104.この映画が名作なのは、全ての人に子供時代があり、その記憶が思い出となり懐かしさへと変わった時、この映画を観て人は自分の子供時代を照らし合わせて逝ってしまう記憶に涙し、感動するからだと思う。僕が子供の時にこの映画を観て感動しなかったのはその為だろう。そして、大人になった今、この映画を観て涙する。ノスタルジック映画の頂点に達すると思う。 【あろえりーな】さん 9点(2001-11-22 17:23:57) (良:9票) |
103.キングの作品では、理想的な親子像とはいえない親子の関係が描かれる事が多い。この作品では、ゴーディの両親は優秀なスポーツマンである兄を亡くした事をあからさまに嘆き、テディの父親は戦争の英雄であるのに頭がおかしいといわれ、クリスは自分の家庭は悪いから自分はろくな大人にならないと冷静に判断するような環境である。しかし胸がしめつけられるのはそんな両親でも子どもにとってはかけがえのない家族だということ。憎んでいても子どもにとっては自分から切り離す事のできない親。虐待を加えられても愛してやまない存在。ゴーディの哀しさも両親を愛すればこその痛みだと思う。この作品は友情を描いているけれども、少年達を結びつけていたのは、どうにもならない家族に対する切ない想いがあったからではないかと思う。ちっぽけな世界しか知らない無知で無力な子どもにとっては広い世界や知識や強い力をもっているはずの大人であっても、実は不完全な弱い人間であることに何の変わりもなく、自由にできるお金や知識や地位でそれを埋め合わせているに過ぎないのではないだろうか。子どもというのは純粋でかわいくて天使のような存在だとは思わない。冷静で鋭く賢い。ゴーディの父親は残された息子に対しとても残酷なことを言うが、それを言わしめたのは彼の思慮深さや人間的な奥行きがあったからではないか。そんな態度に直面させられた子どもは大変な責め苦を負わされる事になるが、実際ゴーディは素晴らしい友人との親交や様々な経験で少しづつ満たされない想いを埋め合わせていったのではないかと思う。冒険から帰ってきた朝、世界の全てだった街がちっぽけに見えたその時から、大きな存在であった大人達もちっぽけに感じはじめたのではないだろうか。そのようにして少年・少女時代の無邪気な淡い夢は終わりを告げるのかもしれない。 【宝月】さん 9点(2004-03-09 01:06:13) (良:3票) |
102.こちらもすでに自分の一部となっている(と勝手に思っている)ような映画なのでとても冷静に評価できる気がしないが、あえてこの映画を一言で表すとするならばやはりevergreenということになるだろう。初見時はまさに主人公たちと同じ年代だったので、彼らと同じ目線で観ていた。今回改めて観直すと、いつの間にか自分がリチャード ドレイファスの目線に近づいていることに気づいた。何れにしても、どれだけ時が経とうと映画の中の彼らはこれからもずっとあの時のままだろう。そして、何と言ってもこれだけ内容が詰まっていながら上映時間がたったの88分というところが凄い。「たった二日間離れていただけなのに、戻ってくると街は前とは随分と違って見えたーちっぽけに感じた。」というセリフが個人的には気に入っている。今でも旅行などから自分の住む街に帰ってくると同じことを思う。 【rain on me】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2018-05-23 10:44:35) (良:1票) |
101.私の中のロードムービー№1映画です。理不尽なもの、割り切れないもの、そういったわだかまりを抱え、何もかもに反発していた少年時代を思い起こさせてくれました。決して押しつけがましくない、深い余韻の感動が尾を引きます。 【K】さん 9点(2004-06-02 20:20:51) (良:1票) |
100.テレビでやってるのを久しぶりに見たけどやっぱりいいね。びびったばつ! 【だいぼう】さん 9点(2000-01-08 01:55:02) (良:1票) |
99.初見。主題歌くらいしか下知識はなく本サイトでの高評価を見たうえでの鑑賞にあまりに自らハードルを上げてしまいちょっと拍子抜けした。しかしながら、自分の子供時代をも想起させるノスタルジックな本作に心癒される自分がいる。無知で無茶で純真で。とても好感持った。この高得点は多くの人に愛されているということの裏返しでもあるのでホッとする。ぼくも自分の中にスタンドバイミーがあり、皆にもあるんだなあやっぱり。ぼくはゴーディだった。そして森にはいかずに遠回りで線路を歩くタイプ。クリスが給食費のところで慟哭するところそして努力して結果大学にいったことにはとても心打たれた。 【タッチッチ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-09-03 17:09:20) |
98.子供の頃にテレビでも何度も観た名作。仲間4人で死体探しの冒険に行く。みんな良い仲間で特にリバーフェニックスは既に大人の風格。2日間の冒険の最後に別れ際で、別れ難い雰囲気がなんとも良い。子供の映画かと最近まで思ってたが、見直すと大人でも十分楽しい。 【SUPISUTA】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-16 07:18:08) |
97.それぞれが陰のある背景を持つ思春期直前の少年4人の小冒険物語で、郷愁を誘うとてもいい作品でした。自分の子供の頃の記憶は美化され過ぎているようにも思いますが、クラス会などで年を経た同級生の殆どが昔のままであるのを見るにつけ、成長しても根っこは変らないのを実感します。ラストで大人になった主人公が「12歳の時に勝る友人をその後二度と持ったことがない。誰もがそうなのではないだろうか」と記す内容には同意しかねますが、今の感性でちょっとだけあの頃に戻ってみたくなる映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2015-01-13 23:57:34) |
96.もう何度観たんだろうか、歳をとっていくにつれて、ああ、俺もこんなだったかなと懐かしくなったかな。スティーヴン・キングや、ロブ・ライナーの歳になってきたのかな。何度も観られる映画って良いね。それと、この主題歌、頭の中で流れ続けるね。 【min】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-26 20:40:05) |
95.12歳。秘密基地とエロ本で頭がいっぱい・・、だったのが自分の抱えているものがそろそろ言葉になって立ち現れてくる年頃。なにしろ役者も映像も瑞々しくて、身体の隅々まで肌水のごとく郷愁水が行き渡る。小学校への通学路を思い出す。草の匂いも雪の感触も。自分の思い出も彼らの苦悩も、まとめて抱きしめてやりたくなる。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-09-07 18:22:22) |
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94.中学生のときに観たことがありましたが、あまり印象に残っていませんでした。今回、再び鑑賞すると最後の音楽とともにジーンとしてしまいました。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-04 02:50:03) |
《改行表示》93.失った少年の心を懐かしく眺め・・キングはこれだからやめられない! 【わさび】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-19 16:00:59) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-16 01:03:37) |
91.本当に友人は時とともにコロコロ変わっていきますが、12歳のころほどいい友人はできませんね。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-20 23:22:27) |
《改行表示》90.大人になった主人公の言葉【昔に持った友人に勝る友人をその後持ったことはない。誰しもそうなのではないだろうか・・・】 大人になってわかった気がします。。。 【ナラタージュ】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-01-19 21:26:49) |
89.何かジーンと来てしまう作品。あと線路の上を歩くときに、この映画を思い出すな~!でもってベン・E・キングの歌を口ずさんでしまうな~! 【Dr.Tea】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-07-21 19:14:15) |
【Junker】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-03 21:37:23) |
87.別に変哲のないストーリーなのに、なんでこんなに胸が震えるのか。それはきっと心の底の方に4人の少年と同じ位の年の子が潜んでいるから。誰にでもあった時代。でももう決して戻ることはできない。それを思うと狂おしい程に切なくなるのです 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-05-01 18:20:47) |
86.珠玉の作品だと思う。90分の中に親子愛だったり友情だったりいろいろなものが詰まっている。思春期を迎える前だけれど、お子ちゃま時代は卒業した…という、人生でも一瞬といえる時期の少年4人が過ごす二日間。見ている我々はその刹那感に涙してしまうのかもしれない。スティーブンキングの自伝だけあって、劇中劇(ゴーディの話)もよくできている。エースがキーファ・サザーランドだと知らなかったので驚いた。そして何よりリバー・フェニックス。彼を見ているだけで泣けます。 【ゴールドベリ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-03-26 15:08:40) |
85.”もう一度あの時代に戻りたい”そう思わずにはいられない映画、心に響く映画です。子供の頃に観てすごく感動し、大人になった今観てもやっぱり感動します。鹿のシーンとラストのセリフがとても印象に残っています。また音楽もすばらし~。 【かずっち】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-19 02:22:14) |