161. オープン・グレイヴ-感染-
《ネタバレ》 雰囲気はなかなか良かった。序盤の次々にばらまかれる伏線らしき謎もうまく回収されれば一級品のミステリーになっただろう。と書いたのは中盤以降の展開ががっかりすぎるから。しかし、それなりに楽しませてもらいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-13 22:58:51) |
162. バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
《ネタバレ》 これは何とも評価が難しい。アベンジャーズとは正反対な暗く重い映画。あまりにもパッパラパーなアベンジャーズよりは余程好感が持てる。が、それも度を越すと人にお薦めもしかねる、そう言う作品。ザック・スナイダー監督はウォッチメンはあれだけ素晴らしかったのに何故最近の作品はこうもシャープさに欠けるんだろうか?ただ、表立って批判されたらたぶん私はかばうと思う。悪い映画ではない。 [映画館(字幕)] 6点(2016-04-02 22:30:12)(良:1票) |
163. ちはやふる 上の句
《ネタバレ》 原作未読。はい、すいません。広瀬すず目当てです。それ以外ありませんです。が、結構見れた。競技かるたの体育会的なノリもよく伝わった。広瀬すずの天真爛漫なキャラクターが、千早と言うありえないくらいにポジティブなキャラクターに良く被っている。お話はおそらく相当改変して2時間に入れたと思うが、ストーリー的にはまだおさわり程度だ。後編まで見なくては分からないが、前編として一応の起承転結は押さえている。ただ、端役のキャラクターが画一的に過ぎるのがちょっと気になった。肉まんとか完全にバカじゃないか。それは確かに団体戦の鉄則だが言っちゃいかんだろ?口に出しちゃ。そこで減点しようかと思ったが、広瀬すずが思いの外良かったのでやはり6点で。 [映画館(邦画)] 6点(2016-03-19 16:55:48) |
164. 絶叫のオペラ座へようこそ
《ネタバレ》 これは珍作だ。それなりに笑える。冒頭からいきなりの三文オペラ。「ひでーな、これは」と苦笑してたら会場拍手喝采。その後、娘は多部未華子風の美女に育ち、ケッタイな連中とケッタイなミュージカルを演じる。もっとドギツいスプラッタームービーを予想していたら思いの外笑える映画でした。その後も「オペラ座のたたりを江戸時代の歌舞伎でやるぞ」とばかりに勘違い日本のオンパレード。極めつけはクライマックスに現れるデスヴォイスを効かせた歌舞伎ロック野郎。何と言うか見てて飽きないです。まぁあくまで珍味ですが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-07 22:42:12) |
165. モーガン・ブラザーズ
《ネタバレ》 スプラッタ系コメディって見る客層を選ぶし失敗したら目も当てられない駄作になるんだけど、本作はなかなかうまくできています。ゲラゲラ笑うシーンはないけど、時折プッと吹き出すシーンが絶妙に配置されてて、何と言うか見てて飽きないです。 そうか、生きた人間をミンチにすると良い成分が分泌されて良い肥料になるのか。この兄弟ならそう言う発想に至っても全然不思議はないですね。何だかオツムの足らない弟にイラつく兄ちゃんの気持ちがちょっとだけわかる気がした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-18 22:00:22) |
166. モンスターズ/新種襲来
《ネタバレ》 前作に比べて制作費は一桁上がったんじゃなかろうかと思えるくらいの派手な予告編。それにつられたわけじゃないけど、ともかく見に行きました。が、ギャレス・エドワースは本シリーズを単純な怪獣映画にする気はどうしてもないようだ。怪獣はたくさん出てくる。小っちゃいのは地面を高速に走る。だが、今作でも怪獣と人間のからみは全くない。最後の超巨大怪獣も出てきただけだ。しかし、ストーリーはそれなりに見れたのでこの点数で。ただ少し気になるのは、なぜここまで頑なに怪獣と人間をからませないのか?ひょっとして「怪獣映画を楽しむ人に本当に怖いのは人間だと言う事を教えてあげよう」と言うような考えはないよね?だとすれば大きなお世話だけど。 [映画館(字幕)] 6点(2016-02-17 22:45:47) |
167. 残穢 -住んではいけない部屋-
《ネタバレ》 うーん。残念賞だ。ホラーなのかミステリーなのか中途半端。監督はきっと真面目にホラーが撮りたかったと信じる。だから昨今のホラーにありがちなコケ脅し的な演出は一切使わなかった。それは良い。良いが、怖さの演出は足らなかった。本当に怖いと感じる演出は難しい。是非、再度チャレンジして欲しい。それと、原作未読だが、クライマックス以降の展開にははっきり不満を感じる。結局はっきり見せて終わりでは台無しだと思う。やっぱり残念賞だ。 [映画館(邦画)] 6点(2016-01-30 16:30:10) |
168. 完全なるチェックメイト
《ネタバレ》 将棋はヘタの横好き。チェスは全くの無知。の私が本作を見てそのチェックメイトの凄さが分かるのだろうか?と思ったが案の定、それは全く分からなかった。が、チェスの世界の厳しさは理解できた。ボビー・フィッシャーが精神を病んで行く過程はいかにもありそうで怖い。相手のボリス・スパスキーも同様に病んでいると分かるのはリアルだった。もう少しチェスを勉強して見れば伝説の対局の凄さが理解できたのだろうか?ちょっと残念だった。まぁ得難い体験でした。 [映画館(字幕)] 6点(2016-01-11 21:02:31) |
169. ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション
《ネタバレ》 本シリーズはこれが初見。初見がいきなりファイナルかよと言われそうだが、とりあえず劇場でチラシ見て前作までを頭に入れて見た。ところがいきなり前作までのおさらいが入りチラシ程度の情報はあっさり頭に入る。その後の展開も特に支障なし。初見でも充分見れます。 だからと言ってお話が単純そのものかと言うと決してそうでもない。独裁政権が倒れても新たな独裁が始まるだけ、それを阻止することにこそカットニスの存在意義があった。なかなか面白いストーリー展開でした。聞くところによると前作が相当つまらなかったそうですが、前作と本作を合わせて一つとしてもっとストーリーをシャープに絞り込めば良かったのかもしれないです。 [映画館(字幕)] 6点(2015-11-29 17:03:45) |
170. クロニクル
《ネタバレ》 比較的良く出来てはいるけど、まぁ率直に言って「童夢」ですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-23 21:44:19) |
171. バーニング・ブライト
《ネタバレ》 しょうもない動物パニック映画かと思ってたら思いの外ちゃんと作ってました。自閉症の弟を最後まで守り抜いたお姉ちゃんの健気さに1点プラスします。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-21 22:15:39) |
172. GAMBA ガンバと仲間たち
《ネタバレ》 原作未読。アニメは見てたが正直、あの有名な主題歌以外は覚えていない。結局のところオリジナルアニメと変わりません。見ましたが、普通によくできた冒険活劇です。お話は定番で奇をてらってないがノロイを首領とするイタチ軍団との戦いはなかなかの迫力だった。一部で話題となっているノロイの「怖さ」が足りないという批判だが、この作品が3歳未満観賞可となっている点を忘れてはならない。野村萬斎を起用して不気味に演出してこれで充分、これ以上怖くしてはならんと思う。トラウマは決して好ましいことではない。ホラーを見るのは中高生になってからで良い。ただ、1年に1回が今晩と言うのはいくらなんでも出来過ぎではと思うが、これも無粋かなぁ、うん、無粋なんだろうね。 [映画館(邦画)] 6点(2015-11-01 15:05:42) |
173. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 この映画、個人的には嫌いじゃないです。最近、出る映画がことごとく外れ続きのキアヌ・リーブスだけに、キアヌ復活と言われれば応援しなくてはと思う。それにキアヌの殺し屋ぶりも潔いと言うか、まぁ言っちゃいけないんだけど「犬と車ぐらいでそこまで怒るなよ」とは思うんだけど、敵の親分の「お前、とんでもない奴を怒らせたな」感がよく出てて面白かった。クライマックスの親分がヘリで逃げようとするのを追いかけるシーンでは、周囲の子分達の大慌ての中で、親分が1人ニヤニヤ笑い続け、「銃、銃」と慌てる腹心に後ろから銃を渡そうとしてふざけるあたりに「ダメだ。俺はもう完全に死んだ」と言うあきらめが感じられて非常に良かったのに、その後のみっともない殴り合いは興ざめでした。ラストの犬は完全に蛇足。これがなかったらもう1点おまけしたのに。 [映画館(字幕)] 6点(2015-10-18 15:40:11) |
174. ピクセル(2015)
《ネタバレ》 なんともたわいの無いストーリーだけど、これは意識的だと思ってます。80年代のアーケードゲームに熱中したオタク世代が、「今時のゲームなんて画面がリアルになっただけでつまらない!」とばかりにオタク心全開で作った映画。冒頭のゲーム大会決勝シーンなんて、当時の高橋名人vs毛利名人を思わせる演出。当時は異星人だと言われたけど、今時のゲーム世代から見ても充分異星人ですね。この世代が熱中した「パターンをつかめ」が永久に役に立つことのない能力だと改めて実感しました。パックマンの生みの親の岩谷氏が登場したのは改めてアメリカのパックマン人気の高さを感じますね。こう言う作品を本気で映画化するハリウッドの懐の深さ・・・いやこれは懐が深いと言うのかなぁ?それでも充分うらやましいです。私は。 [映画館(字幕)] 6点(2015-09-13 13:17:46)(良:1票) |
175. キングスマン
《ネタバレ》 率直に面白かったです。ただ、全体的にやり過ぎ。 英国紳士がマナーを説きつつ敵をぶち殺す。ブラックジョークなんだろうけど、本作は悪ノリしすぎに見えた。 キックアスはファンタジーとして受け入れることも出来たが、本作はさすがにファンタジーじゃない。 ホラー映画を微笑みつつ鑑賞する紳士たるホラーファンの一人として、この映画を諸手を挙げて歓迎するわけにはどうしてもいかないのです。 [映画館(字幕)] 6点(2015-09-12 13:39:31) |
176. ターミネーター:新起動/ジェニシス
《ネタバレ》 下馬評が悪かったこともあって期待度はかなり低かったが、それが功を奏してか意外に面白く感じた。少なくとも3や4よりははるかにマシだと感じる。もちろん1と2には遠く及ばないが。 本作、ターミネーターたちがとにかく弱いです。初代のT800も、2作目であれだけ無敵の強さを見せたT1000もあっさりやられるためだけに出てきてます。ターミネーターの一番の見どころであるべきところを封印してまで一体何が作りたかったのだろう?すっかり年取ったシュワちゃんに凄みが全く感じられず、新3部作と言われても「もういいよ、もう充分」と言いたくなる出来でした。 あれ?全然ほめてないな。それなりに楽しめますよ。それは嘘じゃないです。 [映画館(字幕)] 6点(2015-07-11 14:25:56) |
177. 予告犯
《ネタバレ》 原作未読。見る前の予断としては「どんな事情があるかは分からんが、この中二病をこじらせたような主人公の行動に共感も同情もしないだろう」でした。結果は半分当たり、半分外れでした。共感はしないが全く同情の余地がないかと言えばそれは嘘になる。むしろ気持ちは分からんでもない。しかしその行動には無理がありすぎる。追う刑事の側も反対側に極端で共感が得られない。どっちにも共感できないのは監督の狙いだろうか?世の中にはもっと中途半端に苦しんでいる人が圧倒的多数だと思うが、彼らに何が訴えたかったのだろうか?監督の意図は図りかねるが、2時間退屈せずに楽しめたのは事実。6点はあげて間違いないかと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2015-06-10 15:46:34) |
178. メイズ・ランナー
《ネタバレ》 細かいことを言えばきりがないですが、そこそこは楽しめました。なぜこんな巨大迷路を作らにゃならんのか?についてはツッコミはなしよと言う事で。3部作で、次作では新たな試練が彼らを待ってるのでしょうけど、個人的にはもういいかな?ってところでした。 [映画館(字幕)] 6点(2015-05-23 14:27:50) |
179. ハウンター
《ネタバレ》 これはなかなか難しい・・・。最初は前衛芸術かと思った。でも主役のアビゲイルちゃんはなかなかよろしい。最初はちょっと反抗期然としてたが、中盤以降がぜん家族を守るために立ち上がる。犯人の目的も動機もはっきりしないが、最後に犠牲者が一致団結して犯人を倒してめでたしめでたし。ホラーのようでいてホラーっぽさの全くない格調高い作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-30 16:25:15) |
180. BEFORE DAWN ビフォア・ドーン
《ネタバレ》 本作は東京・渋谷と大阪・梅田で開催されたゾンビオリンピックのイギリスからの出展作品です。本家王道はコメディに走ることなく超シリアス作品を出してきた。イギリス・ヨークシャー地方の片田舎を舞台に、美しい田園風景の中で繰り広げられる惨劇。本作のゾンビは全身から血を流し、物凄いスピードで走ります。こんなのに追いかけられたらたまったものではない。そこに訳あり夫婦がバカンスでやってきて妻が噛まれて感染。夫は妻を治そうとするが・・・まぁ悲劇的な展開しかないですね。何とも陰鬱なラストでした。映画の出来そのものは悪くはないです。が、見る人は選びますね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-19 13:26:02) |