシ。なんですが、コメディタッチだけど笑うに笑えず、ファンタジーなんだけどワクワクせず、どうも煮え切りませんなあ。どうしてこんな内容で映画作ろうと思ったのか、理解に苦しみ、私にとってはコレ、怪作のひとつ。しかし、大真面目に暴走するデュヴァルの破天荒ぶり、アホらしい話をもっともらしく語り続けるケインの茶目っ気、泣き顔オスメント君の真摯な眼差し、いずれも、そりゃ、あざといと言えばあざといかも知れないけど、時々、とってもイイ表情をして、やっぱりこのヒトたち、「持ってる」よなあ、とは思わされます。ライオンを絡めたのも上手い。でもやっぱり、ストーリーは安直でヒドイと思います。少年の成長を描いているつもり、らしいけど、はっきり言って、この少年、まったく成長してません。母に向ってついに想いを発するクライマックス、これが単なる「甘え」なんだから、もう。あと、邦題に入ってる訳のわからん読点「、」も嫌い。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-07 23:23:20) (良:1票) |
《改行表示》 8.深みこそ少ないものの、笑いあり涙ありの良い作品ですね。 「信じることは真実に勝る」ということを教えてくれる作品なので、 ラストで明かされる真相は良い意味でどちらでもよかったし、 もし結局明かされずじまいだったとしても、それはそれで素敵な作品になったはず。 そういった部分からもラストに至るまでの展開が優れていたことが証明されている。 おじさん二人はほんとかっこいいし、名コンビだなぁ。 強さや優しさを、話で示し、行動で説明する。そこに理想の父親像を感じ取った。 【チートイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-25 11:08:57) (良:1票) |
《改行表示》 7.「男にはいい地図が必要だ」という言葉が忘れられません。いまの時代、男たちにはもはや死に場所もありません。働き続けたあげくに年老いて邪魔者扱いされるばかりです。自分の力で自分の生き様を定め、そして打ち上げ花火みたいな最後をつかみ取ったじじいたちに喝采です。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-08 06:06:25) (良:1票) |
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《改行表示》 6.ほのぼのとまったりかつ、冒険劇の回想や、おっさんの大立ち回りや、盛り上げるとこは盛り上げるって感じで、安心してそこそこ楽しめる佳作です。 子供向けにしては地味、大人が見るには青臭いってな感じで、決定打にはイマイチかけます。オスメント君がどうも可愛くない。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-19 18:24:44) (良:1票) |
5.2人の豪快な爺さんがかっこよすぎで、特にロバート・デュバルにグッと来た。あの死に様も笑えた。反対にウォルター君はちょっと存在薄いねーて感じ。しかしそれも仕方ないか。その審議に関わらず、なんでもない話を長々とされてもなァと思ってしまったが、わりと面白かった。 【よーこ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-01-16 18:13:45) (良:1票) |
4.心優しいマイケル・ケインには昔近所に住んでたお爺ちゃんを思い起こされ、すっかり堅物役のロバート・デュバルは厳格だったうちの祖父と重なり、ライオンとじゃれるハーレイ・ジョエル・オスメントにはムツゴロウを彷彿させられた。 【8823】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-07-27 23:35:52) (笑:1票) |
《改行表示》 3.マイケル・ケインとロバート・デュバルにオスメント少年が絡んだヒューマンドラマというので期待したら、 あまりに薄っぺらい作りで面白くなかった。 老人の語るホラ話のような 冒険ファンタジーと現実のドラマ部分、さらにエピソードの色々もあまりに子供だましというほど 安っぽく、ファンタジー・コメディ・ヒューマンなどの多様な描き方がチグハグでうまくかみ合ってない感じが して違和感を感じるところが多かった。 【キリコ】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-04-10 21:23:17) (良:1票) |
2.「動物と子供には勝てない」らしいが、老い先短いかっこいいジジイが勝つ! 【日雀】さん 7点(2005-02-14 09:43:09) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 「信じる/信じない」「スピーチ」「証拠」「条件」まるで弁護士の使うレトリック。で、遺産全額相続でめでたくハッピー・エンド。馬鹿馬鹿しいの極み。語る物語がなきゃ口をつぐんでりゃいいのに。 【伯抄】さん 3点(2004-07-10 23:34:46) (良:1票) |