1. Ryuichi Sakamoto: CODA
全てをさらけ出すという感じではないので、イメージ映像的な印象はあるが、それなりに人物像的なものは描けていたようには思う。いろんな事情があったのだろうと推察するが、できれば音楽活動に専念して欲しかった。 [地上波(邦画)] 5点(2023-04-28 19:57:46)(良:1票) |
2. リミットレス
テンポがよく楽しめるが、そのまま終わってしまって、オチがないというか弱い気が。 [地上波(吹替)] 5点(2023-02-07 11:02:53) |
3. リメンバー・ミー(2017)
「人は2度死ぬ」をテーマにしたディスニーらしい説教クサイ内容ではある。他方で独我論的に「わたしが死んだら世界が終わる」と考える人間にとっては死後の世界なんてあの世もこの世もどうでもいいわけで、この手の内容は全く受け付けないだろう。いずれにしても、流石に映像的には見応えはあるし、テンポも悪くないので飽きずに最後まで見られる。全体的には家族とか祖先とか子孫とやや保守的な内容ではあるが、その根本には「他者の評価」という価値観で生きることの是非を問うていると考えれば、それなりに楽しめるのかもしれない。親に認めて欲しくて靴屋を継ぐのではなく、音楽が好きでミュージシャンになりたいという少年の姿勢にある種の「リベラルさ」を感じられるかどうかがポイントか。 [地上波(吹替)] 6点(2022-04-21 02:21:40) |
4. リベンジ・マッチ
《ネタバレ》 「対決」をメインストリーとしながらも、テーマは「和解」になっている。よってコメディの体裁をとりつつも、全体的にはホノボノ系な作品になっている。一般的には老人になると頑固になるものだが、他方で心にシコリを残したまま死にたくない、和解したいという気持ちになるようである。本作ではライバルだけでなく元恋人や疎遠だった息子とか、様々な人間関係が和解にむけて収束していく。ただし、和解のプロセスが少々雑であり、それを名優パワーでカバーしていると言えなくもない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-24 12:06:08) |
5. リトル・フォレスト 冬・春
《ネタバレ》 主人公はどうやら運搬のバイトのような事をして収入を得ていたようだ。完全な引きこもりというわけでもない。ただし、暮らしに納得できないものがあり山を出て行く。が、5年後には戻ってきている。結婚もしているようだ。この5年間で何が起こったのかは全くわからない。どこでどんな生活しようが、大事なのは本人の納得なのだが、その過程も全くわからない。結局帰ってこない母娘問題も解決していない。最後の神楽の舞で覚悟と決断と成長のようなものは感じられたが、あまりにも説明不足。人生は螺旋状という台詞は印象的だけど。 尚、無人島で1人で生きるなら別だが、電気もガスもあって、家電製品も揃っていて、「自給自足の私ステキ」なんて事にはならない。社会は分業で成り立っている。あとは生き方の選択の問題。 [地上波(邦画)] 4点(2017-01-30 00:19:15) |
6. リトル・フォレスト 夏・秋
《ネタバレ》 獲って、作って、食べてが延々と続く。どうやら主人公は街の生活に馴染めず、実家に戻り、自給自足の引きこもりのような生活をしているようだ。が、居座る覚悟もできず、このままでよいとも思っていないらしい。母親はこの暮らしが嫌になって出て行ったらしい。父親は不明。自給自足と言っても最低限の生活費は必要なわけで、農作物を売っている様子はないし、貯金暮らしなんだろうか?いろいろと謎が多い。ただし、里山資本主義を礼賛しているようにも思えない。橋本愛の影のある感じは悪くないんだが、農作業ばかりしているのに色白でギャップがありリアリティーもない。日焼け止めを塗り捲っているのだろうか。後編で謎が解けるのか。 [地上波(邦画)] 5点(2017-01-29 23:41:58) |
7. 利休にたずねよ
《ネタバレ》 昔TVCMやってたのので、てっきり団十郎が利休かと思っていたら、海老蔵だったとは・・・。信長以降は実年齢とふた周りぐらい違うので違和感ありました。どうせなら若い時が海老蔵で、年取ってからは団十郎にすればよかったのに(これじゃやりすぎか?)。どこまで史実なのかわかりませんけど、若い時の話はあまり興味を惹かれませんね。映像的には工夫されていたかなとは思います。ただし、聚楽第のバックに大阪城ってシーンはヒドイな。 [地上波(邦画)] 5点(2016-10-14 11:47:16) |