1241. リチャードを探して
「リチャード3世」の世界と、映画づくりの舞台裏と、そこにかける役者たちの情熱が垣間見れる作品ですね。なかなか実験的でおもしろい。思わずシェイクスピアの作品を読んでみたくなりました。ついでに言うと、アル・パチーノが素で笑う姿を初めて見た気がします。 8点(2004-03-28 02:38:52) |
1242. 訣別の街
いい話なんだろうけど、イマイチ物足りなかった。政治の暗部を描いているはずなのに、その深さや暗さ、迫力が伝わってこない。第一、“悪役”の面々が弱々しすぎる。もっと“コワッ”と思わせてくれけてもよかったんじゃないかな。同じアル・パチーノで同じようなテーマなら、「ディアボロス」のほうがよかった。ところで、この話って史実なんですか? 5点(2004-03-14 22:53:14) |
1243. セルピコ
まさに日本の警察の現状そのもの。ドラマというより、ドキュメントとして観てしまいました。ただ、映画と日本の警察の最大の違いは、セルピコのような人物がいるか否かでしょう。その意味で暗澹たる気分になりました。 6点(2004-03-14 22:41:26) |
1244. 大統領の陰謀
あらかじめ大雑把なストーリーは理解していたし、米国の新聞社の雰囲気もわかったし、だんだん事件の核心部分に近づいていく雰囲気も伝わってきた。でも、なぜか腑に落ちない。後半から筋を追うのに必死になって、映画を楽しむ気分になれなかったからかな。周辺情報をもっと予習すべきだったと反省したり、こんなややこしい人物相関図をつくるなよ、と逆ギレしたり。 4点(2004-03-03 18:04:52) |
1245. バッファロー'66
クリスティーナ・リッチもかわいいけど、作品全体がチャーミングな印象。終始ニヤつきながら観てしまいました。タイトルとその理由もシャレてますね。いつか、もう一度観たいと思います。 9点(2004-03-03 17:51:32) |
1246. エニイ・ギブン・サンデー
オリバー・ストーンがスポ根ものを撮るとこうなるのね。それにしても大甘な気が…。つくづく、米人はアメフトが好きなんですね。ストーリーとは直接関係ないけど、アル・パチーノが親しくなった売春婦とコトに及んだ後、当たり前のように金を払うシーンがあったよね。この部分に、私は男の哀愁を感じました。 8点(2004-03-01 10:34:55) |
1247. スコア
単純におもしろかった。けっこうハラハラドキドキしたし。それに、この手の話にしては珍しく、一滴の血も流れなかったところがいい。よくできた痛快娯楽映画といったところでしょうか。 8点(2004-03-01 01:09:42) |
1248. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
いい映画なんだけど、アル・パチーノのファンなので、あえて言います。こういう役柄を演じるにしては、ちょっとカッコ良すぎるんじゃない? もっとくたびれた感じの、どうしようもない老人の役者が演じたほうが、訴えるものが大きかったような気がします。それに、最後の校長を論破するシーンにしても、もともと明らかに学校側の対応がおかしいのだから、あまりグッと来るものがありませんでした。余談ですが、ジョンソン大統領といえば“史上最低の大統領”といわれている上、ケネディ暗殺事件との関与も取り沙汰されている人物ですよね。その側近だったのなら、大佐も事実関係を多少は知っていたかもしれません。そういう伏線を踏まえた上での最後の演説だったとすれば、なかなか含蓄がありますね。 7点(2004-03-01 01:03:23) |
1249. グラディエーター
《ネタバレ》 戦闘シーンはなかなかの迫力。ストーリーも単純明快。しかし、大ローマ帝国の時代に、天下の皇帝がコロセウムで囚人と戦うなんてことがあり得るか? このラストにちょっと退いてしまいました。スリルのある展開だっただけに、残念。 6点(2004-02-10 18:26:47) |
1250. デンバーに死す時
終わってみれば、タイトルどおりのストーリーでした。アンディ・ガルシアが女友達のために大企業に乗り込むシーンはちょっとカッコよかった。でも、特筆すべきはそれぐらいかな。たまに繰り出される、ごくごく軽いユーモアに免じてこの点数。 7点(2004-02-10 18:01:35) |
1251. ガーゴイル(2001)
ストーリーが掴みにくいのは日仏の文化の違い?それとも演出のうち?あるいは脚本or監督が無能? まあどっちにしても、1週間も経てば忘却の彼方でしょうねぇ。そんな映画です。 3点(2004-02-05 00:43:21) |
1252. ディアボロス/悪魔の扉
やっぱアル・パチーノの存在感が抜群。終盤の長い説教にも説得力があった。単なる平板な“悪魔”じゃなかったんだね。なかなかのエンタテインメント映画でした。 8点(2004-01-31 23:10:14) |
1253. 耳に残るは君の歌声
クリスティーナ・リッチかわいい! ジョニー・デップかっこいい! でも、それだけ。けっこう壮大なストーりーなのに、超あっさり風味。 だいたい邦題がヘンだよ。センス悪すぎ。せめてもう少しふつうの日本語にしてほしかった。 5点(2004-01-29 04:46:42) |
1254. K-19
潜水艦モノで主演がハリソン・フォードと来れば、予想されるのは米人が好きな安っぽいヒーローもの。しかし、これは違った。潜水艦という密閉空間による恐怖感は食傷気味だったが、高尚な意味でのヒロイズムが堪能できた。ロシア人が英語を話すのはご愛嬌か。 7点(2004-01-29 04:38:07) |
1255. スカーフェイス
どこまでも熱い、第一級の娯楽大作。“成り上がり”の光と影が、約3時間に凝縮されている。アル・パチーノが、もっともアル・パチーノしている映画だと思います。 10点(2004-01-21 15:10:57) |
1256. 7月4日に生まれて
トム・クルーズの熱演に感嘆。心情の揺れと移り変わりが、痛いほど伝わってきました。かつてはトップ・ガンを張っていた男が……。余談ですが、オリバー・ストーンの作品にはウィレム・デフォーがよく似合う。 8点(2004-01-21 14:53:31) |
1257. 摩天楼を夢みて
タイトルとのギャップにビックリ。ここでの高評価にまたビックリ。名優ぞろいによる名演技であることは認めるけど、あの殺伐とした雰囲気にはひたすら閉口。会社や上司に対する絶望的なグチや救いようのない言い争いを、なぜ映画で延々と聞かされなければならないのか。これを「リアル」と評するということは、それだけ今の社会が病んでいるということでしょうか。自由業の私には無縁の世界ですが。 2点(2004-01-19 00:15:55) |
1258. ライフ・イズ・ビューティフル
陰惨な歴史的事実というものは、こうして軽く描かれて風化していくんだな、というのが最大の印象。時代への警鐘の意味も込めて、この点数。 0点(2004-01-07 15:49:21)(笑:1票) (良:1票) |
1259. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 前半は「シンドラーのリスト」のミクロ版という感じ。ユダヤ人収容所を扱ったものなら「映像の世紀」のほうがよほど真に迫るものがあります。唯一の特徴は後半のドイツ人将校との触れ合いでしょうが、前半のコッテリ感に比べてあっさりした印象。そして何より気に入らないのはラストです。捕まった将校を主人公がどう思ったのか、まったく描かれていない。すっかり忘れたのか、多少なりとも救いたいと思ったのか。この部分がこの映画のキモだと思うのですが、それがないばかりに、徒労感が募りました。よく言えば「画竜点睛を欠く」といったところでしょう。 3点(2004-01-07 15:33:48) |
1260. タイタンズを忘れない
予定調和のスポ根ものだけど、そこそこ面白かった。アメフトのるルールを知らないと、楽しみは半減するかな。ただ全体として、白人が黒人にものすごく気を使っているように見えたのは私だけでしょうか。 6点(2004-01-07 15:13:04) |