4.《ネタバレ》 私もビギナー映画ファンだったクソガキの頃に「カサンドラ・クロス」の併映で(ついでに)観ますた。残念ながら私の場合はノスタルジアよりも「泣かせようってのが余りに見え見え(過ぎ)で萎えるぞゴルァ」という気持ちの方が上回ったので辛い評価になったコト、どうかご容赦を。実話なら兎も角、フィクションで辛気臭い難病死別モノってのはどうもワザとらしくて退きます。リチャードを演じたリチャード・ジョンソンには十代の少女ステラ(パメラ・ビロレージ)を魅了するに充分な説得力が致命的に無かったのが主な原因です。もっと他にイキでダンディなナイスミドルは当時でもたくさんいたでしょうに。ルイジ・コッツィの演出も可も無く不可も無い平凡な出来。ステラの父親を演じたリカルド・クッチョーラとアノ印象的な主題曲に6点。 【へちょちょ】さん 6点(2004-10-08 14:02:58) |
3.懐かしい!こんなオジサンになんで恋する?と思ったもんだが、ステルヴィオ・チプリアーニの音楽が思春期の私を泣かす泣かす。この女優さんいまやイタリア演劇界の重鎮ですが、フルヌードを見たときはショックだったなー。 【mimi】さん 6点(2004-09-23 19:58:17) |
2.「カサンドラ・クロス」と一緒に上映されてました。生き別れた父を探して旅をする若い女の子が主人公。ひょんなことから落ちぶれたピアニストのおじさんが彼女に巻き込まれ一緒に旅をする。けれど彼女は白血病をかかえている、という悲恋ものです。中学生だった私はボロボロと泣きました。主人公の女優さんはパメラ・ピロレージというのね。イタリア人にしてはあっさりとした感じで品がよくてきれいな人なの。多感なころにワンワン泣かされた映画というのは何年たっても忘れないのね。♪ラララ・ランララ・ララララ~・ララララララ~というメロディと季節外れの海辺のシーンがきれいでした。ハミングが入るところもあったよね。映画館であんなに泣いたのはこれが初めてだったと思う。この点数は当時の素直な気持ちです。 【envy】さん 8点(2004-08-15 22:58:49) |
1.作品の出来と自分の中での価値が、必ずしもイコールで結びつかないものっていっぱいありますが、これもそんな一本。かなり雑な経緯で作られた、日本出資の英語なイタリア映画で、映画そのものもベタベタな悲劇のラブストーリー、今思えば演出にしろ演技にしろカメラワークにしろ、もっとやり様はあったよね、と感じるのですが、それでも中学時代の私にとってこの映画は宝物でした。フィルムに定着したヨーロッパの風景の美しさ、その風景に置かれたヒロインの美しさ、それだけで映画が一枚の絵画のように心に焼き付いてきます。ステルヴィオ・チプリアーニの、実はたった3曲をアレンジしまくって構成されている音楽も、そのビジュアルを彩る可憐にして美しい要素。今はホラーかB級アクションばっかりやってるニュー東宝シネマですが、当時はラブストーリーがお得意の劇場で、塾をサボってこの映画を見に行きました。今も当時と全く変わらぬ佇まい(ツッコミ入れるべきなのでしょうが)に、ここを訪れるたび、中学時代のときめきが甦るのでした(【追補】2005年4月に改装されて有楽座と名前が変わりました。かつての有楽座を知っていて、ニュー東宝シネマにも別の思い入れがある身としては、この改名は納得できませんが)。LPもCDも(ついでにアン・ルイスが歌う日本語の歌も)買ったのに、なんでLD買わなかったの、俺ちゃんのバカバカ!と思ってたのですが、DVDがついに発売になるようで嬉しい限り。心の中の絵画を汚さないかと、心配でもあるのですが。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-07-24 02:41:20) |