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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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641.  フェイク
マフィアのドンや大物ではなく、下っ端のレフティを演じたパチーノの哀愁を感じさせ、抑え気味ながらも熱さを感じさせる演技は流石ですね。お互いを思い合いながらも友達になるには生まれ変わるしかないほどかけ離れた2人の友情が悲しく、特にパチーノのこの映画の一番最後の台詞にはグッとくるものがありました。そんなパチーノの存在感にひけをとらないジョニー・デップも見事。本来の仕事と友情と家庭のはざまで苦悩する男の心境が見事に伝わってくる素晴らしい演技でした。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-26 21:37:46)
642.  千年の祈り 《ネタバレ》 
楽しみにしていたウェイン・ワン監督の新作です。アメリカで暮らす娘に会いに北京からアメリカにやって来た父。母は既にこの世を去っており父と娘、離れて暮らすたった二人の家族の再生の物語。よくあるテーマですが非常に静かな映画で、その静かさが心に残る映画でした。昔から寡黙だが娘の幸せを心から願っている父、亡くなった母にも自分にも話をしてくれないそんな父が不満で、更にある事情から父に心を開かない娘、そんな父と娘であっても、言葉が通じあわず片言の英語で会話するアメリカに来たばかりの中国人とイラン人であっても、心を開いてじっくりと語り合えば必ず分かりあえる。最初は顔をつき合わせて話ができずに壁越しの会話であってもいい。本当の事を語り始めた父、そして娘。この父と娘の対話はまだ始まったばかりですが、そのラストには父と娘の今後に確実に希望を感じさせてくれる映画でした。非常に地味で静かで90分にも満たない小品。苦味はあるけれど、その苦味も深い味わいのある佳作。
[映画館(字幕)] 7点(2010-01-19 17:50:09)
643.  ミスタア・ロバーツ
部下の事を親身に思うミスタア・ロバーツ。そんな上官を誇りに思う部下達。ロバーツが部下達から次々に「お休みなさい」と声をかけられるシーンと、その後のロバーツが船を離れる際の「ヤシの木勲章」にはジ~ンときましたね。そんなヘンリー・フォンダのミスタア・ロバーツがカッコ良すぎるとともに、見事にその引き立て役に回りつつもしっかりオイシイところを持って行ったジャック・レモンのいつものコミカルな演技も流石です。艦長以下、分かりやす過ぎるほどの典型的な登場人物のキャラクター設定とストーリーではあるのですが笑えて、ホロリとさせられて、いい映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2009-12-23 21:12:14)
644.  バックマン家の人々
昔一度観て以来随分久しぶりの再見。当時は誰が誰かも分からない人もいましたが今観直すとバックマン家の皆さん、何とも豪華な顔ぶれですね。スティーブ・マーティンはいつもよりかなり抑えた演技だったものの、この人がお父さんを演じると本当にハズレ無しですね。子供たちの前でカウボーイに扮するシーンなんて最高です。そんな彼と並んでメアリー・スティーンバージェン、ダイアン・ウィーストの女性陣も流石の一言。こんな大家族の群像劇で全ての主要登場人物のキャラを立たせるのは難しいと思いますが、一人一人を見事に魅力的に描いて見せたロン・ハワード監督の確かな手腕を感じる作品です。当時はそれ程いいとは思わなかったのですが、今観るといい映画だなあ、と思える楽しくて心温まる作品です。10年、20年ぶりに観直すとこんなことがあるから映画って面白いものですね。
[DVD(字幕)] 7点(2009-12-21 21:46:45)
645.  ジュリー&ジュリア 《ネタバレ》 
ジュリアが活躍した過去、そのジュリアのレシピを再現する今を生きるジュリーという二人の実在する女性の物語。メリルがとびっきり明るくて大らかなジュリアおばさんを本当に楽しそうに魅力いっぱいに演じていましたね。今を生きるジュリーを演じたのはエイミー・アダムス。派手さは無いですが最近の僕のお気に入りの女優さんなのであります。エイミー、そして脇を固める二人の女性のご主人もなかなかの好演ではありましたが、やはりメリルのその圧倒的な演技、作品に占める存在感は群を抜いていました。作品の方は程よいコメディタッチで笑いドコロもテンポ良く配置されていましたが、やはりメリルの場面が圧倒的に見応えがあったし楽しかったですね。メリル主演で全編ジュリア・チャイルドの伝記モノになってもよかったかなあ・・・。なんて思えるくらいメリルが本当に素晴らしかったです。
[映画館(字幕)] 7点(2009-12-16 23:13:06)
646.  ウォルター少年と、夏の休日 《ネタバレ》 
思い出したようにたまに観たくなる大好きな映画です。強くて元気でカッコよく、かつ人間味あふれる頑固ジジイを演じた二人の名優にウォルター少年の笑顔に動物たちの名演技も心に残る愛すべき映画です。あまりにもベタな人物設定とストーリーですが、これだけ笑って、心温まらせてもらえれば少々無理があってもベタでも何でも構いません。あの昔話はウソかホントなのか、この作品の結末は賛否分かれる所でしょうが僕は好きです。オープニングで2人のじいさんは飛行機で無茶をしていましたが、その爽快すぎる死にザマに残した遺書までも、最後まで何もかもがカッコよすぎる二人でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-02 20:41:20)
647.  天国から来たチャンピオン 《ネタバレ》 
死んだはずの人間が天使を伴って地上に舞い戻るというファンタジーの定番のお話なのですが、この作品の最大の魅力はウォーレン・ビーティ演じる主人公の男のキャラクターでしょう。何があっても夢を諦めないその姿が実に爽やかでいいです。更に脇役も愛すべきキャラクター揃いなので、ほのぼのとした気持ちで観ることができます。記憶が消されるという結末は残酷ではありますが、それでもジョーの記憶の片隅には彼女の事がすごく小さいですが残っているようでもあり、彼女の方はジョーの正体に気づいているようであり、少し物悲しくもその後の二人にちょっとだけ期待をさせてくれるラストもとても良かったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-29 00:43:14)
648.  電撃フリントGO!GO作戦 《ネタバレ》 
昔TVで観て以来随分久しぶりに観ましたがやっぱり面白いです。これが007のパロディであることは言うまでも無い。世界各国の諜報機関が束になっても太刀打ち出来ない悪の組織にたった一人で立ち向かいその組織を壊滅させるという過酷な任務を華麗に遂行する無敵のスーパースパイ、デレク・フリント。そしてかの偉大なるシリーズをパロッた、この偉大なるB級スパイ映画で主役を演じるという過酷な任務を華麗に遂行できる俳優はジェームズ・コバーンしかいない!と思わせるハマリぶり。ちょっと怪しげなアクションながらも確実に相手を仕留める空手とフェンシングの腕前を持ち、犬の調教術に長け、料理の知識も医学の知識もプロ級で語学堪能でバレエの本場モスクワでバレエを指導するという強さと気品さ、そしてコミカルさを見事に同時に成立させている。まさにJコバーンのハマリ役ではないか。何せ古い映画だから随所に見られるショボさは致し方ないし、豪華な(そしてちょっと笑える)機能満載のスパイツールも現代の子供のオモチャの方が豪華に見えるのもご愛敬。しかし今に見るとそれがかえって愛すべきいい味のB級臭を漂わせている、これは映画の面白さでも本家と堂々と渡り合えるだけの出来を誇るB級スーパースパイ映画なのです。 原題とは全くかけ離れていながらも一度見たら忘れられないインパクトと勢いを持つ邦題も素晴らしい。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-27 22:58:40)
649.  アバウト・シュミット 《ネタバレ》 
定年退職、心にぽっかりと開いた穴。追い打ちをかけるような妻の死。一人娘の親離れ、そして結婚。彼が旅の途中招待されたキャンピングカーでとってしまった軽率な行動。人間、いくつになっても誰かに甘えたくなることってあるものですね。しかしもう甘える相手は誰もいない。そうなるとなおさらなのでしょう。そんなシュミットの心情を思うと観ていて哀しい映画だった。でも、いい映画だった。人生も晩年に差し掛かった男をジャック・ニコルソンが演じるロードムービーと言えば「最高の人生の見つけ方」を思い出します。あちらは何か別世界の出来事のような感覚で観ている自分がいました。一方で本作は僕にとっては定年退職はまだまだ先ですが、いずれはこんな時が必ずやって来る。その時、自分は幸せなんだろうか?その時、これまでの人生を振り返って果たして満足できているのだろうか?これからの生き方次第なのかな。色々と考えさせられる映画でした。ラストシーンの絵、そしてジャック・ニコルソンの様々な感情の詰まった表情は何度見ても泣けてきます。
[映画館(字幕)] 7点(2009-11-19 22:07:19)
650.  ガープの世界 《ネタバレ》 
何度か観ていますが何度観ても飽きがこない不思議な味わいがある映画です。人生、いい時も悪い時もある。どんな時も結局は今の己の人生の局面を受け入れて生きていくしかない、そんな気持ちを感じさせるガープが見せる微笑みがこの作品の人生に対する考え方なのでしょう。ロビン・ウィリアムスの持つ、この頃もその後も変わらないキャラクターや脇を固める(特に女装ジョン・リスゴー!)俳優陣の好演、ジョージ・ロイ・ヒル監督の軽妙な話術もあって、決してハッピーな話ではないし唐突に感じられる展開もあるのですが、どこかほのぼのとしていて鑑賞後の余韻も不思議といい作品です。ガープがラストでヘリコプターの中で「ヘレン、全てを忘れないで」という台詞が印象に残る。この作品を観た人はきっとそんなガープのことを忘れないでことでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-04 21:26:34)
651.  張り込み(1987)
ジョン・バダム監督に最も勢いがあった頃の作品ですね。そこにやっぱり本作でも上手い演技で楽しませてくれるリチャード・ドレイファスにブラット・パックの一員として80年代の青春映画の顔といっていい存在の一人だったエミリオ・エステベスという当時としてはかなり胸躍る組み合わせの映画。この二人の絶妙のコンビぶりが楽しく、観る者を飽きさせないストーリー展開に、刑事ものとしても、ラブコメとしても、サスペンスとしても、アクション映画としても楽しめる、色んなお楽しみがバランスよく時間内に配分されたジョン・バダムらしい良質の娯楽作です。
[映画館(字幕)] 7点(2009-11-01 14:27:22)
652.  イントゥ・ザ・ワイルド 《ネタバレ》 
この映画は観る者の今の状況によって大きく感じ方が変わる映画なのではないかと思いました。正直、主人公の青年の生き方に共感はできなかった。彼は人生から、自分の周りの環境から逃げていただけなのかもしれない。しかし少なくとも今の僕にはアラスカに向かう道中の彼の姿がすごくまぶしく映った。彼が終盤にアラスカに向かう直前に出会った老人に語った新しい何かを始める勇気、もう一度外に踏み出す勇気、思い切って生き方を変える勇気という言葉。彼の行動がこの言葉に当てはまっているかどうかは別にして、僕にとっては人生に対する勇気なんてことはすっかり忘れてしまって毎日を過ごしている自分に気付かされた映画でもありました。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-27 21:32:08)
653.  恋におちて 《ネタバレ》 
30代後半から40に差しかかる頃。自分も本作の2人と同世代になった。平均寿命通りなら人生の折り返し地点を過ぎる頃。ふと人生というものについて考えると、それなりの時間を生きてきた。そしてまだこれからの時間も随分残されている。色々と人生について最も考える世代なのかもしれない。そんな世代の揺れる気持ちを見事なまでに演じた二人の名優。デ・ニーロも勿論素晴らしい演技を披露してくれていますが、特にメリルの2人の関係と私生活の間で揺れる心を演じる抑えた演技が素晴らしいと思った。二人の一つ一つの台詞が短くて、必要以上に台詞が多すぎないのもいい。登場人物の設定もストーリーもごく普通のありがちな設定の作品。でも、見入ってしまう。表情と醸し出す雰囲気で見事に魅せるメリルとデ・ニーロ、二人の味わい深い演技をゆったりと堪能できる作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-26 21:46:26)
654.  シンシナティ・キッド 《ネタバレ》 
バイクにまたがっても、消防隊長でも、刑事に扮しても、何をやってもカッコいい。絵になる。本作では派手なアクションは無いものの闘志を内に秘めた熱い勝負師役がやっぱりサマになってカッコいいのです。女に寄り添う姿、プライドを賭けた真剣勝負の表情、画面に彼がいるだけでやっぱり絵になるのです。スティーブ・マックイーン。僕はこの男が好きだ。どうしてもマックイーンの話が長くなりますが、エドワード・G・ロビンソンが静かだが迫真の演技で見せるマックイーンとの真剣勝負は実に見応えがありました。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-23 22:05:06)
655.  グッドナイト・ムーン 《ネタバレ》 
前半は2人の母、どちらにも共感できるようでできない、エド・ハリス演じる父が頼りなくてイライラ、一体この映画はどこに向かうのか不安でしたが、中盤以降スーザン・サランドン演じる実の母のある事情が明らかになって以降は徐々にこの家族の物語に引き込まれました。こんな家族もので一度は気持ちが離れてしまった家族の再生の過程が描かれることは少なくないですが、これは再生というよりはある家族が新しい家族のカタチを築き上げていく物語。スーザン・サランドンとジュリア・ロバーツの2人の演技が素晴らしく、この2人の女優それぞれのいい特徴がよく出ていた反面、お気に入りの俳優でもあるエド・ハリスの存在感が薄かったのが残念。ラストの家族だけのクリスマスは最後の家族写真と共に一生この家族の誰もの心に残ることでしょう。いいラストシーンだった。そしてスーザン・サランドン演じる実の母の運命を最後まで見せないことがこの映画にとってはとても良かったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-20 21:48:04)(良:2票)
656.  私の中のあなた 《ネタバレ》 
僕は不治の病ものが苦手で相当評判が高くても避けてきたジャンルでしたが、迷いながらも映画館で鑑賞しました。病魔と闘う本人ではなくその妹がストーリーの軸となっているのでそれ程重さを感じさせない作りになっています。その妹役のアビゲイルが素晴らしかったです。確実に成長しているし、いい存在感も出てきましたね。本作で今後の更なる成長が楽しみになりました。その妹が大胆な行動に出る、その切ない真の理由が明らかになる頃には館内の到る所で鼻をすする声が聞こえていました。裁判がどんな判断を下そうとも結局は答を出せるのは家族でしかないのですね。心温まるテイラーの存在が嬉しく、ビーチでの一日にあのアルバムも心に残ります。母親を演じたキャメロンにとってはこの作品でこの役を演じたことは彼女の女優人生の中で大きな意味のある作品になるのではないでしょうか。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-15 22:31:20)(良:2票)
657.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り 《ネタバレ》 
アル・パチーノという俳優の凄さを改めて実感。かなりの長尺であるにも関わらず、パチーノの本当に素晴らしい名演技を堪能しているうちにあっという間に時間が過ぎていったという感じです。特にフェラーリのシーン、タンゴを踊るシーンのパチーノが強く印象に残ります。最後の全校生徒が集まる集会での演説もさすが演説王パチーノという所ですが、映画として肝心な所であるその後の展開が残念。最後に感動ドコロを持ってきたいという気持ちは分らんでもないのですが、ちょっとやりすぎてしまったように思います。映画って難しいなあと感じさせられます。そして忘れてはならないクリス・オドネルの爽やかな好演も観ていて気持ちが良かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-11 23:02:26)
658.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 
かなり無理がある展開でツッコミ所も多い作品ですが、これだけ気分よく楽しく鑑賞させてもらえれば全然OKだし、最後には観る者に「楽しかったなあ~」と感じさせてくれる作品です。ジャック・レモンのいつもながらの真面目な可笑しさというか、イイ人ぶりがよく出ていて、「アパートの鍵貸します」とは全く違った可愛らしさを見せてくれるシャーリー・マクレーンが魅力的。2時間を軽く超える長い作品ですが、ビリー・ワイルダーお得意のちょっとした笑い所や会話の可笑しさなどのアクセントが効いていて全く退屈することなく最後まで楽しめる作品です。ラストもちょっとしたユーモアを交えての見事なハッピーエンドで気分爽快。やはりビリー・ワイルダーの映画は何度観ても楽しいですね。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-10 16:57:56)
659.  大災難P.T.A.
コメディアンとして、俳優としてスティーブ・マーティンのいい味が出まくりの作品です。本作では特に中盤までは機嫌が悪く笑顔よりしかめっ面の方が多い。しかし彼の作り出す表情は笑顔もしかめっ面も、どんな表情でどんな役を演じていても嫌味にならずどこか品を感じさせる彼独特の味がある可笑しさと人間味があります。彼の出演作品一覧を見るとこれだけ多くの映画に出て多くの印象に残る演技を残しているのですがアカデミー賞には全く無縁なんですね。これも彼のその長いキャリアをコメディに捧げてきた現代のアメリカ最高のコメディアンの一人である彼の勲章なのかもしれません。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-04 18:41:23)
660.  フロント・ページ(1974) 《ネタバレ》 
毎度のことながらジャック・レモン&ウォルター・マッソーのおかしな二人が生み出す楽しさと変わることのない名コンビぶりには脱帽です。面白いと期待しながらの鑑賞でしたが、やはり期待どおりでした。元々が舞台劇だけあって作品はある建物の一室にとどまっている時間が長いですが、監督はあのビリー・ワイルダーです。本作もやっぱり観る者を飽きさせないテンポの良さは健在でした。二人の男が別れる駅でのラストシーンにいいなあ・・・。としんみりしながら観ていたら最後の最後しっかり笑い所が用意されていました。レモン&マッソーにワイルダー監督、流石です。面白かった!
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-27 19:54:36)(良:1票)
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