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[ラン]
Ran
1985年上映時間:163分
平均点:6.68 / 10(Review 102人) (点数分布表示)
アクションドラマ時代劇戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-04-12)【イニシャルK】さん
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監督黒澤明
助監督小泉堯史
米田興弘
演出本多猪四郎(演出補佐)
久世竜(殺陣)
キャスト仲代達矢(男優)一文字秀虎
寺尾聰(男優)一文字太郎孝虎
根津甚八(男優)一文字次郎正虎
隆大介(男優)一文字三郎直虎
ピーター(男優)狂阿彌
野村萬斎(男優)鶴丸(クレジット「野村武司」)
原田美枝子(女優)楓の方
井川比佐志(男優)鉄修理
宮崎美子(女優)末の方
加藤武(男優)畠山小彌太
田崎潤(男優)綾部政治
植木等(男優)藤巻信弘
油井昌由樹(男優)平山丹後
南條玲子(女優)秀虎の側室
東郷晴子(女優)楓の老女
音羽久米子(女優)秀虎の側室の老女
児玉謙次(男優)白根左門
加藤和夫【俳優】(男優)生駒勘解由
伊藤敏八(男優)長山主水
天田益男(男優)
山田明郷(男優)
藤原稔三(男優)
頭師佳孝(男優)
頭師孝雄(男優)
渡辺哲(男優)
加藤精三畠山小彌太(ノンクレジット)
原作ウィリアム・シェイクスピア「リア王」(ノンクレジット)
脚本黒澤明
井手雅人
小国英雄
音楽武満徹
岩瀬政雄(音楽プロデューサー)
撮影斎藤孝雄
上田正治
中井朝一(撮影協力)
関口芳則(撮影助手)
製作アスミック・エース
プロデューサー原正人
配給東宝
日本ヘラルド
作画黒澤明(絵コンテ)(ノンクレジット)
美術村木与四郎
村木忍
衣装ワダエミ(衣装デザイナー)
編集黒澤明
南とめ(ネガ編集)
録音矢野口文雄
吉田庄太郎
照明佐野武治
その他黒澤久雄(プロダクション・コーディネーター)
野上照代(プロダクション・マネージャー)
原田大三郎(スチール)
IMAGICA
東宝録音センター
あらすじ
戦国の世を生き抜いて年老いた武将、一文字秀虎は三人の息子に領土を分割するに当たって「一本の矢はたやすく折れるが三本束ねた矢を折るのは難しい。」と息子達に互いの協力を促すが三男の三郎は束ねた矢をへし折って父の陳腐な訓戒を批判する。怒った秀虎は領土を長男と次男にだけに分け与え三郎を追放する。だが、秀虎をひそかに憎む妻に懇願されるままに長男は秀虎を冷遇し、そして次男も・・・。シェークスピアの「リア王」に黒澤独自のエピソードを加え、日本の戦国時代を舞台に大規模な合戦シーンを交えて展開する悲劇。
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【口コミ・感想】

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1
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11.ストーリーが理解しにくくて入っていけなくてほとんどが退屈だった。おまけに3時間という長さも気になって観ているのがとても苦痛だった。だけど映像が昔の映画とは思えないほどすごく綺麗で迫力もあった。観ている最中に「この映画なに?」と聞かれて「ラストサムライだよ」とウソをついても5分くらいはばれないないと思う。
Syuheiさん 4点(2004-04-25 19:47:46)(笑:2票)
10.日本の映画の中でこれほど外国人受けする映画はないと思います。統計をとったわけではないのですが・・・でも、外国人がこの映画を評価するのは色鮮やかな旗が乱舞する合戦シーンなどの日本趣味でしかないのかもしれません。また、この映画を一度しか見ないで出来不出来を云々する方の中には外人がこの映画を見る目とそれほど変らない見方で評価していらっしゃる方も多いのではないかと思います。でも、私はこの映画を二度目に見た時にはシェークスビアの原作にはない何か、日本的、あるいは仏教的と言ってもいいかもしれない何かを感じました。二度目には長男の妻と同じ経緯で一文字家に嫁いできたのにもかかわらず寛容な心でもって秀虎を許す次男の妻やピーターが演じた狂阿弥の台詞の一言一言に着目する余裕があったせいだと思います。参考になるかどうかわかりませんが、シェークスビアは「リア王」を書くに当たって作品をキリスト教と無関係なストーリーにしたいと考え、わざと舞台をキリスト教伝来以前のイギリスに設定したそうです。だとしたら、この映画は黒澤監督がシェークスビアの意図を受けてセンター前にヒットさせたような作品かもしれません。でも、私はやはりこの作品は「黒澤」で「日本」だと思います。
かわまりさん 9点(2004-03-09 11:31:28)(良:2票)
9.冒頭の猪狩りの主役はどこまでも青く続く広大な山々。唯一家族がそろったシーンを唯一陽光まぶしい晴天としたこだわりの中で、丘の頂点に立つ人物を別の丘から撮るという贅沢。カメラから何百メートルではきかないかもしれない距離をおいて演技をする俳優たち。人間の小ささと共に舞台の背景である「世界」を最大限に見せてくれる。後半でも野村萬斎が城跡に佇む超ロングショットが無常観を醸している。一方、合戦シーンは全体を捉えずにまるでカメラが合戦のど真ん中にあるかのようにその躍動だけを見せてくる。台詞回しは不自然な舞台劇風。もちろんその時代の自然な会話というものを知らないのであくまで私見ですが、仕切りの無い、あるいは無いように見せた世界で演劇をする。つまりは映画は嘘の世界であり作られた世界であるということを前提に、でも視点は無限にあるのだという監督の映画観の表れのような気がしました。とにかくこの妥協無き画は天晴れである。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-03-26 14:16:42)(良:1票)
8.白黒のほうが黒澤映画はいいのが多い気がする。
Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 5点(2005-08-23 02:49:39)(良:1票)
7.シェークスピア「リア王」の焼き直し。主演の仲代達矢が、いかにも舞台を演じていて、鼻につきました。主役をはれる役者ではないと、あらためて思いました。狂阿彌(ピエロ)役のピーターが、意外とよかったです。脚本は戯曲からの脚色が、うまくいっているとは思えません。ひとりで書きおこした限界でしょうか・・・黒澤はもともと脚本のうまい人ではないと思います。美術は、豪華というよりは、派手。シーンごとのメリハリがなく、お金のかかったおもちゃにしか見えませんでした。高齢になって、黒澤の映画はさらに尺が長くなりました。後半は(シェイクスピアを知っているだけに)、観ているのがかなり苦痛でした。 「影武者」を、盲目的に踏襲してしまった作品。前作よりもこなれてはいますが、失敗した部分をそのまま残してしまっています。
DONGYAOSさん 3点(2004-06-17 15:09:38)(良:1票)
6.昔、「乱」がリア王を下敷きにしているという情報を知って、クロサワが三人姉妹の映画を作るのかと思って唖然とした記憶があったが、まもなく三人姉妹ではなく、三人息子のドラマと知って納得した(笑)。やはりクロサワは男の世界、ということだろう。ところで内容だが、まず痛感するのはクロサワ・ワールドを十全に表現できる役者が、この頃でも殆どいなくなっていたという事実だ。仲代達也とてこの役柄は必ずしもしっくりしてはいない。そういった事情かドラマ性がなんとなく希薄である。全体にエピソード羅列的で骨太なドラマの展開というわけにはいかない。復讐のために一文字家に嫁ぎ、奸計をもって一族も己が身も滅ぼし尽くす楓の方には、マクベス夫人より、「ニーベルンゲンの歌」(中世ドイツの叙事詩)のヒロイン、クリームヒルトの影が濃いように思われるのだが如何?ドラマの歯切れ悪さを補うかのように映像美は影武者以上のこだわりぶりで、絢爛たる色彩の氾濫だ。この作品からはクロサワ自身の衰えと老年ならではのこだわり、そして今日の芸能界事情といったものが透けて見えるような気がする。
トコトコさん 6点(2003-09-27 11:30:27)(良:1票)
5.映像はキレイでスケール感があってすごいです。ただどうしても「お城を燃やした映像が撮りたい」このための映画という気がします。道化のピーターが一番よかった。
亜流派 十五郎さん 7点(2003-08-24 19:59:48)(良:1票)
4.私の周りにもこの映画に批判的な意見の人が多くて、まあ図星だな、と私も思うだけにつらいものはあります。中学の頃親に連れられて観に行った本作が最初の黒澤体験でして、鮮烈な印象を受けた(特にラストシーン!)のが忘れられません。当時の私は何をトチ狂ったか、たまたまシェイクスピアばかり読んでたんですが、『リア王』のスケールのデカさは、この映画にも感じることができました(ちなみにワタシの能力では、『リア王』はスケールがデカ過ぎて一読では理解できなかった。トホホ。今ではとても好きだけど)。まあ、実際には、『リア王』ではなく「三本の矢の教え」が映画の発想の原点だそうですが。とにかく雑なところも目立つ映画ですが、やっぱり圧倒的な存在感のある貴重な映画には違いないと思います。あと、武満徹という作曲家を知ったのも、この映画がきっかけで、何となくイイなあ、と思ってたんですが、あまり打楽器を好まなかった武満さんにとっては異色の試みでもあったんですね。
鱗歌さん 9点(2003-07-05 20:54:45)(良:1票)
3.映像は素晴らしい。様式美の極致である。まあ、設定だとか合戦シーンだとか細部にはツッコミたいところも多いが、その辺は良しとしたい。人によって、好き嫌いは出そうだなぁと思うが、リア王を下敷きにして、こういうモノを創ってしまうのは、日本らしい。仲代は表情に迫力があり、所作が訓練されているので美しく、私は人と調和しない老王をよく演じていると思う。なので、このキャストでオッケーである。個人的には根津氏と隆氏のキャスティングも良かったと思っている。ただ・・・・・・ピーターの演技(と台詞)が過剰気味で、だんだんうざったくなってくる。彼の出演シーンをもう少し減らして、ぴりりと効かせる程度にとどめるべきではなかったか。映像美と相まって、最初は謡曲(能)の舞台を観ているような気分だったのだが、途中から狂言に変わってしまったような、そんな感じがしたからである。謡曲っぽいということは「観るつもりで観ないと、飽きる」ということでもある。
ルクレツィアの娘さん 6点(2003-06-05 19:51:11)(良:1票)
2.まず色彩の美しさ。劇場の大画面で観ていたらさぞかし圧倒されたでしょうね。原典の「リア王」はあまり好きではないんですけど、この画で見せつけられると、もうグウの音も出ません。私は日本映画を観るといつも台詞が聞き取りにくいなぁ~と思うんですが(耳が悪いのか?)、これは話を知っていたので特に問題ナシ。カラー後の黒澤作品は総体的に評価が低いようですけど、これは過去の傑作群と較べても決して見劣りする様なものではないと思います。
愚物さん 8点(2003-01-21 14:01:14)(良:1票)
1.「世界の黒澤」の名が泣く作品。邦画ファンなら、許し難い黒澤の汚点。ここに「乱」というタイトルがあること自体が遺憾。「野良犬」、「生きる」、「蜘蛛巣城」、「天国と地獄」などの名作があるはずなのに・ァΑ」
大列車強盗さん 0点(2000-12-11 00:22:22)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 102人
平均点数 6.68点
021.96%
110.98%
210.98%
310.98%
487.84%
51312.75%
61514.71%
72423.53%
81918.63%
91211.76%
1065.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.60点 Review10人
2 ストーリー評価 7.45点 Review11人
3 鑑賞後の後味 7.27点 Review11人
4 音楽評価 8.00点 Review9人
5 感泣評価 6.10点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

1985年 58回
監督賞黒澤明候補(ノミネート) 
撮影賞中井朝一候補(ノミネート) 
撮影賞上田正治候補(ノミネート) 
撮影賞斎藤孝雄候補(ノミネート) 
美術賞村木与四郎候補(ノミネート) 
美術賞村木忍候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ワダエミ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1985年 43回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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