1. リトル・ニキータ
物語が少々粗いというか強引で、80年代テイストの安っぽさはあるが、各々の出演者は中々よい。 [地上波(字幕)] 5点(2023-08-02 13:06:00) |
2. リリィ、はちみつ色の秘密
《ネタバレ》 元はと言えば安易な結婚により夫も娘も不幸にした女の方に問題があるのにそれについての追及はなく、この作品は終始女目線で男が蔑ろにされている。若干暴力的ではあるものの、この時代としては特に問題があるとは思えないし、最終的には妻と娘に出ていかれた男があまりにも哀れ。女性や黒人の自由と自立がテーマと考えれば、それなりの作品ではあるんだろうが、偏りがあるのは否めない。 [地上波(字幕)] 5点(2023-07-16 17:29:04) |
3. Little DJ 小さな恋の物語
ストーリーは普通の病気ものだが、神木隆之介と福田麻由子が思春期の少年・少女を瑞々しく演じているのがよい。ただし、大人役は田中麗奈がよかった。 [地上波(邦画)] 6点(2023-06-26 01:42:21) |
4. リボルバー(1988)
ご都合主義的な部分はあるが、人間のどうしようもなさみたいなものは伝わってくる。その後鹿児島も変貌したので、88年当時はこんなんだったんだと思うと感慨深い。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-05-17 12:59:36) |
5. Ryuichi Sakamoto: CODA
全てをさらけ出すという感じではないので、イメージ映像的な印象はあるが、それなりに人物像的なものは描けていたようには思う。いろんな事情があったのだろうと推察するが、できれば音楽活動に専念して欲しかった。 [地上波(邦画)] 5点(2023-04-28 19:57:46)(良:1票) |
6. リード・マイ・リップス
刑務所上がりの男とモテない難聴者の女という設定を上手い具合に活かす形でストーリーが展開し、最後にピンチを切り抜けたところは中々の出来。ちなみにヒロインは倍賞美津子に見えました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-17 12:38:39) |
7. 猟奇的な彼女
「猟奇的」という題名から、男への復讐に燃える悪女が主役のサスペンス映画だと思っていたのだが、想像と全く違った。彼女の行為は単純に男の気を引きたいだけのワガママとしか思えない。通常とは逆のパターンでの異性へのアプローチだが、この手法は外見に相当自信がない限り使うべきではないでしょう。 <追記>18年ぶりに再見。内容は殆ど覚えていなかったが、前の感想と同じように単なるワガママ娘の話でしかく、たいした話でもない。終盤の展開も弱いし、オチもご都合主義的。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2023-02-10 11:10:35) |
8. リミットレス
テンポがよく楽しめるが、そのまま終わってしまって、オチがないというか弱い気が。 [地上波(吹替)] 5点(2023-02-07 11:02:53) |
9. 理想の結婚
茶番だね。人生なんてそんなものかもしれないが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-03 11:41:52) |
10. 竜とそばかすの姫
よく言えば現代的なテーマを扱ったマジメな作品。悪く言えば、ありきたりで意外性もなく盛り上がりに欠ける説教クサイ作品。高知の高校生が方言を全く話さない点に違和感。そもそもメタバースの世界を映像化するってどうなんだろうか。現時点ではメタバースが技術的に未熟なのでアニメによる映画化が商業的に成立するのかもしれないが、そのうちホンモノ世界には勝てなくなって映像表現にも限界がくるというか意味が無くなるように思えるが。となると、やはり「物語」で勝負するしかなくなるのではないか。 [地上波(邦画)] 5点(2022-09-29 05:28:16) |
11. 力道山
戦後日本のある意味「象徴」でもある力道山。所謂「TVの申し子」であり、あらたなメディアを活用しナショナリズムを高揚させた功績は大きい。しかも出身は朝鮮という複雑な事情もある。よって、時代を反映した社会派ドラマとして描けば、面白い作品になったのではないかと思うのだが、TV版で30程度カットされているせいか結構駆け足で人物伝をなぞるだけの内容(しかもフィクション多し?)になってしまっている、また、韓国製なせいかかなり偏向的であり、主役が韓国人というのもセリフに難があり違和感もある。とはいえ、昨今ではあまり取り上げられることもなく、力道山を全く知らない人も多いだろうから、題材にしたというだけでもそれなりの意義と価値はある。もう一度、日本人の手でしっかりと描いた作品のリメイクに期待したいところではある。 [映画館(邦画)] 5点(2022-06-22 13:26:42) |
12. リメンバー・ミー(2017)
「人は2度死ぬ」をテーマにしたディスニーらしい説教クサイ内容ではある。他方で独我論的に「わたしが死んだら世界が終わる」と考える人間にとっては死後の世界なんてあの世もこの世もどうでもいいわけで、この手の内容は全く受け付けないだろう。いずれにしても、流石に映像的には見応えはあるし、テンポも悪くないので飽きずに最後まで見られる。全体的には家族とか祖先とか子孫とやや保守的な内容ではあるが、その根本には「他者の評価」という価値観で生きることの是非を問うていると考えれば、それなりに楽しめるのかもしれない。親に認めて欲しくて靴屋を継ぐのではなく、音楽が好きでミュージシャンになりたいという少年の姿勢にある種の「リベラルさ」を感じられるかどうかがポイントか。 [地上波(吹替)] 6点(2022-04-21 02:26:05) |
13. 竜馬の妻とその夫と愛人
なんだこれ? <追記>13年ぶりに再見。初見は意味不明だったが、今回は事実関係を追いかけながらフィクション性を確認するという見方をした。結果、少しだけ歴史の勉強にはなった。再婚相手の西村松兵衛や義理弟の菅野覚兵衛というのは実在したらしく、おりょうが貧乏長屋暮らしをしていたのも事実のようである。おりょうのその後という着眼点は悪くはないし、そこから妄想を膨らましたのだろうが、コメディにも人情モノにもなっていない。演者はそんなに悪くないので脚本がダメということになるが。尚、「龍馬」ではなく「竜馬」としたのは司馬遼太郎を意識してのことだろう。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-04-12 01:51:53) |
14. リービング・ラスベガス
仕事と家庭の両方に失敗したら、全てを許してくれて文句も言わない娼婦のヒモになって酒三昧の日々。そんな恵まれた逆転人生はリアリティーがなくファンタジーでしかない。という意味では、ある種の「男の夢」を見させてくれる作品ではあるが、映画作品としては冗長で中身がなく、それを延々と見せられてもねえという感じ。こういうのは体験するものであって、第3者的に見るものではないんだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-01-01 18:21:50) |
15. リオ・ブラボー
武力的には劣勢なんだが、保安官という権威の威光が効いているせいか、それなりの余裕があって追い込まれている感じでもないので、緊張感が欠如してしまって全体的にノンビリしている印象。ヒロインの雰囲気はよかったが。パターナリズム的なジョンウェインの良さがわからないのと、そもそも西部劇が苦手なので評価の高い本作でそれらが覆るかと期待したんだがダメだった。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2021-05-02 15:51:55) |
16. リバー・ランズ・スルー・イット
兄の自伝とされる原作は未読だが有名なようで、所謂「詩的な表現」が随所にあるのだろうと推測する。その映像化への挑戦なわけだが、ある種の「宗教的台詞」を盛り込みつつ原作への敬意は感じられるものの、結果的には映像化に失敗したというかそもそも映像化には不向きな作品なんだろう。優秀な兄と自由な弟というのは使い古されたステレオタイプな形式ではあるが、『エデンの東』のようなヒネリもなく、よき兄弟・親子関係のまま物語は終了してしまった。回想する当人にとっては思い出深い話なんだろうが、もうちょっと兄弟を取り巻く人間が兄弟関係に揺さぶりをかけないと見ている方にとっては退屈でしかない。綺麗な自然の映像が見たいなら紀行番組で十分なわけで。ブラピは弟キャラを上手く演じていたとは思うので見所はそれぐらいかな。もうちょっと屈折しててもよかったと思うが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-03 18:59:31) |
17. リベンジ・マッチ
《ネタバレ》 「対決」をメインストリーとしながらも、テーマは「和解」になっている。よってコメディの体裁をとりつつも、全体的にはホノボノ系な作品になっている。一般的には老人になると頑固になるものだが、他方で心にシコリを残したまま死にたくない、和解したいという気持ちになるようである。本作ではライバルだけでなく元恋人や疎遠だった息子とか、様々な人間関係が和解にむけて収束していく。ただし、和解のプロセスが少々雑であり、それを名優パワーでカバーしていると言えなくもない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-24 12:06:08) |
18. リトル・フォレスト 夏・秋
《ネタバレ》 獲って、作って、食べてが延々と続く。どうやら主人公は街の生活に馴染めず、実家に戻り、自給自足の引きこもりのような生活をしているようだ。が、居座る覚悟もできず、このままでよいとも思っていないらしい。母親はこの暮らしが嫌になって出て行ったらしい。父親は不明。自給自足と言っても最低限の生活費は必要なわけで、農作物を売っている様子はないし、貯金暮らしなんだろうか?いろいろと謎が多い。ただし、里山資本主義を礼賛しているようにも思えない。橋本愛の影のある感じは悪くないんだが、農作業ばかりしているのに色白でギャップがありリアリティーもない。日焼け止めを塗り捲っているのだろうか。後編で謎が解けるのか。 [地上波(邦画)] 5点(2017-01-30 00:37:51) |
19. リトル・フォレスト 冬・春
《ネタバレ》 主人公はどうやら運搬のバイトのような事をして収入を得ていたようだ。完全な引きこもりというわけでもない。ただし、暮らしに納得できないものがあり山を出て行く。が、5年後には戻ってきている。結婚もしているようだ。この5年間で何が起こったのかは全くわからない。どこでどんな生活しようが、大事なのは本人の納得なのだが、その過程も全くわからない。結局帰ってこない母娘問題も解決していない。最後の神楽の舞で覚悟と決断と成長のようなものは感じられたが、あまりにも説明不足。人生は螺旋状という台詞は印象的だけど。 尚、無人島で1人で生きるなら別だが、電気もガスもあって、家電製品も揃っていて、「自給自足の私ステキ」なんて事にはならない。社会は分業で成り立っている。あとは生き方の選択の問題。 [地上波(邦画)] 4点(2017-01-30 00:27:14) |
20. 利休にたずねよ
《ネタバレ》 昔TVCMやってたのので、てっきり団十郎が利休かと思っていたら、海老蔵だったとは・・・。信長以降は実年齢とふた周りぐらい違うので違和感ありました。どうせなら若い時が海老蔵で、年取ってからは団十郎にすればよかったのに(これじゃやりすぎか?)。どこまで史実なのかわかりませんけど、若い時の話はあまり興味を惹かれませんね。映像的には工夫されていたかなとは思います。ただし、聚楽第のバックに大阪城ってシーンはヒドイな。 [地上波(邦画)] 5点(2016-10-14 12:36:58) |