1.監督はノルウェーの人のようですし、スタジオカナル製作ということもあってか、
リーアムの最強オヤジものとしては、この手のアメリカ映画とは少し違った空気感がある作品です。
本作のリーアムの役どころはスゴ腕の刑事やCIAエージェントだったという過去がある訳でもなく、
雪国の小さな町の除雪作業員のただのおじさんです。しかも模範市民賞を貰うような人です。
しかし、模範市民でいるのは最初の10分程度。すぐに息子を殺した街のワルどもを次々とボコボコにしまくっていきます。
普通の田舎町の労働者のおじさんにしては強すぎる。まあ、今更リーアムさんにそんなことを言っても仕方ありませんが。
残念ながらこのテンションが続かない。
ギャング側の動きや、あまり必要と思えない警察の動きに時間を取られ、中盤は結構間延びしています。
本作が同じ監督のセルフリメイクだと知りませんでしたが、
「ファイティングダディ 怒りの除雪車」というオリジナルの邦題がなかなかに秀逸。
オリジナルは見ていませんが、こちらのリメイクにこの邦題をつけてあげたいですね。
ファイティングダディ。昨今のリーアムさんにこれほどふさわしい称号はないんじゃないかと思います。