1981. ハルフウェイ
《ネタバレ》 ストーリーはあってなきに等しい。リアリティはあるのではないでしょうか。「それ以上近付いたらストーカー」「ストーカーだぞー」いるいる、こういうやつ。イケメンにしか許されないイケメンジョーク。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-05 17:11:41) |
1982. Disney'sクリスマス・キャロル
《ネタバレ》 有名な原作なんですね。初めて観ました。スクルージさんが明るい人になる話でした。おそらく一番の見せ場であろう3人の妖精によるファンタジー部分は正直趣味が合いませんでした。ですが最後の15分くらい、スクルージさんのやたら明るい様子はとても愉快で楽しませてもらいました。最後の15分に5点。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-05 16:31:46) |
1983. ハンコック
《ネタバレ》 不思議な映画でした。この映画は、前半と後半で全くテイストが違いますよね?おそらく前半が好きな人は後半は好きになれないでしょうし、後半が好きな人は最初からこの映画はあまり観ようと思わないのでは・・・ぼくは前半のようなストーリーをイメージしていたので、最初から最後まで主人公の人気取りストーリーにしてくれたほうが楽しめました。本当は3点くらいにしようかと思ったのですが、奥さんもじつは超人という設定で、その力が発揮される最初のシーン(ウィルスミスがふっとばされる)があまりにも見事だったので、プラス2点します。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-05 16:23:46) |
1984. 7つの贈り物
《ネタバレ》 映画としての完成度は高いと思うのですが、どうしても納得いかないことが・・・。奥さんも含めて、自分の不注意で亡くなった7人の方への贖罪の気持ちで、自分の命と財産をすべて使って7人の善人を助けていく。そして、亡くした奥さんへの愛情はとても深い。だとしたら、その自己犠牲を伴う善行の最中に、他の人を好きになり、恋愛に発展させていくということがあるのでしょうか。と、いうところだけがやや納得いきませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-05 16:15:38)(良:1票) |
1985. タイタンの戦い(2010)
SFやアドベンチャーが大好きなので、期待しすぎてしまいました。サソリと戦うシーンが好きです。メドゥーサが何故メドゥーサになってしまったのかのエピソードが一番胸に響きました。キャラクターでは魔女3人組が良かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-04 15:58:31) |
1986. ザ・フラッシュ
《ネタバレ》 タイムトラベルに走っちゃったか~。 しかもがっつりパラレルワールド。いや、マルチユニバースというんですか?嫌いなんですよね~。後半はもうワケわかめ状態。 序盤はめっちゃ良かったのに。 赤ちゃん助けるとこ、めっちゃワクワクして、めっちゃ大笑いしたのに。 ずっとその路線で良かったのに、 過去のある1点を変えてしまうと、過去も未来も全部変わって、まったく別の世界ができてしまう。 じゃあ今までとは全く違う世界での出来事を延々と見せられるわけですよね? いや、気分乗らんわ~。そこで何をどう頑張っても、自分の元いた世界での問題は何も解決しないわけだし。 映画のほとんどが別世界での物語。しかもその世界では、スーパーガールとバットマンが、何をどうやっても殺されちゃうバッドエンドばかり。ご丁寧にふたりがやられちゃうところを何回も見せてくださる。いやいや、望んでねーよ、そんなこと。 スカッと爽快なヒーローものを見たかったのに、なんかもう暗い。 最初が暗くて、だんだん明るくなっていくなら良い。 この映画逆なんだもん。 ジャスティスリーグでは良いキャラしていたフラッシュ。もっと彼の良さを堪能できるようなヒーローエンターテイメントを期待していました。がっかりです。 もっとわかりやすく楽しい話にしてくれたらいいのに。 しかも今回の失敗がしっかり骨身に染みておきながら、ラストでまた同じ間違いを繰り返すなんて、何考えてるの。 トマト缶ひとつで世界がひとつできて、しかもその世界は破滅しちゃうような世界だったんだから、何もいじくりまわしちゃダメだってわかったんでしょ。 ほら、ブルース・ウェインがジョージ・クルーニーになっちゃったじゃん。 どーすんのよ、これ。 もう過去も未来も行くの禁止。 以上。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-04 02:42:31)(良:1票) |
1987. ワンダーウーマン 1984
《ネタバレ》 もっとわかりやすく『悪者』VS『ヒーロー』で良いのに。 全然カタルシスを感じられないヒーローもの。 こんなに長尺なのに、見所少ない。 結局、ショッピングモールで小悪党捕まえるオープニングが一番面白かった。そーゆーのもっとたくさん見たかった。 そして今回の目玉商品、『願いをかなえる石』。 なーんてルールが曖昧なんでしょう。ふわっとしすぎ。 『願いをかなえる代わりに、代償を支払う』 たったそれだけのルールなのに、何の代償払ったかわかりにくすぎ。 ワンダーウーマンが代償に力を失ったっていうんだったら、もっとはっきり一般人くらいにしてもらわないと。突然力を失って、呆然とする表情の一つでも見せてもらわないと。 バーバラにいたっては、『優しい心』とか、それが代償になるってなんかずるくない? マックスパパは、みんなの願いをかなえまくって、結局何がしたかったのかわからずじまいなんですが。 こんな消化不良感の残るヒーローものはいやだ~。 多少ストーリーが稚拙でも、ワンダーウーマンが活躍する姿が見られるならそれでOKなのに、そーゆーシーンが後半になるにつれ激減。とゆーか皆無。もしくは活躍しそうな場面でも、パワーとられちゃってるから苦戦しまくってしょぼい。 最後はどうパニックを収束させるのだろうかと思ったら、全世界の人に願いを取り消させる力技。 え?どうするのかって? それは人の良心に訴えかけるのですよ。 ほら、ごらんなさい、どっかの中東のテロリストだって改心してるじゃないですか。 ・・・・・・って、そんなわけないでしょーーー。 開いた口が塞がらないとは、まさにこのこと。この脚本書いた人だれー。 全世界の人たちがそーゆー人たちなら、世界はもっと平和です。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-01 02:28:47)(良:2票) |
1988. ゲッタウェイ スーパースネーク
《ネタバレ》 90分ずーっとカーチェイス。ひたすらパトカーとの鬼ごっこ 似たようなクラッシュシーンを見せられて、さすがに飽きます。 まるで腕のない芸人が、なんの知恵も絞らずに、同じフレーズを何十回と繰り返しているよう。 さすがにもう少し変化や抑揚が欲しくなります。 車やカーチェイスが好きな人には、それでも良いのでしょうけど・・・そうでない私には、ひたすら退屈な時間でした。 こんな役だと、イーサン・ホークの良さも十分に出ていたとは言い難い。 少女とのバディ形式で話が進んでいくのは良かったと思います。 ただ、犯人が少女にしかできない何か重大な役目を与えるのかと思ったら、結局何もなし。じゃあなぜ少女を同乗させたの?そんな感じでストーリーは穴だらけ。 それに妻を人質にとられていたとはいえ、これだけ町中を破壊して、パトカーをクラッシュさせまくった主人公が無罪放免にはならないでしょ。 逆襲に転じてからはまたちょっと面白くなりましたが、最後はやっぱりカーチェイス。 遂に黒幕を捕まえた!・・・と思ったら、捕まえていない・・・。 そんで、こんだけ好き勝手やっといて、『君のファンだよ。』ってなめとんかい。 『君の味方だよ』みたいな顔しやがって~。今更味方ヅラすんな~。イライラ。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-05-23 02:37:13) |
1989. 海月姫
《ネタバレ》 原作未読。ドラマ未見。映画のみでの感想です。 これ、連ドラ向きなんでしょうねぇ。 それぞれ背景を抱える登場人物たち。その背景によって造られる人物像。その人物像や性格から紡ぎだされる一つ一つの行動や意思決定。それが笑いをさそったり、感動したりするタイプのドラマ映画。 だとすれば、わずか2時間という厳しい時間制限のある映画とは相性が悪そうです。 1人1人が描けていないから、距離が急接近したり、極端な行動をとったりしているように見えて、違和感を感じます。 それでも割り切って、『こーゆー映画なんだ』と見ているうちは面白かった。 中盤くらいまでは普通に笑っちゃってたし。 問題は終盤。ファッションショー。 自分がファッションに疎いっていうのももちろんあるんですけど、出てくるドレスやモデルの二人が、他のファッションショーと比べてどれくらい優れているのかが、いまいちよくわからないのです。だからあんま感動もできなくて。 そもそもたったあれだけの人数で、わずか8日間で、ドレスだけならまだしもあんな舞台装置を準備するのは絶対無理でしょ。 あまりにファンタジーすぎて現実感無さすぎ。 きわめつけはラストのブルーのドレスが濡れちゃって、『え?今から乾かすの?しかもドライヤー探すところから始めるの?絶対間に合わないでしょ?』 で、やっと準備ができたと思ったら、のんきにしんみりモードで話しはじめるし。 さんざん待たせて、やっと出てきたドレスがあれで、なのにお客さんたち大絶賛で、みんな感動しまくっているフィナーレがありえなさすぎて、一気に引いてしまいました。 あと、恋愛要素ぶち込むんなら、ある程度の決着は見せてー。 [ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-05-05 01:11:01) |
1990. ピーターラビット
《ネタバレ》 なんかどっちもどっちなんだよなぁ。 トーマス・マクレガーがそんなに悪人じゃないから。 むしろ、家と庭を荒らされた被害者に見えちゃう。これじゃあウサギたちが害獣って言われても仕方が無い。 終盤になると、ピーターラビットが反省して、今度は二人の仲をとりもとうと奮闘。今までいがみあっていた二人が和解し、ピーターは自分の罪をビアに告白。で、なんか丸く収まるハッピーエンド。 ま、ハッピーエンドは嫌いではないので、後味は悪くないんですけど・・・。やっぱそれまでがねぇ。 それにビアがそのままそこに住み続けるのであれば、ピーターが果たして反省したかどうかは、はなはだ疑問。 つまり、ピーターラビットに共感できないのが問題なんだと思います。 それにファミリー層を狙ったハートフルコメディにしては、やり口が少々過激すぎやしないかい。 まさにホームアローンを連想させるようなやり口ですが、そーゆーのは人間側をはっきり悪者に描いてこそ、ウサギたちの反撃にカタルシスを覚えるものでしょう。 正直、ずっと眉をひそめて見ていましたよ。とても教育上良い映画とは思えません。 ただ映像作品としては大変すばらしく、何の違和感もなくその世界に浸ることができました。 キャラもストーリーもいまいちですが、映像だけは一級品かと。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-03-24 16:25:31) |
1991. アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング
《ネタバレ》 最初と最後は良かったんだけど・・・。 美女になった途端、(※実際美女になったわけではありません)性格が悪くなる主人公。 たとえ本当に美女に変身していたとしても、言動の数々が痛すぎて正視できないんですけど。 にもかかわらず、レネーのやることなすこと上手くいく。そんなバカな。 主人公レネーにちっとも共感できない。見ていて痛々しすぎます。 脇を固めるひとたちは良かったです。基本、悪い人間は出てこないのも、この作品には合っていたかなと。 特にエイヴリーと彼氏さんは良かったです。今作の良心と言っても過言ではありません。 エイヴリーと彼氏さんをはじめとして、魅力的な脇役のみなさまに心温まります。 レネーも悪いとこばかりではないんですけどね。 エイヴリーから新商品や宣伝に関する意見を求められて、庶民の立場から鋭い意見や的確な見解を、遠慮しながらも述べるシーンなんかお気に入りです。でもそれ以外がなぁ・・・。 レネーが上から目線で何か言葉を発するたびに、『恥ずかしいからもうやめてー』って、ずっといたたまれない気持ちでした。 [DVD(字幕)] 4点(2024-01-21 17:27:07) |
1992. 女子ーズ
《ネタバレ》 桐谷美玲、高畑充希、有村架純が出ていなければ、決して手に取ることはなかったであろう作品です。 とにかくゆるい。 笑いもゆるい。 キャラもゆるい。 バトルは論外。 まあこれはゴリゴリの企画ものであって、笑いのツボが合わなければ結構ツライと思います。 個人的に桐谷美玲は好きでも嫌いでもなく・・・。ってゆーか、最近の邦画やTⅤドラマ見ていないので、この人のことよく知らないです。 だから興味本位もあって、この人のことをちゃんと見てみたかったってのも動機の一つ。 まあ、ファンの人には大変申し訳ないのですが、役者さんとして特に彼女に何か魅力を感じることは無かったです。 高畑充希と有村架純はすっごくかわいかったと思います。 ま、この映画自体、女の子たちのPVみたいなもんかもしれないですね。 今作にでている女優さんたちのファンであれば楽しいんじゃないでしょうか。 ちなみに、ラストは5人そろって終わるほうが良かったと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2024-01-13 03:27:47)(良:1票) |
1993. エウロパ
《ネタバレ》 今この雰囲気で、何が起きているのか察してください。というタイプの映画。 親切な説明とか、わかりやすい映像とかはあまりないです。 クルー同士の会話。断片的な映像。それらをつなぎ合わせて、いろいろ想像しながら楽しむほかないです。 宇宙というなじみのない世界。だからなかなか想像力も働かない。 クルーが1人ずつ犠牲になっていくのは王道の展開と言っていいでしょう。 事故で犠牲になるクルーもいれば、未知の生物に襲われたであろうクルーも多数。その1つ1つの見せ方は丁寧。乗員が減っていくことで次第に追い詰められていく緊迫感がよく伝わってきました。 こーゆーサスペンステイストのSFって、乗組員が誰も助からないものばかり。 ハラハラドキドキは好きだし、犠牲者が出ちゃうのも構わない。でもたまには無事に生還するタイプの宇宙SFも見てみたいものです。 [DVD(字幕)] 4点(2023-11-30 01:02:57) |
1994. ブロークンシティ
《ネタバレ》 ミステリー仕立てになっているので興味は引かれるのですが、いかんせん退屈。リアルや重厚さを重視した結果、スピード感やテンポが犠牲になっている印象。俳優陣はそうそうたる顔ぶれ。にもかかわらず、この退屈さ加減はいかんともしがたい。 人物の印象付けが弱いので、顔と名前を一致させるのに集中力がいります。そんな努力を必要としちゃう時点で、映画としてはいまいち。会話の中だけでも、人物名や企業名が次から次へと出てくるので、置いていかれないように必死です。 『・・・ここはきっと驚くシーンなんだろうなぁ・・』ってのがわかるところでも、見せ方が上手くないので驚けない。 そこそこの尺にも関わらず、片付いていない問題がそのまま放置ってのもよくない。 結局恋人のナタリーとはあのまま別れてしまったのか。主人公のタガートは分別のある人物のようだが、なぜ黒人の若者を容疑が固まらないうちに射殺してしまったのか。警察署長は『射殺された黒人は犯人ではなかった』みたいなことをオープニングで言っていたが、そんなことを言われたらその事件の真相が気になって仕方が無い。にも関わらず、その事件の真相を全然教えてくれないのはなぜなのか。 そーいった気になるところがすべて放置。市長を失脚させてめでたしめでたしって空気出されても、全然すっきりしないんですけど。 助手役のケイティが魅力的だったのが、今作唯一の見どころかもしれないです。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-11-08 02:08:37)(良:1票) |
1995. マニアック(2012)
《ネタバレ》 うおお、つまんねー。頭がおかしい人の奇行凶行を延々と見せつけられるだけ。なにしろ頭がおかしくなっているから、犯行も無計画で行き当たりばったり。殺して、髪の毛むしりとって、マネキンにかぶせて、悦に入る。なぜそのような心理状態になったのか。 クールに無機質に犯行をするようなタイプなら説明は要らない。でもこの主人公のように、何かがトラウマになって、感情の起伏が激しいタイプなら、その背景の説明は必須でしょう。 母の幻や過去の思い出がちょこちょこ挿入されはしますが・・・足りない。決定的な何かが足りない。主人公が精神分裂ともとれる症状や強烈な片頭痛に悩まされるほどの説得力が足りないのです。 更には、一人称視点にも関わらず、そんな主人公に同情も共感もできない、何一つ感情移入できないままなのも辛い。辛いというか、退屈になっちゃう。ショッキングな映像を使っているにも関わらず退屈。 この映画で良かったのはアンナと過ごすひとときかな。いっそラブストーリーを主軸にしてもらって、2人の仲を親密にしてもらい、そのうえで「フランクが殺人鬼」と察してしまう流れにすれば、悲劇として盛り上がるのに。これだけの題材を扱いながら、まったく心を揺さぶられないのはある意味すごいよ。 つまりは、この映画そのものが、ものすごくマニアックな世界でした。ちゃんちゃん。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-10-04 01:57:47)(良:1票) |
1996. かぐや姫の物語
《ネタバレ》 絵があまり好きじゃないです。アニメを見たかったのであり、芸術作品を見たかったわけではないので。 そんでストーリーは、まんま竹取物語。まあ捨て丸のようなオリジナルの味付けがされてはいますが。まんが日本昔話とあまり変わらないなぁと。それでこの長尺はきつい。 キャラクターも良かったのはおばあさんと小太りの侍女くらい。あとはかぐや姫も含め、魅力的なキャラクターは皆無。帝は論外。かぐや姫も翁も自業自得なところがおおいにあって、まるで共感できません。しらけた気持ちとイライラした気分を行ったり来たりしていました。 捨て丸だけジブリのキャラクターっぽくて良かったのですが、最後の最後で裏切られた気分です。あーゆー持っていきかたにするのであれば、結婚しててほしくない。結婚しているという設定にするのならば、家族を大事にする姿をかぐや姫に見せてほしい。そうすれば、本当の幸福とは何かを考えるきっかけになるでしょう。 富や権力、名声を手に入れれば手に入れるほど、かぐや姫の表情は曇っていきます。まるで道徳の教科書を延々と見せられている気分です。普段はあまり感じないのですが、なんか今作は説教臭さが鼻につきます。 夢オチも多いし、ピーターパンみたいな描写まであるし。 なんか期待とはまるで違う代物でしたが、なぜだか最後まで目を離せない、独特の味わいがあることは確かです。 せっかくこのタイミングで古典をアニメにするのであれば、ラストくらい大改編して、思いっきりハッピーエンドにしてくれたほうがよほど爽快でした。このラストにするのなら、わざわざアニメにする必要なくない? [ブルーレイ(邦画)] 4点(2023-06-24 18:57:08) |
1997. コンプライアンス 服従の心理
《ネタバレ》 これが実話だってんだからもうびっくり。こんなのに騙される人がいるとは。オレオレ詐欺よりレベル低いでしょう。正直、『これだから低学歴は・・・』って思っちゃうレベルです。 同じ中間管理職の立場ですから、サンドラの気苦労は身につまされる思い。店長という職が、その責任、重労働に対していかに薄給であるか。サンドラには共感できるし、その苦労はわかるんですけど、だとしてもこの対応はまずい。サンドラはいい歳した大人ですから。もっと冷静に対処しないと。頭悪すぎでしょう。 『ベッキー、あなたのことを名指しできているんだから』って、いやいや、あなたが最初にベッキーの名前を相手に伝えたせいですから!サンドラは承認欲求のかたまりなので、ちょっとおだてられるとすぐに懐柔されちゃう。でも、電話の相手の所属を確認したうえで、警察に連絡してウラをとるくらいのことはしてくださいよ。 被害者の方も全く身に覚えがないなら断固拒否しなさいよ。連行されたって怖くないでしょ。潔白なうえに物的証拠だってないんだから。もう終始イライラしながら見ていました。 よー考えたら、『本部長に代わってください。』と最初に言えば済んだ話では? 同様の事件が70件?アメリカ大丈夫か? [ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-06-23 20:47:45) |
1998. スノーホワイト(2012)
《ネタバレ》 最初は面白かったんです。 幸せな幼少時代。優しい両親。その優しい母が病気で他界。そして謎の軍勢。謎の捕虜。父の再婚。再婚相手は実は魔女。 テンポが良い。ストーリーが起伏に富んでいる。続きが気になる。期待感がある。 逃げ遅れ、囚われの身となるスノーホワイト。堕ちるとこまで堕ちたヒロイン。 ここからどう這い上がっていくのか。期待が高まります。 遂に脱出!さあ、どうなる? ・・・と、良かったのはここまでで、ここから先本作は失速していきます。物語が佳境にはいればはいるほどどんどんつまらなくなっていく・・・。 普通はこーゆーテイストで攻めるならどんどん盛り上げていかないと!盛り下がる一方で、終盤の決戦が一番つまらないとはどーいうことか。 『策はある!』とか無責任なこと言って・・・ お前のいう策って、小人たちに内側から城門を開けさせることかい? そんなもんは愚策というか無策もいいとこ。そんな出たとこ勝負なアイデアで、閉ざされた城門に突撃をかけるなよ。ほら、無責任な姫様のせいでみんな死んじゃうじゃーん。 劇中心が通じ合ったみたいなトロールはどうした?スノーホワイトを認めたシシ神はどーした? 思いつきをただ映像にして並べただけで、何一つ最後の決戦に役に立っていない。 あまりの実力差に、魔女に手も足もでないスノーホワイト。 ここからどー逆転すんのかと思いきや…隠し持ったナイフでひとつきして終わり。 え?それで終わり? [ブルーレイ(字幕)] 4点(2022-11-24 02:24:56) |
1999. ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション
《ネタバレ》 遂に敵の本丸が目前に…!ここからクライマックスまで怒涛のファイナルバトル! かと思いきや、なんか爆弾が降ってきて、妹もふっとばされて、目が覚めたら戦争は終わっていました。 ・・・は?まさに狐につままれた状態です。一番の見どころをまるまる削除。最後がこれで良いんだろうか・・・。 『敵は外にも内にもいた』っていうストーリー展開は嫌いではありませんが。 なんだかんだ言ってこのシリーズはエンターテイメントというフィルターを通した反戦映画なのでしょう。 カットニス達は自分たちの自由と安全のために武器を手に取って闘いましたが、目線を相手国の民衆に置き換えれば、当然自分達は侵略者でした。それは最も嫌悪すべきスノー大統領と同じ行為だったわけですね。どんな大儀を掲げていても、罪の無い人たちの命を不当に奪う戦争に正義は無いということでしょう。 官邸前広場で起きる惨劇を目の当たりにし、大いに戸惑うカットニス。『私が望んでいたのはこーゆーことじゃない。』と、彼女の心の声が聞こえてきそうです。 自らの過ちにカットニスが気付き始めた瞬間、その代償と呼ぶにはあまりに無慈悲な現実がカットニスを襲います。なかなか事態が好転しない理不尽なシリーズものをここまで見てきたからこそ、最後はもう少し爽快な結末を期待していたんですけどね。残念です。 このシリーズの1作目を見たとき、日本で不評の意味がよくわかったものです。 そしてこの最終作を見たとき、実は1作目が一番面白かったんじゃないだろーかと思えてしまう不思議。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2022-07-28 07:24:29)(良:1票) |
2000. ハンガー・ゲーム2
《ネタバレ》 これだったらまだ前作のほうが良かったかな。 バトルロワイアル的要素はほとんどなくなり、対トラップ戦ばかり。 キャラクターも、イケメンとおばあさん。地味な内職系コンビ。エレベーターで裸になるお姉さん。この人たち以外誰が誰やらさっぱりわかりません。 夜になると、ちゃららららーん、誰?ちゃららららーん、誰?ちゃららららーん、誰?知らない人の顔が次々と夜空に浮かび上がります。しかも2夜連続。 そして極めつけは終わり方。ザ・続く。 映画のシリーズもの自体に否定的な考え方を持っているわけではありません。例えばバックトゥ・ザ・フューチャーやマーベル作品。名作ぞろいだと思っています。前述の作品のように、シリーズ共通の登場人物、世界観であっても、1回1回を1つの作品として完結させるのであれば問題ありません。 ですがこの作品は完結せずに終わらせてしまいました。そんなのは連続テレビドラマであって映画とは言わない。映画作品として発信する以上は最低限のマナーは守ってほしいものです。 今作で良かったのはチーム感。前作では嫌なやつでしかなかったエフィーだって、なんだかしんみりしちゃってチームの一員という雰囲気に。 そして望んでいた現体制への革命の兆し。 今作だけで見れば不満のほうが大きいです。 ですが次作への期待感というそれ1点においてのみ、今作はそれなりに貢献できていると思います。 それから『次に何が起こるんだろう』と気になってそれなりに集中が途切れないのも今作の良いところかもしれません。 ただ『内容が無いよう』に対し、この長尺はちょっとかんべん。 どう見ても割愛できるシーンやテンポアップできるシーンがいくつもあります。 もう少し頑張りましょう。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2022-07-11 02:50:38) |