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1.  太陽がいっぱい
アラン・ドロンの静かな変貌ぶりが楽しい。肉をむさぼり食うシーンなんか、ほとんど野獣。ルネ・クルマンの最高作とはいえませんが、サスペンス好きは見ないといけませんね、ラストの対比はとくに素晴らしい。
7点(2003-05-25 08:07:03)
2.  カビリアの夜
完全にカビリアに感情移入させられましたねえ、口が悪く、男にいつも騙されるんだけど、求めているのはお金ではなく、純粋に自分を愛してくれる男だけ。とにかくカビリア演じるジュリエッタ・マシーナが素晴らしい。娼婦仲間同様に、視聴者も彼女の憎めないキャラクターの虜となる。騙されれば騙されるほど、いとおしさが増すカビリア、最後の場面なんて悲しすぎて言葉がでない、でも音楽を演奏する一団が彼女を囲い込み、カビリアに笑顔が戻る。唐突で意味不明なんだけど、このシーンがあるとないとではえらい違い、軽快な音楽だけがカビリアを勇気づける。finのあとリズムに合わせて踊る姿が目に浮かびそうです。
9点(2003-05-20 23:45:54)
3.  居酒屋(1956)
労働階級の貧困層をリアルに描いた作品。展開が痛々しいため、娯楽映画とはいえない。序盤に洗濯場でジェルヴェーズが男を寝取った女の姉と格闘するのだが、これが演技とは思えないほど鬼気迫っていて言葉を失う。でも、この強烈な印象が後に生きてくる、何年後かに偶然ふたりは出会うのだが、視聴者は洗濯場のシーンが強烈なため、彼女の過去を清算したいという優しさに疑惑を持つ。見事ルネ・クレマンの術中にはまってしまうのである。タイトルは「居酒屋」であるが、頻繁に画面には出てこない。でも、ジェルヴェーズの人生を狂わせ、最後は自分も酒におぼれてしまった事を考えると、見事なタイトルである。マリア・シェルの迫真の演技とリアリズム、個人的にはルネ・クレマンの最高傑作。
9点(2003-05-19 16:51:52)
4.  記憶の扉
深く心に染みるサスペンスだ。たしかに最後にどんでん返しがあるのだが、謎が解けた瞬間から署長のオノフへの尋問がすべて感動的要素へと変化する。監督業でも実績のある署長役のロマン・ポランスキーも素晴らしい、ふたりの言い争いの緊迫感、いろいろ伏線を張り巡らせ、視聴者を悩ませる。単なるオチありき映画と思う事なかれ、サスペンスに彩られた深いテーマ、「ニュー・シネマ・パラダイス」オンリーではないぞ、この監督は。
9点(2003-05-17 17:21:36)
5.  家族の肖像
家族の肖像の絵画に囲まれ、家族に対する憧れを抱く教授。そこに現れた口うるさい貴婦人を中心とした崩壊寸前の家族と美男子。孤独を願う教授と世間を知らなさすぎると罵る若者達。電話のシーンの多用がそれとなく、教授と若者達との価値観の違いを浮きぼらせる見事な演出だ。そして次第に美男子コンラッドだけに惹かれていく。「ベニスに死す」ほどの同性愛的な描写は感じないが、教授がコンラッドを意識し始める過程が見事に描かれている点も素晴らしい。それと、貴婦人達がテラスに出るシーン、なんと絶景のことか。あまりに綺麗すぎて巻き戻して何度も見てしまったほど。「地獄に堕ちた勇者ども」の家族の崩壊から一転、家族に対する憧れが描かれている今作。ルキノ・ビスコンティの思いが詰まった作品だ。
7点(2003-04-15 19:41:30)
6.  ベニスに死す
努力のみでは手に入れる事が出来ない「美」。それを否定する男の目の前に現れた美の象徴のような、美少年タジオ。それを2時間にわたり描ききったルキノ・ビスコンティ には恐れ入る。共感しづらい展開のため、客観的に芸術を楽しむといった趣だが、美しい音楽と見事なラスト、名作の名に恥じない作品だ。ただ、ルキノ・ビスコンティの最高傑作とまでは至っていない。
8点(2003-04-13 16:42:29)
7.  マレーナ
モニカ・ベルッチ の美貌、エンニオ・モリコーネの音楽。駒は申し分ないが、思春期の少年の視点が終始第三者扱いで必要性が感じられない。
3点(2003-03-30 22:06:47)
8.  イル・ポスティーノ
イタリアにある田舎町を舞台にほのぼのとした清涼感ただよう作品。字幕なしでボーと見ていても同じ評価になりそう(笑。詩人に手紙を渡すために、自転車で丘を越えるマリオ。あぁ、思い出すだけでも心が和む。でも~内容が思い出せない~
6点(2003-03-23 21:52:44)
9.  地獄に堕ちた勇者ども
かつてこれほどまでに、人間の憎悪を描いた作品があっただろうか。エッセンベック家の相続をめぐる骨肉の争いは憎しみに満ちている。始まりの誕生会、そして最後の結婚式に至るまで、人間の醜い部分をひたすら描かれており、人間不信に陥りそうなほど。母親に愛されなかったマルティン、そのことが彼を憎しみに満ちた男に変えてしまう。そう、憎しみは憎しみしか生まない、最後の自殺に追いやるシーンは憎しみと悲しみが同居したなんとも冷たい場面。最後敬礼するあたり、ナチスによる退廃時代を予感させる。
9点(2003-03-18 19:56:26)
10.  ニキータ
リュック・ベッソンって応援したくなるような殺し屋を描くのがホント上手い。ニキータも可愛くはないが、純粋で一途なところなんか、共感得られやすいように上手に描かれている。話自体は、ほとんどハリウッド映画の焼き回しなんだが、全体を漂う哀愁は彼の手腕でしょう。
8点(2003-02-25 18:16:12)
11.  ライフ・イズ・ビューティフル
前半は喜劇を見ているようなパズル的感覚で楽しめ、一転後半はナチスの収容所をメインに子供に嘘のゲームで安心させるグイドに感動させられる。笑いと涙に満ちた作品。
9点(2003-02-23 22:02:01)
12.  ラストエンペラー
収容所でかつての使用人に靴ひもを結ばせ、歯磨きまで任せ、自分では何も出来ない溥儀の姿がなんとも哀愁を漂わせる。皇帝時代には母親の死でさえ紫禁城から出ることが許されず、追放後も日本に利用されるがまま満州において皇帝になり、結果日本の中国攻撃に荷担してしまう結果となる。皇帝で何もかも自由なはずなのに、利用されるがままの束縛された生活。運命に翻弄された溥儀の生涯は見応えがあった。映像に関しては、大作ながらベルナルド・ベルトルッチの映像美学が損なわれておらず素晴らしいの一言。
7点(2003-02-23 17:43:12)
13.  1900年
5時間壮大なパノラマで描かれた映画。時代背景と友情が敵対心に変わる人間模様を織り交ぜ、スケール大きく描く。ファシズムの台頭と衰退を絡めた展開はみる者を引きつける。でもちょっと長すぎるかなぁ・・・
6点(2003-02-20 18:16:20)
14.  暗殺のオペラ
芸術性に優れた「暗殺の森」に比べ、サスペンス色が強い作品。相変わらず映像は美しいが、印象に残るシーンが意外なほど少ない。暗殺された父の真相を暴くストーリーだが、仲間であった肉屋、教師、映画館主も呼び名は個性的で憶えやすいが、人物描写が浅く、犯人探しに興味がわかない。個人的にベルトルッチには、絵画のようなカット、記憶に残るシーンを望んでいるので、物足りなさが残る。
6点(2003-02-19 23:46:31)
15.  イングリッシュ・ペイシェント
誰にも感情移入出来ない作品。みんな自分勝手に恋愛し、勝手に破綻したとしか思えない。まぁ映像はそれなりに美しかったし、最低限の水準はクリアしていると思います。
4点(2003-02-19 19:27:46)
16.  ニュー・シネマ・パラダイス
まさに芸術の域に達した映画。エンニオ・モリコーネの美しい音楽、それにリンクするような感涙シーンの数々。特にラストシーンは映画史上もっとも感動的。紛れもない傑作。
10点(2003-02-08 11:31:04)
17.  シャンドライの恋
暗殺の森ほどでないにしろ、映像だけで見せるところはさすがです。セリフを極力省いたため、状況を掴みづらいところがあるが、それ以上にシャンドライとピアニストの微妙な関係に引き込まれる。シャンドライの心理を見ている者にも考えさせる作りはベルナルド・ベルトルッチらしい。
8点(2003-01-02 09:47:51)
18.  穴(1960)
脱獄映画の最高傑作。脱獄のアイデア、脆い人間関係、衝撃のラスト申し分なし。特筆すべきはカメラワーク、単純な穴を掘るシーンに緊張感を生んだ功績は大きい。脱獄を企てる5人も個性的で、人間模様だけでも飽きさせない作りはお見事!リアルな緊張感を求めるなら「ミッドナイト・エクスプレス」なんかより、断然お薦め!!
10点(2002-12-15 16:54:07)
19.  暗殺の森
主人公マルチェロの孤独感を、青を基調とした完璧な映像美で表現されている。時代に流されることしかできない男、それに翻弄される者達、サスペンスに芸術性が伴った傑作。ラストの仲間をファシスト呼ばわりし、保全を第一に考えるマルチェロの姿に痛烈な社会批判を感じる。
10点(2002-12-11 23:59:08)
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